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#岩波書店
高峰譲吉文集 いかにして発明国民となるべきか (鈴木 淳(編))
(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
高峰譲吉氏は、嘉永7年(1854年)生まれで、明治~大正期に活躍した化学者、実業家です。タカジアスターゼ、アドレナリンを発見したことで有名ですね。
本書は、その高峰氏が自らの半生を振り返りつつ、研究・起業等への情熱を綴った文集です。
研究者として、実業家としてアグレッシブに活躍
知っておきたい地球科学 : ビッグバンから大地変動まで (鎌田 浩毅)
(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
著者の鎌田浩毅さんの本は今までに「世界がわかる理系の名著」「一生モノの勉強法」等を読んでいます。
京都大学名誉教授というタイトルのわりにはちょっと規格外的な鎌田さんの雰囲気に惹かれて、この本にもトライしてみました。
私は、高校時代 “文系” だったので授業で習ったのは「化学Ⅰ」
検証 政治改革 なぜ劣化を招いたのか (川上 高志)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
興味を惹いたタイトルではありましたが、何より、著者の川上高志くんが大学時代の友人だったというのが手に取った最大の要因です。
大いに期待して読んでみたのですが、予想どおり重要な論点を押さえつつ、しっかりした立論が展開されていました。
まず、著者は、本書で検証を試みた対象である「平
ジョブ型雇用社会とは何か : 正社員体制の矛盾と転機 (濱口 桂一郎)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着書の棚で目に付いた本です。
「ジョブ型雇用」は、新型コロナ禍対策のひとつであるリモートワークの進展に伴い、日本企業においても導入が加速されつつありますが、私としてもその概要程度は頭に入れておこうと手に取ってみました。
著者の濱口桂一郎さんは労働法・社会政策の専門家です。
その立場からの、昨今の関係論
ブルシット・ジョブ ― クソどうでもいい仕事の理論 (デヴィッド・グレーバー)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
このところ “仕事” に関係するような本はできるだけ読まないようにしているのですが、かなり話題になっているようなので、ひととおり目だけでも通しておこうと手に取ってみた次第です。
“ブルシット・ジョブ” というのは「くだらない、どうでもいいような仕事」のことで、著者はこう定義しています。
ひとつの「作業」という単位でブルシットなもの
子どもの算数,なんでそうなる? (谷口 隆)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の「新着書」のリストを眺めていて、目を惹いたタイトルだったので手に取ってみました。
著者の谷口隆さんは数学者です。
谷口さんは、子どもを相手にした算数の学びの機会を通して、数々の興味深い気づきを得ていきました。
その中から2つ、特に印象に残ったものを紹介しましょう。
まずは「第3話 マルとペケ」から。
日本問答 (田中 優子・松岡 正剛)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
変わったタイトルだったので目に付きました。
松岡正剛さんも著者のひとりということで挑戦することにしました。対談の相方は社会学者(法政大学総長(注:当時))田中優子さんです。
まさにお二人ならではのとても面白そうなテーマの対談だったのですが、私にとってはちょっと荷が重すぎました。著者と読者の持っている基本的な知的素養の量と質があまり