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#エッセイ部門
児童養護施設に連れて行かれた日/こんな気持ちでマックを食べた奴はムッタと私ぐらい
小学生4年生の時、虐待が原因で児童養護施設に行く事になった。
その日の義母は様子がおかしかった。
義母が私の髪を結んだことなど、今まで一度だってなかった。
なのに、朝起きると、私の髪を2つに結んでくれた。
いつも義母はピリピリしているのに、凄く静かだった。
違和感を感じた。
父、義母、義母の連れ子(2歳)、兄、弟と車に乗って出かけた。
よく覚えていないが、建物に入るように言われた。
私と
女性部下を「相撲取り」と呼ぶハラスメント毒父に、正義を振りかざしてみた
Voicy(音声配信)にて50歳代以上男性の話しを聞く機会が増えました。
父も50代。
でも何か違う。
何か、というより何もかも違うように見える。
同じ人間は存在しないことも、個性の時代というのも承知だ。
50代というざっくりした大枠で人を捉えるのも何か違う気もする。
それでも、私の中で「父と同じ時代を生きてきた人で、こんな人達が存在するのか…」と感銘を受けてしまうのだ。
同時に父を見る度、いや
[兄が死んだ②] 「兄の最期の晩餐は三千円だった」親の愛情が計量計のように見えたら、皆苦しまないで済むのに
兄が自殺した当日
兄が死んだ①
「なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったのだろう」
兄が死んだ②
「親の愛情が計量計のように見えたら、みんな苦しまないで済むのに」
今日は、死んだ兄との初対面の日。
寝ている娘を見て、夫とクスッと笑ったあと、また少しだけ寝ていた。
目を開けてしまったら、今日が始まってしまう。
仕事日の朝とは比べられないぐらいの憂鬱感だった。
だが娘の寝顔が、死ぬほど
[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!①/結婚式より葬式を張り切る祖母
兄が自殺し、葬式・火葬が終わった。
来月には子どもが生まれる。
家族葬とはいえ、妊婦に加え2歳の娘を連れての1日。
帰路につく車の運転は集中できず、心身ともに疲れ切っていた。
娘より先に大人達が寝落ちしていた。
夜中の23時
夫のスマホに電話が入り目が覚める。
深い睡眠の邪魔をされ苛立つ。
知らない番号からの電話。
スマホには、“九州”と表示されている。
祖母だ。多分。
「でなくて