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季節・植物・音

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7月1日月曜日、今日もお疲れ様でした。
7月に入り、夏休みのご予定をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2024年前半、スキやフォローを頂きましてありがとうございました。
7月以降もどうぞ宜しくお願いいたします。
皆様今週もどうぞお元気でお過ごし下さい。

夏の夜に香る梔子 クチナシ

夏の夜に香る梔子 クチナシ

所用で時々訪れる場所にクチナシの木があるのですが、花の期間が短く、今年は逃してしまいました。

その後、生花店の店先で見かけたクチナシの花束。

思い切って買えばよかったです。

クチナシの開花は梅雨時の6~7月。

咲き始めは真っ白、次第にクリーム色へと変わり、ジャスミンに似たコクのある甘い芳香が、夜に強くなるところも魅力ですね。

ビリー・ホリデイが舞台に上がる時、髪に飾った花。
英名Gard

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夏至・紫陽花

夏至・紫陽花

今週もお疲れ様でした。

北半球では1年で最も日が長い日、夏至。

2024年の夏至は6月21日から7月5日とのことですね。

図書館の帰りに、白い紫陽花のたくさん咲いているところを通りました。

紫陽花

アジサイ科

アジサイ属

原産地 日本

開花期 5月~7月

いつの頃からか、目にする紫陽花の種類が増えましたね。

皆様は、お好きな紫陽花の色や品種はございますか?

十代の頃、仕立てて

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五月のそよ風と青い星のようなゼリー  立原道造

五月のそよ風と青い星のようなゼリー 立原道造

「五月のそよ風をゼリーにして 持ってきてください。

ひじょうに美しくておいしく
口の中に入れると すっととけてしまう

青い星のようなものが食べたいのです」

結核で入院していた立原道造が、
お見舞いに来た友人に言った言葉。
この一週間後の1939年3月29日、24歳で永眠。

恥ずかしながら、長い間、五月の清々しさを表現した詩だと勘違いしておりました。

「五月のそよ風」のようであり、さらに「

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立夏・矢車菊 エディブルフラワー

立夏・矢車菊 エディブルフラワー

2024年の立夏は5月5日から5月20日頃までとのことですね。

鮮やかな色の花が咲き始める季節ですが、好きな花のひとつ、青い矢車菊を野菜売り場で発見しました。

矢車菊の開花期は12~7月頃、
寒さに強く丈夫な一年草。

花言葉は「繊細」「優美」「優雅」「信頼」「上品」「清楚」など。

欧米の独身男性が、襟元に矢車菊を飾っていたことから「独身生活」という花言葉もあるそうです。

矢車菊(別名コー

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穀雨・ストロベリーキャンドル

穀雨・ストロベリーキャンドル

今年の穀雨は、4月19日から5月4日とのことで、あと少しで立夏ですね。

窓の外は、夜間に舞台転換が行われたかのように、桜から新緑になりました。

外出ついでの短距離ゴミ拾いも、時々ですが再開。

帰り道、果物売り場で迷った末、いちごを諦め、次に立ち寄った生花売り場で「ストロベリーキャンドルを」購入しました。

森林や日当たりの良い場所に自生し、暑さに弱く寒さに強い植物。

花言葉は「胸に火を灯す

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清明・桜

清明・桜

金曜日お疲れ様です。

今年の清明(清浄明潔)は4月4日から4月18日とのことですね。

「清浄明潔」という漢字を見ただけで眩しいです。

先日、出先で寄り道し、懐かしい地域の桜を撮影。

半年前、ある演奏会で、隣の席のご夫妻?!が「終演後に行ってみようか」と、相談していたイタリア料理店をふと思い出し、その後行ってみました。

ちなみに、この桜とイタリア料理店は全く別の地域にございます。

皆様は

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スプリング・エフェメラルspring ephemeral

スプリング・エフェメラルspring ephemeral

カタクリやギフチョウなど、
春にだけ地上に姿を現し、残りの季節は地中で過ごす植物や昆虫の総称「スプリング・エフェメラル」

ギフチョウの別名は春の女神とのことですね。

springは春。

ephemeralはつかの間の、儚い。

なんとなく、お伽噺に登場する想像上の生物のような響きです。

スプリング・エフェメラルの写真がないので(撮っておけば良かったです…)、ヘッダーは、春の夕暮れ時の空です

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贈る音楽・明日に架ける橋

贈る音楽・明日に架ける橋

原題「Bridge over Troubled Water」直訳ですと、激流に架かる橋。

ベトナム戦争当時、反戦運動中も歌われたという、皆様よくご存知の1970年の名曲ですね。

歌詞は「苦境にいる人を献身的に励ます」という内容ですが、
東日本大震災後、被災地のラジオ局でこの曲が紹介され、歌詞についてお話されていたパーソナリティさんが途中で声を詰まらせ、その後は曲だけが流れました。

当時、この

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啓蟄・マリアージュとワックスフラワー

啓蟄・マリアージュとワックスフラワー

2024年の啓蟄は、3月5日から3月20日までのようですね。

卒園式、卒業式を迎える皆様、おめでとうございます。

女子学生さんの、華やかな袴姿に影響されたせいか、柄にもなく可愛らしい花を2つ購入。
後で調べたところ、どちらも「結婚」というよろこばしい意味を持つ花でした。

「今までになかった、斬新」という意味もある、「マリアージュ」という名前のフリンジ咲きチューリップ。

ワックスフラワーは、

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雨水・眠れない夜の音楽

雨水・眠れない夜の音楽

曇の火曜、最高気温13℃

今年の雨水(うすい)は、昨日2月19日。

「雪から雨に変わり、雪解けが始まり、草木が芽生える頃」
とのことですが、このところ違和感を感じるほど暖かい日が続きました。

「春眠暁を覚えず」とは反対に、
ストレスや加齢によって「眠れない、途中で目が覚める、早すぎる時間に起きてしまう」など、様々な症状がみられることがあるようですね。

これは経験してみると大変なものです。

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贈る音楽・G線上のアリア

贈る音楽・G線上のアリア

J.S.バッハ作曲

管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068の第2曲「エールAir」

通称「G線上のアリア」

皆様よくご存知の有名曲ですが、小澤征爾さんが、かつてご友人がお亡くなりになると演奏されていた曲でもあるそうですね。

子供の時に初めて聴き、衝撃を受け、レコードに傷をつけてしまったような記憶のある「G線上のアリア」

コロナ禍で開催された、数少ない有観客コンサートに伺った時のことです。

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立春・マルバルスカス

立春・マルバルスカス

2024年の立春は2月4日から2月18日。

新しいことをはじめると良い時期でもあるそうですが、皆様はいかがでしょうか。

立春とはあまり関係がないのですが、写真の植物は、先日購入したばかりの「マルバルスカス」です。

昨年の2月、葉が笹のような「イタリアンルスカス」を買ったのですが、なんとあの酷暑も乗り越え今も健在です。

鉢植えではなく、水の入った花瓶の中で、ここまで長く持つとは思いもよらず驚

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