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思想家の休日

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#理想

出会いや別れ

出会いや別れ

会っても有っても、すぐ失ったり、無くなってしまうものばかりだし、奇跡も跡形もなく消え去ったし、潰えた思い出の端に触れては、あたかも、そこに有ったものが、有した意味などや、主体性もなく彷徨う君が謳う原理や、もたらされる罪などに縺れるだけの、私たちの心情にのさばるものが、物語を攪拌しながら、知ったような顔をして、近付く誤りばかりを加速させる女々しい人々や、損傷した価値を崇めるだけの、弱った人々の縮図や

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不滅

不滅

いつかずっとこのまま、君はいなくなってしまうだけだ、と制限をもたらす時間の中で加速する原理にとどまるだけの、恋の終わりにひしめく風、過激な感情に支配され続けている女性たち、リリカルな街では、現実性も損なわれ、煩わしいだけの世界から逸脱し、あらゆる制限を飛び越えて、延々と超越し続ける先で、付きまとう憎しみや、沁み入る慈しみにより、自己批判を続けるほどに、生まれた罪深い定めなどなどを謳うだけの、過激な

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散布

散布

誰が悪と定めて、君たちを裁くのか?と、強い口調で妨げる災いの数、混沌とした理由と、流動していく意識の本質、愛していた君をも騙して、全くに消え行く季節に媒介する虫と遊ぶ子供心の住居や巣、認識に巻き込まれては、衝突を繰り返し、過信ばかりの日々に追いかけ回されては、たちまちに現れる物事を、意識的に解除して、制限なんか持たずに、現れる群像や、吐瀉物やら、悲劇のソース、ランダムな心情に濾過されていく窮境、引

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簡単

簡単

偏った思想を撒き散らす悪魔たちの論争、あらゆる弊害を生み出す、退屈な理想を駆逐する法の番人たち、窮屈な世界を崇める新たな宗教の吐瀉物で滑り、頭を打ち、気を失っている傀儡たち、堕落した俯瞰から広がる主観性なんてものすら、嘘偽りであるし、あらゆる本質は、屈折したものばかりであるし、君たちが、信仰したり、信用したりしているものは、まがいものばかりであるし、そこかしこで、復元されたりしているものが、横暴に

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号哭

号哭

神々しい欠如の最中、定めるものもなく、ただ、空虚な世界の中では、平和というのは、重要ではなく、混沌とした今に迫る無意味さや、差額や、錆びた権利や、争うほどに、食い込む意味や、つたない罪を廃棄処分して、前衛的な価値を高尚なものとして崇める、芸術的な昇華を終え、実体すら持たずに、ネットワークの中を彷徨う、意思や意識、絶えず加速していく哀れさを突き破り、紊乱な社会が吐き出す普遍性を叫ぶ、たった一人の声が

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捩れる

捩れる

悲しみの立方体、愛による効能や、泥濘に住まう孤独な老人の起床、延々と生み出される、完璧な球体を眺め、ぼんやりとした日常が加速して、猥雑な森羅万象や、悲観的な感性が蠢く、日常的な呪詛、寛容な今朝に繋がれてしまった意図や、全くの苦痛を受け入れるための、器としての君が、生贄として運ばれて行く儀式の跡、あいまいな理想が、リセットボタンを押すまにまに、恒久的な工事が続き、通行止めになり、入られなくなった傷つ

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快感

快感

法などは、雲のようなものだ、と、哲学者がカタルシスに至るまでの距離に生まれた空白に、うずくまる動機を攪拌させる、孤独な少女、幼き道理が、誰かを、ガラクタに変えるころ、不潔な普遍性が加速して、世界を、いじらしく虐めるだけの君の支配、憎しみばかりを吸い込み成長した紙幣や貨幣、感染症を抱えた野良犬や、飛行機に掴まる巨大な蜘蛛、運命的なものを掲げては、加算される原理なんかに引き摺られていくだけの影や形、類

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距離感

距離感

構造的に腐敗した結末を取り込む、権力的な理想が、偽装する真実や真理や、紛い物の思想や哲学が、食い込む仮想現実の中、ロジカルな核家族を、心理学的に分析するラカンや、目眩く理性をまさぐり、かき混ぜる革命家たちの競争的な観念に、折り込まれていく死や宇宙的な酵母により、膨らんだパンのような身体を加速させ、不確かなものを、解き明かすことが出来ない、数学的な虚実に食い込む朝や、肥大化し続ける身体を放棄して、魂

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経路

経路

強固な思い出を打ち砕くための金槌を持って、帯電し続ける身体を用いて、復元されるだけの苦しみを、解き明かして、陰鬱な焦土がもたらす空虚さの端くれを掴んで、澱んだ思念や、数多のジレンマや、時代的な憂鬱さをかき集めるほどに、生まれる空白や、迫害され続けた人々、磔にされた神を作り上げた傲慢な連中の、悲惨な資産として、育んだ幼稚なギミックの一部として、あらがうほどに食い込む爪や、つたない一生を加速していく不

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抱擁

抱擁

形式的な理想を崇めるネズミたち、思想は偏るばかりだ、と、輪唱する、君の理想論やルサンチマン、仮想世界の中で重複する真理や、何かに基づく闇を引き裂く猫の爪、つたない意味を迎合する市民たち、対比するばかりの、自信がない連中が謳う普遍性、何かと測ることや、何かを収めようとするから、反発が生まれるのだ、と、ごく普通な解釈に寄りかかる詭弁を超越して、分裂していく意識や、悴む今に自覚すべき愛も幻になり、担う意

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応答

応答

私は、誰よりも、何よりも静か、だ。あらゆる悲劇を投函する、ポストたる身体を揺らしながら、対比や、否定を繰り返すだけの、君たちの猜疑心や、疑心暗鬼や、あいまいな理想や、帰巣本能や、飢渇や期待感、孕んだ罪や、ランダムな約束、満ち足りない昨日や、祝福を謳う奴隷的な主観が謳う正義による犠牲、晴天を汚すための呪詛や、空腹を埋めるための戦争、あらゆる奇跡を保つための類似品、貧寒な理想や、理性すらもなくなり、こ

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高遠な基礎

高遠な基礎

高遠な主観に生える木々、見た目ばかりの君たちの主義主張なんてものを、加速させる真理、星を詠む感触、あらゆるヒエラルキーのゆりかご、伝説に住まう主観のチュアブルを口に含み、銀行が謳う絶対的な価値の番犬たちを打ち倒し、創造的な深夜に帰巣する鳥たちのリズムや、空疎な自己が孕んだ夜の退屈などを飼い慣らし、仰々しい結末に降り注ぐ酸性の雨や、陰鬱な焦土がもたらす暗い呼吸、便宜的な胎動や、受胎告知を終えた朝、サ

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極まる隙間

極まる隙間

硬直する真理に覆い被さるニセモノの罪、理不尽に行き過ぎる世界との互換性、井蛙な人々の虫歯に住まう夢、深層心理を弄る窮屈な思想、暗澹とした、核家族たちの偶像、慈善事業をうそぶく、金だけの機械たち、さびれた記憶や、くたびれた理想、廃屋で眠る論理や、カタトニーや、アンビエントが流れる森、曖昧で不吉なマインドが加速して、度重なる憂鬱から分裂していく私情、降り注ぐ意味や、境界線をかき消す今に極まる隙間、回転

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ざわめき

ざわめき

受け入れれば、誰もが愛の配下であり、理論すらも打ち砕くハンマーを用いて、数万年続く半減期の後、刺激的なクッキーを食べたスーパーコンピュータが加速する大聖堂の中、願い事も届かぬ廃線、懐疑的でロジカルな犬、無数の価値が家畜化し、紊乱な衝動が掻き乱す世界での疎外感、価値観に葬られた連帯感や、過信ばかりが押し広げる罪、瑞々しい動機が加工された日々、狡猾な災いがクラックするネットワークの隙間、産業的なざわめ

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