マガジンのカバー画像

人生

46
運営しているクリエイター

記事一覧

やりたいことがないのはイヤイヤ期を通過していないから

やりたいことがないなら,イヤイヤ期を通過しないといけない.
イヤイヤ期というのは,本心のまま「やりたくない」を言いまくる時期のことだ.
仕事というのは基本的に「やりたくない」ことのオンパレードなので置いておくとして,休日や娯楽においてもこの「やりたくない」を押さえ込んでしまう体質になってしまっているケースは多いと思う.

ワガママを言えない体質になってしまうと「やりたくないけどやらなくちゃなぁ」が

もっとみる

休日の義務感と、間を埋めない勇気

義務感とは言わないまでも「やりたいわけではないけど暇だしやるか〜」という感じで何かを始めることはよくある。
そういう時って「やりたいから」ではなくて、「時間が余っているから」が動機になっている。やりたいかやりたくないかで言うと、やりたくない。
時間もお金も、使いたいわけじゃないんだけどあると目についたものに突っ込んでしまいがち。

だけど、「やりたくないけど時間を潰せそうだからやる」くらいなら、「

もっとみる

面白さを追い求めない

楽しさ、と言ってもいい。
とにかくそういう、ポジティブで、害がなくて、人生の幸福に寄与すると一般的にされている性質・感情。
そういったものを、欲しがる心が、それらを遠ざける。

休みの日に、友達もいなくて、用事もなく、家でダラダラしている時。
このままではいけない、という気持ちになってしまう。
それはなぜかというと、楽しくないから。
どこかに「楽しい人生」があって、自分がそれを体験できない世界線に

もっとみる

退屈受容力が人生を好転させる(かも)

退屈受容力=退屈であることを悪だと感じない能力。退屈であることに動じず、ありのままの体験として受容し、逃避目的での快楽追求をせずにいられる能力。

この能力が高まると、以下のようなメリットがある。
1. 退屈から逃避するためのネット利用・ポルノ鑑賞などがなくなる(退屈に耐えられる、というかそもそも悪だと認識しないので)
2. 心の頑なさ(もっと幸福でなくてはならない、などの固定観念)がなくなるため

もっとみる

意味があることはやりたくなくなるワケ

意味があることってなんだろう?
それは何か目的に近づくことだろう。
いい意味では何かのためになっていると言える。
目標・目的に近づいていると言える。
これは「良いこと」に思える。

ここに落とし穴がある。
「良いこと」だと認識すると、自分は自分にそれを為すことを課す。
人は義務を嫌がる性質を持っている。
だから「良いこと」だと認識していることはやりたがらない。
「これは良いことなんだ」と認識した瞬

もっとみる

好奇心が擦り減ったら「全て苦痛」と認めるところから始める

好奇心というか,自然な心の欲求みたいなものが,完全に摩耗しきる時がある.
摩耗,というかそもそもどこ行ったんだ?みたいな.
忽然と姿を消してしまう時.

そういう時は心の中で「無意識的義務感」が多くを占めていることが多い.
つまり自分自身によって気付かぬうちに,「やりたくないけどやらなくちゃ」と命令して何かしているということ.
気付かないから厄介だ.

だから,まずは「全てを義務だと感じていて,全

もっとみる

楽しい感情を追い求めると,それは逃げていく

何をしていても楽しくないし,何も楽しくなさそうに見える,ということがよくある.
ここのところそれがあまりに長く続いていたので,色々と考えていたんだけど,ようやく答えらしきものが見つかった.

それは,「楽しい感情を追い求めているから」だった.

楽しい感情を追い求めている時,心ここにあらずの状態になる.
対象と心が接していない,触れていない.
心は「今ここ」にフォーカスしていない.
楽しい感情を得

もっとみる

「違うこと」を続けると不感症になるから,普段から心の声を聞いてあげる

心の声というのは,ちゃんと聞いていてあげないと,聞こえなくなる.
「なんか違う」を無意識のうちにかき消して,そのまま続けてやってしまっていると,心の声が何も聞こえなくなる.
心の声が聞こえなくなる,というのは,何に対しても何も感じなくなる,ということ.
何が嫌かすらもわからなくなる.
心の声を一定以上に無視すると,心は押し黙ってしまう.
心が不感症になる.
これは長期的のみならず,短期的にも.

もっとみる

傍若無人を徹底する

傍若無人.傍に人無きがごとし.
悪い意味で使われるんだけど,書き下し文をニュートラルに見ると,そこまで悪いものでもない.
むしろ,これができない人の方が多いと思う.俺も含めて.
いつも誰かに見られて評価されてる気がしながら生きてる.
仕事とか学校だけじゃなくて,プライベートにまでその評価者は侵入してくる.
娯楽ですら「こんな時間の無駄はダメなんじゃないか」とか,「みんな忙しそうにしてるから自分も何

もっとみる

「瞑想がもたらす快感」のデメリット

瞑想は中立的な行為である.
しかし深まっていくにつれて快感のようなものを感じることがある.
これは悪いことではない.
瞑想によって心地よさ・快感を感じるのは想定できることだ.
しかし,これが当然のものであると思ってはいけない.
なぜならそれは執着を生み,次回以降の瞑想の際に苦しんでしまうから.
「前回はあんなに心地よさが現れたのに,今回はなぜそうならない?」と.
執着し期待すると,それが得られない

もっとみる

不快の育ち方 〜「何か楽しくない」が発狂になるまで〜

小さな不快は日常のあらゆる場所に居る.
これは逃れようもない.
自分はよく「何か楽しくない」という感情を抱く.
こんな感情は不快とも呼べないくらい小さな不快だ.
プラスマイナスで言うと,-0.01といったところだろう.
いじらなければ勝手に0に戻ってくれる.
しかしこれを問題と捉え,解決しようとした途端に,不快は育ち始める.

このように二の矢,三の矢,四の矢を次々と慣れた手つきで射ってゆく.

もっとみる
好きを大事にしたほうがいい話 

好きを大事にしたほうがいい話 

好きなことをして39歳までくることができました。

好きなことでここまでくることができたのか、好きなことをしてきてしまったのかは難しいところであります。好きなことをしてここまでくることができてしまったからこその先行き不安は当然ありますし、それどころか好きなこと以外まともにできない不安を通り越して失敗即失業の綱渡り感は常に持ち合わせています。それでもなんとかここまでやってこれたから、好きなことをして

もっとみる

執着は欲望から生まれる,だから広い視野を心がける 自分の読書を例に

自分の欲望が執着を生み出す.
欲望とは「〜が欲しい」と思う気持ちだ.
自分は幸福を求めている.人生において.
そして幸福を求める欲望は,「楽しさ」への欲望を高める.
つまり「楽しくなりたい…」と呟き続ける心を生む.
楽しさは確かに正しく用法を守れば,良いものだ.厳密に言うと,結果としてもららされるのであれば.
しかし楽しさを求める心持ちは,良くない.
欲望は執着を生む.
これが欲しい,と思うからそ

もっとみる

インプット過多がメンタルを壊す。とにかく出すためのアウトプットで、メンタルを守る

とにかくインプット過多になりやすい時代だ。いや、時代のせいかは分からんけど、スマホ1つで無限の情報に触れることができる。必要なもの、不必要なもの、いちいち判断することもなく惰性で情報に触れ続ける時間が少なくないひとも、かなり多い。オレもそうだった。

まとめサイト、SNS、動画サイト、ネットニュース、あらゆる情報の享受はインプットとなる。少し検索しただけでも、それに関連する情報が次から次へと出てく

もっとみる