マガジンのカバー画像

書く

15
運営しているクリエイター

#とは

絵画と音楽

絵画と音楽

古い本を開いてみた。
いつか読み直すつもりで、本棚の隅に追いやられていた本。

絵画と音楽、という一番興味がある繋がり。
共感覚についてにも書かれていたはずで、面白いけれど読みにくかったような印象だった。
家にいることが長くなったので、読み返してみようと思ったのだ。

この本から、大学に提出する論文を書いたはずで、劣化した付箋がおどろおどろしくなって貼られままだ。
学生時代の私は、何に着目していた

もっとみる
「さわる」ように読む

「さわる」ように読む

「さわる」ように読む。
この言葉に衝撃を受けた。
ただ、感じるのではなく、さわってみるとは、どのようなことか。

私の家の近くには、修道院や教会が点在している。
そのせいか、駅前の本屋さんの一つの棚には、興味深いものがある。

「目からウロコ 聖書の読み方 レクチオ・ディヴィナ入門」
という女子パウロ会の書を見つけた。

私はクリスチャンではないが、西洋美術史の授業は好きだった。
西洋美術と聖書は

もっとみる
踊り場

踊り場

塩野七生さんがNHKに出ておられた。
コロナについてのインタビューだった。
知的で鋭い言葉と、佇まいが好きで、思わずテレビに近づいた。
『いまの世界は歴史の「踊り場」に立っている。』という。
人類は、こういう感染症を何度も乗り越えてきた。
階段でいえば、次の階に行くために息を整える踊り場にいると思えばいい。
という内容の話だった。

一日も早く、踊り場から次の階へ行けたらいい。

重篤になれば、亡

もっとみる
お正月 ・ 「書く」ということ

お正月 ・ 「書く」ということ

お正月はおめでたいのに、子供の頃からそんなにテンションが上がることはなかった。
人がたくさんいるところが得意ではないし、ひなたのぬるい感じに浸っているうちに、時間がすぎるのがゆっくりすぎてつまらなくなってしまうのだった。

塗り絵、人形遊び、絵本を読むことも、一通りやってしまうとやることがない。
外に出て、従姉妹と蝋石でアスファルトに絵を描いたり、けんけんぱをしたりして、帰ってくると、またやること

もっとみる
菫

薔薇、百合、そして菫。
いずれも聖母に捧げられる花である。
西洋では、多くの花の中で特別に扱われるようだ。

薔薇は、「美 (beauty)」
百合は、「威厳 (majesty)」
菫は、「誠実 (faithfulness)」
この3つの特徴を兼ね備えた人が理想の女性と言われるとか。

菫の花。
こうして曲線に囲まれると、清楚で上品だ。
菫に共通の花言葉は「謙虚」や「誠実」。

または「小さな幸せ

もっとみる
2020

2020

気がついたら、毎日書いて、大晦日がきてしまった。
コロナで緊急事態宣言にならなければ、noteは始めていなかったと思う。
4月末から連続投稿も予想していなかったけれど、なんとなくそうなっている。
私は、書くのが楽しくて、好きなのだ。

昔、作詞をしていたことがあった。
レコード会社で見てもらっていて、何曲かCDになった。
だから、物語を短い尺にギュッと詰め込む作業が好きだ。
友達の素敵な出来事は、

もっとみる