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吾妹とのピクミンドライブ中 甚平を着た人が倒れていた 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

オチは、(ネタバレ)
単なる自転車に乗っていて転んでそのまま起き上がれなかった泥酔者だったと思われる…
ということで、良かったε-(´∀`*)ホッという話です。
 そこまでの夫婦それぞれの判断ロジックの違いを楽しんで頂ければ幸いです。

 先ずはピクミンとは…
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Pikmin Bloom 「ピクミン ブルーム」 - ピクミンとおでかけ

歩いて増やす、歩いて咲かせる、歩いてのこす。ちょっとしたお散歩や毎日の通勤も、きょうからはピクミンたちとの楽しいおでかけに。

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 こんなゲームです。吾妹は、スマートフォンのアプリケーションとして提供されているものを楽しんでいます。
 要は現実の道等を歩き回って、それとシンクロした現実の地理を基に仮想化された夢のような空間を動き回って花やキノコなどを咲かせたりその中に入ったりして楽しむものなのです。ですから歩き回らないと始まらない。
 散歩して歩数等もカウントされるので健康的でもあります。しかし私達の場合、酷暑なのでエアコンの効いた車でドライブという趣向。その仮想空間での遊びには日々更新されるアクティビティがあります。詰まり夜中の0時になるとリセットされて新しいアクティビティのフェーズになります。
 その日は、たまたま買い物、食事がてらのドライブで深夜に帰宅しました。夜は少し涼しいし道も空いているので夜中の0時のリセットを狙ってもう少し遊びたいという吾妹の仰せで出直しドライブへ。私は軽くシャワーを浴びてスッキリしてからの

還暦超えた仲良し夫婦の素朴な夜遊び(笑)

 近所の丘陵地帯を走り始め、順調に遊んで居ました。ゲームの設計が徒歩を前提にしているので車だと多少工夫が必要な時があります。その時も丘陵の頂上付近、住宅地の路地の先の崖付近の仮想空間に花が咲いていました。そこで車では通り抜けできない狭い路地ですが、恐る恐る少しだけ入って行きました。するとヘッドライトで照らされた路地の突き当りに自転車が倒れていました。放置自転車かと思ったのですが…よく見るとその手前に黒い影。かすかに動いています。
(諸般の事情にて敢えてピンボケにしました。)

路地の突き当りに自転車が倒れていました。
放置自転車かと思ったのですが…
よく見るとその手前に黒い影。
かすかに動いています。

 車を降りて少し近づいて見ると

甚平らしき服を着た初老の男性。
風体が反社会的勢力っぽく怖い…
これ以上近寄れない感じ

です。

 吾妹も同意見。しかし状況把握は…

犯罪前提

女性ですから犯罪にでも巻き込まれたら怖いのでこのまま立ち去りたい感じ

です。

一方私は、

事故前提

先ずはその方の命優先

見たからには何とかしなくては…
でも、吾妹も居るしリスクは取れない…
でも清く正しく対応したい…

と言うことで、

近づいて様子をみることは避け

吾妹にGPSで住所を調べてもらい躊躇(ためら)う事なく

救急に電話

しました。倒れている方が変に起きて絡まれたら怖いので近くに来たらサイレンは鳴らさないで欲しいとお願いしました。しかし、サイレンを鳴らさないと緊急車両ではなくなるのでそれはできないとのこと。(そんな硬い運用があるとは始めて知りました。義父母の時は、何時も頼まなくても付近に来たらサイレンは消音してくれていたのですが…)
 また、同時に

警察への連絡が必要か尋ねたのですが… 

連絡するか否かは私が判断してくれ

とのことでした。まぁ、それもそうかなと割り切って、そうならば

兎も角王道ということで警察にも連絡

しました。

 その間に

吾妹は車を移動して何が有ったら直ぐに逃げられる様に車を方向転換

して居ました。後で訊いたら状況的にとても怖く、関わりたくもないので、近くの駐車場の空きスペースに車を入れて我々の車だと特定されないようにしようかとまでその時既に思っていたとのことでした。

程なく救急車が到着。

 サイレンは付近で消音してくれました。私は救急車を誘導し、現場の位置を少し離れた場所から指差しました。その男性は救急車の高輝度の赤色灯で照らされても倒れたまま動きませんでした。
 そして救急隊員の方3人で近づき話し掛け始めました。怖いので物陰に隠れて様子を確認していると、しばらくして路地に業務用の小型のバンか入ってきました。男性2人が降りてきて、救急隊員に駆け寄り何やら話しだしました。家族か、会社の上司か同僚といった感じに見えました。
 救急隊員がその初老の男性に身元引受できる人に電話するように促したといったところでしょうか。

その後、会話をしている様で微かに

泥酔して寝ていた…

と言う話し声が聞こえて来ました。

何やらホッとしました。

心臓発作、脳卒中等を心配していましたので…

 そうこうするうちに

パトロールカーも到着。

 通報者として名前を伝え、現場の位置をお教えしました。
 救急隊員、警察官、身元引受人の方々方々入り混じって何やらされていましたが、停止している救急車、バンの先なので様子は不明。数分して警官の方が1人パトロールカーに戻られたので、

市民としてやることは終わってので私達は引き上げたい

と言いました。すると、名前、電話番号、住所、等訊かれ始めたので運転免許証を見せて必要情報転記して貰いました。これで何かあれば連絡するけど取り敢えずこの場からは離れて良いとのことでした。

 その頃には夜中にも拘らず3人のご近所方が出てこられていました。吾妹は話しかけられ事情を説明して居ました。

流石吾妹。付近の駐車場に車を入れてカモフラージュ。通報者たる我々の気配を消して居ました。

 ということで、顛末は全く聞かずに私達としてのこの騒動を終わらせたのでした。

 車内に戻りその場を離れた途端に吾妹が

疲れたね…

と。その時に吾妹の私には不可解な行動の理由が犯罪を危惧していたからということを知らされたのでした。流石何時も犯罪捜査ドラマを観ているだけのことはあると思いました。

こんな異なる個性を楽しんている私達って素敵でしょ(笑)


蛇足
 その後も気を取り直してしっかりピクミン夜遊びを続けたのでした。だって独身じゃないから門限無し…
(って還暦超えた人間の言葉か?(笑))


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