フルカワ レモン

青森出身、福岡在住で3児の母。 新卒から約10年会社員として東京近郊で働くが夫の故郷近…

フルカワ レモン

青森出身、福岡在住で3児の母。 新卒から約10年会社員として東京近郊で働くが夫の故郷近くへUターン移住。 TBSラジオリスナー。ジェーン・スーさん推し。

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  • わたしのこと・家族のこと

    青森出身のワタシ、福岡出身の夫、甘え下手な長男、おもしろい長女、未知数の次男。 そしてワタシが育った青森の実家の話など。30代後半になり色々考えちゃいます。

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    親知らずの抜歯にまつわる話。 なかなか思い出深いので記録に残したいと思い作成しました。

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記事一覧

病なく、身強き人

女性の知人友人に聞き回る限り、私の生理は軽いほうなんだろうなあと以前から予想していた。出血量までは比較できないが、それ以外の諸症状ならば聞くことができる。 中で…

慣らし保育ラプソディ

8月から第3子も保育園に入ることができた。かつて住んでいた横浜市では年度途中入園など到底不可能だったので、地方の良さをここで感じている。(ただし一度落ちています。…

「やれ」と言えるか?

私は昭和末期に生まれた。 物心ついたときにはすでに平成だった。バブルは知らないし、何やらずっと不景気だと言われている。 小学生のときは毎週土曜は半日授業、いわゆる…

フルーツと宿題と自転車と

長男はフルーツが好きだ。 正直、最近のフルーツの値段の高さはツラい。それでもたまに旬のものを買うのは長男が喜ぶことを知っているからだ。懐は少々痛むが、その分だけ…

図書室にひとり

うちの長女はおもしろい。 こちらにはない発想だったり、ときに言い間違いだったりが多くてよく笑わせてもらっている。家族の中でも特殊というか、独特のセンスを持ってい…

unhappy餃子

手作り信仰は今もなお日本に根深く残っている。もう勘弁してくれ。作りたい人は作ればいいし、作りたくない人は作らなくていい。それを誰かにジャッジされる筋合いはない。…

アラフォーのT君を考える

今から20年以上も前の話である。 私はいわゆる新興住宅地に住んでおり、開校して数年しかたっていない真新しい小学校に通っていた。1学年あたりの児童数は130人ほどで、当…

物欲よ、再び

先日夏休みをもらったときに自分の物欲のなさを再認識した。ただし単純に物欲がなくなったのではなく、無職ゆえに「自分は欲しがってはいけない身分だ」と物欲を抑えつけて…

親知らず物語⑥完

ついに右奥下の親知らずを抜いた。痛み止めの服用も一度で済み、予想よりも穏やかに過ごすことができた。ただし問題はその隣の歯である。 歯医者: レントゲンからもわか…

親知らず物語⑤

ついに下の親知らずを抜くことが決まった。しかし目標は親知らず本体ではなくその隣の歯である。とにもかくにもまず元凶である親知らずを抜歯せねば。 下の親知らずは左右…

親知らず物語④

上に続き、下の親知らずも抜いたほうがいいと言われた。しかしかかりつけ医では抜けないので隣市か大学病院へ行く必要があると言われた。色々勝手に先回りして悩んだ末に、…

親知らず物語③

無事に上の親知らずを左右とも抜歯した。特にトラブルも起きず、定期クリーニングすることで口腔ケアを補足していくことを誓った。 あるときの定期クリーニングで、悲しい…

親知らず物語②

下の奥歯に痛みを感じて歯科を受診した。その結果、下ではなく上の親知らずが左右とも虫歯になっていた。またもや自分の感覚に苦笑いしつつ、人生初の抜歯をすることになっ…

親知らず物語①

➖いづれの御時にか 女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に いとやむごとなき際にはあらぬが すぐれて時めきたまふありけり➖ いま話題の源氏物語の冒頭である。 私の脳…

赤ちゃんの「かわいい」も睡眠から

2023年9月に第3子が誕生した。 言うまでもなくビッグイベントなのだがnoteを開くことなく1年近く経ってしまった。ここ最近別の記事をいくつか書いたあと、そういえば第3子…

主婦も夏休み⑥完

やきとり屋には入店できず生ビールは飲めなかったものの、主婦の桃源郷ことコンビニへ直行した。コンビニでは欲望のまま買い込み、ホテルに戻った。 さて、ここからは私の…

病なく、身強き人

病なく、身強き人

女性の知人友人に聞き回る限り、私の生理は軽いほうなんだろうなあと以前から予想していた。出血量までは比較できないが、それ以外の諸症状ならば聞くことができる。

中でも大変そうだなあと思ったのが腹痛と吐き気だ。子宮周辺なのか胃腸周辺なのか定かではないが腹痛になるそうだ。私には生理時の腹痛はないが、一般的な腹痛はしょっちゅう経験しているので想像に難くない。高校時代の友人はあまりの腹痛に、家のベッドで1人

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慣らし保育ラプソディ

慣らし保育ラプソディ

8月から第3子も保育園に入ることができた。かつて住んでいた横浜市では年度途中入園など到底不可能だったので、地方の良さをここで感じている。(ただし一度落ちています。地方でも落ちる可能性は十分あり!)福岡に移住した当時、私は無職だったため上2人は幼稚園に入れた。つまり最後に保育園を利用してから5年以上が経っている。上2人のときの慣らし保育がどんなものだったかほとんど記憶がない。

実際に登園できたのは

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「やれ」と言えるか?

「やれ」と言えるか?

私は昭和末期に生まれた。
物心ついたときにはすでに平成だった。バブルは知らないし、何やらずっと不景気だと言われている。
小学生のときは毎週土曜は半日授業、いわゆる半ドンだった。中学生になると土日休みだったような記憶がある。「ゆとり」と呼ばれる世代は我々のもう少し下の世代にあたる。円周率は3.14だったし宿題を忘れたときメイがまっくろくろすけを捕まえるように両頬をバチンと手で叩かれた。部活のコーチに

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フルーツと宿題と自転車と

フルーツと宿題と自転車と

長男はフルーツが好きだ。
正直、最近のフルーツの値段の高さはツラい。それでもたまに旬のものを買うのは長男が喜ぶことを知っているからだ。懐は少々痛むが、その分だけ少年とアラフォー女の心を潤してくれる。

あるとき夫の実家から大好きなぶどうを頂いた。これは嬉しい。
しかし、ぶどうを何粒か食べた長男のテンションが明らかに下がっている。

長男:おれ、このぶどう、もういいかな
私:なんで?すっぱかった?

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図書室にひとり

図書室にひとり

うちの長女はおもしろい。
こちらにはない発想だったり、ときに言い間違いだったりが多くてよく笑わせてもらっている。家族の中でも特殊というか、独特のセンスを持っているとは思っていた。そういう点も含めて私は長女が大好きだ。

さて、そんな長女は大人数や人混みがどうも苦手らしい。
自分が目的をもって楽しめる場所(例えばキッズパークやゲーセンなど)は全く問題ないようだ。だが仕方なく大人に連れてこられた場所(

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unhappy餃子

unhappy餃子

手作り信仰は今もなお日本に根深く残っている。もう勘弁してくれ。作りたい人は作ればいいし、作りたくない人は作らなくていい。それを誰かにジャッジされる筋合いはない。こちとら他にやることが山ほどあるので。

実母は教員で部活の顧問もやっていた。とても忙しかったと思う。そんな母も手作り信者だった。ただ申し訳ないが、正直、母の料理が好きでなかった。母は基本の料理方法をしない人だった。レシピ通りに作ってくれれ

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アラフォーのT君を考える

アラフォーのT君を考える

今から20年以上も前の話である。
私はいわゆる新興住宅地に住んでおり、開校して数年しかたっていない真新しい小学校に通っていた。1学年あたりの児童数は130人ほどで、当時市内では一番大きい小学校だった。

隣のクラスにT君という少年がいた。T君は足が速く、スポーツが得意でサッカー部のエース、いつもみんなの中心人物だった。運動会では何をやっても1位になり、市内の陸上大会でも必然的に学校代表に選ばれる。

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物欲よ、再び

物欲よ、再び

先日夏休みをもらったときに自分の物欲のなさを再認識した。ただし単純に物欲がなくなったのではなく、無職ゆえに「自分は欲しがってはいけない身分だ」と物欲を抑えつけていることを察した。

さて、あれから私は就職活動をしていた。
求職希望かつ年度途中という厳しい条件のなか、ダメ元で保育園の申込をしたらなんと市内の認可保育所に入れたのだ。これはかつて住んでいた横浜市ならまず不可能だったであろう。地方の良さは

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親知らず物語⑥完

親知らず物語⑥完

ついに右奥下の親知らずを抜いた。痛み止めの服用も一度で済み、予想よりも穏やかに過ごすことができた。ただし問題はその隣の歯である。

歯医者:
レントゲンからもわかっていたけれど、かなり深いところまで虫歯になっています。それを全部削って銀をはめます。ただし銀を入れても磨き残しがあるとすぐにダメになって予後はよくない。とにかく歯磨きをがんばってください。もう少し早く治療ができてたらね〜ここまでにならな

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親知らず物語⑤

親知らず物語⑤

ついに下の親知らずを抜くことが決まった。しかし目標は親知らず本体ではなくその隣の歯である。とにもかくにもまず元凶である親知らずを抜歯せねば。

下の親知らずは左右ともに歯茎から一部だけ見えていてあとは真横向きに生えている、よく見かけるあの面倒なタイプだった。ネットでの下調べの通り、歯茎を切り、親知らずを分割し砕いて抜歯をするという手順だ。イラストでみると淡々としているが、それが自分の口内で施術され

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親知らず物語④

親知らず物語④

上に続き、下の親知らずも抜いたほうがいいと言われた。しかしかかりつけ医では抜けないので隣市か大学病院へ行く必要があると言われた。色々勝手に先回りして悩んだ末に、様子見することに決めた。

親知らずの様子見を1年ほどしているうちに別のイベントが発生した。第3子妊娠だ。妊娠(の可能性も含む)しているとレントゲンが撮れない。レントゲンは歯の治療の前段階に必要な診療だったはずだ。それにもし抜歯をしても痛み

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親知らず物語③

親知らず物語③

無事に上の親知らずを左右とも抜歯した。特にトラブルも起きず、定期クリーニングすることで口腔ケアを補足していくことを誓った。

あるときの定期クリーニングで、悲しいお知らせを受けた。

歯医者:
下の親知らずが左右とも真横向きに生えています。しかも一部が歯茎から出ている状態で隣の歯に接しているので汚れが溜まりやすい。見た感じ、虫歯になっている可能性もあります。決心がつくなら抜いた方がいいと思います。

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親知らず物語②

親知らず物語②

下の奥歯に痛みを感じて歯科を受診した。その結果、下ではなく上の親知らずが左右とも虫歯になっていた。またもや自分の感覚に苦笑いしつつ、人生初の抜歯をすることになった。

上の親知らずは真っすぐ下向きに生えていたので、なんてことなくあっさり抜歯が終わった。抜いた歯を見せてもらったらそこそこ大きな穴が開いていた。歯磨きが奥まで届いていなかったことを改めて反省した。

受付で痛み止めと止血用のガーゼをもら

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親知らず物語①

親知らず物語①

➖いづれの御時にか
女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に
いとやむごとなき際にはあらぬが
すぐれて時めきたまふありけり➖

いま話題の源氏物語の冒頭である。
私の脳内ではこう訳される。

いつだったか
正社員でもパートでもない
ただの無職であるが
一丁前に極めて歯が痛むときがあった

少々強引だが、まさにそういう気持ちだったのだ。

2020年にここ福岡へ移住したことは何度か述べた通りだ。移住に

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赤ちゃんの「かわいい」も睡眠から

赤ちゃんの「かわいい」も睡眠から

2023年9月に第3子が誕生した。
言うまでもなくビッグイベントなのだがnoteを開くことなく1年近く経ってしまった。ここ最近別の記事をいくつか書いたあと、そういえば第3子誕生について全く書いてないことに気がついた。

こんなことを言ったら怒られるだろうが、私は3人目にして初めて赤ちゃんをかわいいと思えた。

育児について語りだすと半日くらい過ぎてしまいそうなので今回は書かない。私が書きたいのは睡

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主婦も夏休み⑥完

主婦も夏休み⑥完

やきとり屋には入店できず生ビールは飲めなかったものの、主婦の桃源郷ことコンビニへ直行した。コンビニでは欲望のまま買い込み、ホテルに戻った。
さて、ここからは私の帝国だ。何をしようが法律と常識とホテルのルールの範囲内では許される。ダースベイダーにだって文句は言わせない。ひとまず靴下を脱いでベッドの上にあぐらをかいた。

これはマズい…。楽しすぎる。
マルエフを飲み、オクラが入ったネバネバそばをすする

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