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さらば!シンコー旧本社ビル
日本の洋楽専門誌の先駆けといえばミュージック・ライフ。ビートルズへの直撃取材など音楽ファンが楽しみにしていたその雑誌を発行していたのがシンコーミュージック・エンタテイメント(旧・新興楽譜出版社)だ。
2024年、同社は創立92年となる。本社ビルが東京都千代田区神田小川町から、近所ではあるが錦町に移転したのを機に訪ねた。
同社の神田小川町の旧本社ビルの入り口を入ると熱狂する観客たちの写真と、エ
越路吹雪衣装展を見た
今年は稀代のエンターテイナー越路吹雪の生誕100周年。
それを記念して早稲田大学演劇博物館(東京都新宿区西早稲田1-6-1)で2024年8月4日(日)まで「生誕100年 越路吹雪衣装展」が開催されているのを、5月7日(火)に訪れた。
2009年以来15年ぶりの大規模な越路吹雪展だ。
展示会場には日生劇場リサイタル’70の映像が流されて、「ろくでなし」や「愛の讃歌」の歌声を聞くことが出来た。
「Beatles in Hamburg」を読む
【スピリチュアル・ビートルズ】英ノーサンブリア大学の客員研究員イアン・イングリスの2012年の著作「The Beatles in Hamburg(ビートルズ・イン・ハンブルク)」の日本語版(訳者:朝日順子、解説:藤本国彦)がこの度、青土社から発売されたのを読んだ。
ハンブルク時代に注目が再度集まっている折の出版で興味深く読んだ。
多くの識者がこれまでも指摘してきたように、ビートルズを本当に育
古賀政男音楽記念館を訪ねて
「影を慕いて」「酒は涙か溜息か」「丘を越えて」「東京ラプソディ」「人生の並木路」「誰か故郷を想わざる」「湯の町エレジー」「無法松の一生」「悲しい酒」「柔」ーー枚挙に暇がない古賀政男メロディーの名曲の数々。
その古賀が気に入って「音楽村」を作ると意気込んで移り住んだ代々木上原に「古賀政男音楽記念館」(東京都渋谷区上原3-6-12)がある。
2024年5月4日(土・祝)に訪れた。
名曲の数々を
ジョージア映画祭2024@渋谷
ファンが待ちわびるジョージア映画祭の開催まであと約4か月となった。超短編あわせて40作品が上映され、うち15作品が日本初上映となる。
東京渋谷のユーロスペースで2024年8月31日(土)から9月27日(金)までの4週間にわたって開催される。
今年の映画祭はAからHまで、8つのプログラムとなっている。
A:ラナ・ゴゴベリゼ監督特集
ジョージアの伝説的女性監督である。代表作「金の糸」は