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美術展

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美術展紹介&レビュー
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記事一覧

藤田嗣治の愛しきもの

 個人所有の藤田嗣治作品のみを展示する目的で建てられた軽井沢安東美術館(長野県北佐久郡軽…

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絵本作家かがくいひろし展

 絵本「だるまさん」シリーズを読んだことがありますか?  そう、累計発行部数900万部を…

桑原亘之介
13日前
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ポール写真展に行った!!

 ポール・マッカートニーは1960年代に写真を撮っていたことは覚えていたものの、具体的に…

桑原亘之介
2週間前
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「空間と作品」展

 美術館の展示室に整然と並ぶ美術品。それらは今日誰もが鑑賞出来る公共的なものとなっている…

桑原亘之介
1か月前
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北川民次展ーメキシコから日本へ

 1920年代のメキシコで画家・教育者として出発し、1936年の帰国後は東京や愛知で精力…

桑原亘之介
4週間前
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2025年から「大ゴッホ展」

 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-90)の名画を集めた「大ゴッホ展」が2025年…

桑原亘之介
1か月前
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「ひとを描く」展

 古代ローマの大プリニウスの「博物誌」には、コリントの陶器商の娘が旅立つ恋人の姿を残しておくために壁に影をかたどったという。この物語は18世紀後半から19世紀初めには絵画の起源として引き合いに出された。  実際、ヨーロッパの美術の歴史を見てみると、「ひとを描く」ことは作品制作の重要な要素のひとつだった。  古代ギリシア陶器と近代ヨーロッパ絵画など計85点で人物表現の豊かさを紹介する「ひとを描く」展が2024年11月2日(土)から翌年2月9日(日)までアーティゾン美術館(東京都

特別展「はにわ」@東博

 埴輪(はにわ)とは、王の墓である古墳に建て並べられた素焼きの造形である。その始まりは今…

桑原亘之介
1か月前
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ヨシタケシンスケ展?

 頭のなかに広がるアイデアや、クスッと笑える人のクセやしぐさなどを描き続けている絵本作家…

桑原亘之介
1か月前
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ドリフ展に行ってきた!

 今年はザ・ドリフターズが結成されてから60年になる。  最初はジャズ喫茶で演奏するバン…

桑原亘之介
1か月前
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仏像写真館「飛鳥園」の歩み

 写真家、小川晴暘(おがわせいよう)が創立した仏像撮影専門の写真館「飛鳥園」の歩みを紹介…

桑原亘之介
1か月前
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山内若菜が描く福島

 画家・山内若菜さんはメッセージを観る者に届けようと思い、3・11を経た後はとりわけ福島…

桑原亘之介
1か月前
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特集「マティスのアトリエ」

 石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエが2024年11月2日(土…

桑原亘之介
1か月前
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初のテレンス・コンラン展

 イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったサー・テレンス・コンラン(1931-2020)の日本で初めての展覧会が開催されることになった。  2024年10月12日(土)から2025年1月5日(日)まで「東京ステーションギャラリー」(東京都千代田区丸の内1-9-1:JR東京駅 丸の内北口改札前)にて開かれる。  「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じていたコンラン。個人