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Bookレビュー「佐藤雅彦/新しい分かり方」
ズバリ、良書。
佐藤雅彦さんといえば、過去、CMのポリンキー、ドンタコス、バザールでゴザール等々の制作に携わっており、当時小学生だった私にも馴染みがあるものばかり。
モノの見方、考え方、新しい視点を得たい人にうってつけの本。
人は大人になっていくにつれ、知識、経験が積み重なる。
それを常識というのかもしれない。
でも、それらはときどき自由な思考の邪魔をする。
思考の奴隷とも言えるのかもしれない
小津安二郎「僕はトウフ屋だからトウフしか作らない」
日本を代表する映画監督といえば、小津安二郎。
だが、今までこの方の作品を観たことがない。
そこでたまたま手に取ったこの本。
ここの部分を読んで、映画を観てみようと思った。
この感性に惹かれるからだ。
鋭い感性に加え、戦争で死の淵に立った経験がある、こういう方が生み出す作品をぜひ観てみたい。
Bookレビュー「つげ義春/無能の人」・・・”無能の人”って誰のこと?
「無能の人」という衝撃的なタイトルが目に焼き付いている。
約30年前、小学校の中学年頃だったと思う。
石を売るお父さん。途方に暮れる家族。
何とも言えない読後感だった。
1回(しかも1話分だけ)しか読んでいないのに、強烈なタイトルと内容だったので忘れることはなかった。
先日、本屋で「つげ義春」と書かれた雑誌「東京人」を見かけて、大人になった今、久しぶりに読んでみようと思った。
んで、最後まで