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Bookレビュー「佐藤雅彦/新しい分かり方」


ズバリ、良書。
佐藤雅彦さんといえば、過去、CMのポリンキー、ドンタコス、バザールでゴザール等々の制作に携わっており、当時小学生だった私にも馴染みがあるものばかり。

モノの見方、考え方、新しい視点を得たい人にうってつけの本。

人は大人になっていくにつれ、知識、経験が積み重なる。
それを常識というのかもしれない。
でも、それらはときどき自由な思考の邪魔をする。
思考の奴隷とも言えるのかもしれない。

タガを外して、自由に飛び回ってみよう。

洗いたてのシャツを着て
おろしたてのスニーカーを履いて
まっさらなキャンバスを持って
世界をぐるり、旅しているみたい。
そんな気分にさせてくれる。


計算スピードとか、暗記力とかすごい人はいるけれど、 
そういう人を見て「すごいなあ」とは思うけど、あまり惹かれない。
それよりも、自分にはない面白い発想ができる人、同じものを見ても「そういう見方があるんだ!」という気づきを与えてくれる人に惹かれる。
例えばこういう。

ワニに喰われようとするおじさん、なかなかいないと思う。
リスペクトしかない(笑)

しかし、みうらじゅん好きを公言すると大抵引かれるという。
そういう人には「分かってない、分かってないなあ」と心の中で軽蔑している(性格悪い)




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