「1㎦の箱は、あるの?」 小5の算数の授業で、いきなり質問 (いきなりじゃない質問ってある?) 「1㎥は、縦1m、横1m、1mの大きさで…」 みたいなことをやっ…
社会が好きになった 会った瞬間、私に言う彼女 がっつり勉強始めたのは、7月 好きって、言うようになるなんて きらいって、言ってたんだよ、ずっと にくし…
「僕は、ソラを飛べるんだ」 小4の彼は、塾の玄関でそう言った そして、彼は、ソラを飛んだ 両手をバタバタさせ、ジャンプ 彼がソラを飛んだ瞬間だった …
彼女の表情は、クルクル変わる ムスッとする コソッと涙する かなしい笑顔をする あどけない自慢顔をする @@@ ある日の保護者面談 彼女…
カリカリ、カリカリ、カリカリ… みんな、無言で問題を解き続けている 定期テスト対策 生徒みんな、黙々と問題に取り組む 私は、その状況を見ていて もうひ…
「ありがとう」 話は、6月に遡る 男の子の数学のテキストがなくなった その男の子は、隣に座っていた彼に確認 「僕のテキスト、間違って持ってない?」 彼は…
「最初はグー、じゃんけん…」 授業が終わって帰る際、玄関でのひとコマ 小5の男子が、先生とじゃんけんする もう何年も続いてる… 「えー、またー」 嫌そうな…
隣の教室の声が聞こえる 「大変だけど、宿題は〇ページ~〇ページね しっかりと家でも勉強すれば、結果が出るよ」 私の授業も、終わりを迎えようとしている …
ふと、見上げる 最初、目を疑った あれっ、なんだ、あれは… 数秒、ゆっくりと時が流れる あぁ、満月か 横に座るTさんに、声をかける 「えっ、今日…
勉強が苦にならない生徒がいる 何時間でも机で勉強できるのだ 私は、太陽を見つめるような眼差しになる 勿論、私が生徒時代、そうでなかったから 彼女は、そうい…
昔話をしようか ある所に、1人の女の子がいました 彼女は、自分自身に負けたくない がんばり屋さんでした 彼女には2つ上の姉がいましたが 性格のせいか、彼女の…
「みんな、ひきょうだ」 男の子は、ぼそっと玄関で言う 彼には、ライバルの女の子が「いる」 いや、「いた」という方が正しいのかもしれない 彼にとっては、「い…
2月21日のことである 「私の誕生日は、呪われてる」 勿論、彼女に言わせるとだ 「誕生日、おめでとう!」 「最悪なんだけど…」 休み時間、彼女に話しか…
拝啓 この文章が、あなたに届くかわからないけど あなたに伝えたいことがあるのです Yちゃんが、受験生になりました 彼女は、あなたの授業後、お残り補習で じ…
参道から枝分かれする一方通行の細い通り 1つ目の小さな交差点を左折すると その洋食店はアンティークのようにあった 店内は、カウンター4席と、テーブル2席 清潔感…
ある日の休み時間 「T先生は、こいのぼりを食べます」 小4の男の子が、笑いながら私に話してくる 「えー、T先生、こいのぼりを食べるの?」 小5の女の子が、…
行田kokojuken34_
2024年1月29日 18:22
「1㎦の箱は、あるの?」 小5の算数の授業で、いきなり質問(いきなりじゃない質問ってある?) 「1㎥は、縦1m、横1m、1mの大きさで…」みたいなことをやってると、女の子が真顔で、1番最初の質問をしてきた 正直、オモシロいと思った 「じゃあ、考えてみよう!」 「ここから1㎞だと、〇〇くらいまでだねで、もう片方が、〇〇くらいで、高さ1㎞って、
2023年12月16日 10:56
社会が好きになった 会った瞬間、私に言う彼女 がっつり勉強始めたのは、7月 好きって、言うようになるなんて きらいって、言ってたんだよ、ずっと にくしみあるくらいって笑 なのに、今はあっさりと笑顔で言うっらいを通り超えたんだね たのしいと感じるのは、いつだって努力の後さ 嘘みたいな話だ みんな信じない、もう一人の女の子の話
2023年11月18日 16:01
「僕は、ソラを飛べるんだ」小4の彼は、塾の玄関でそう言った そして、彼は、ソラを飛んだ 両手をバタバタさせ、ジャンプ彼がソラを飛んだ瞬間だった 私とT先生は、お互いの顔を見合わせた後幼子を見るような満面の笑顔を彼に返した 1年半後、彼は中学受験を希望した 保護者を前に、私は、確かこう言った「今までよりも勉強が難しいのは当然で精神
2023年11月4日 18:04
彼女の表情は、クルクル変わる ムスッとする コソッと涙する かなしい笑顔をする あどけない自慢顔をする @@@ ある日の保護者面談 彼女の母親が、一際大きな声で笑いつつ言う「そうなんです。やっぱりよくおわかりですね」 私は、言葉を選ぶ「ある意味、頑固なんですよね1つ思い込むと、全部わからなくなる」 @@@@
2023年10月14日 14:45
カリカリ、カリカリ、カリカリ…みんな、無言で問題を解き続けている 定期テスト対策生徒みんな、黙々と問題に取り組む 私は、その状況を見ていてもうひと頑張りが必要に感じる「土曜に補習したいけど、みんな来れる?」 「妹の幼稚園の運動会」左端に座る女子が、寂しそうな笑顔で言う そこから、どこの幼稚園・保育園だったか私は、みんなに質問を投げかける
2023年9月9日 14:07
「ありがとう」 話は、6月に遡る 男の子の数学のテキストがなくなったその男の子は、隣に座っていた彼に確認「僕のテキスト、間違って持ってない?」 彼は、カバンの中を見た後、言った「持ってない。家で確認してみる」 「家にあった?」「なかったよ」そんなやりとりが、2週程続いた 休み時間、2人は楽しくお喋りをしていたが、男の子のテキスト
2023年8月26日 10:13
「最初はグー、じゃんけん…」 授業が終わって帰る際、玄関でのひとコマ小5の男子が、先生とじゃんけんする もう何年も続いてる…「えー、またー」嫌そうなフリしてるのが笑顔とその声でわかっちゃう T先生やW先生を中心に、もう一人のT先生やK先生にも挑戦 「やったー!」勝つと、歓喜の声が反響する 「うー…」負けると、陰気な声が残響する
2023年8月12日 14:40
隣の教室の声が聞こえる 「大変だけど、宿題は〇ページ~〇ページねしっかりと家でも勉強すれば、結果が出るよ」 私の授業も、終わりを迎えようとしている 「宿題、多い…減らして…」男の子が、ぼそっと私に言ってくる彼の隣の子が、にやっと私に笑いかける 中学生は、追い込みが、始まっている 「いいよ!」私は、男の子にあっさりと言う 男の子は、予想
2023年8月5日 14:51
ふと、見上げる最初、目を疑ったあれっ、なんだ、あれは… 数秒、ゆっくりと時が流れる あぁ、満月か 横に座るTさんに、声をかける 「えっ、今日?」 彼女も驚く 近くにいた女の子がどれどれ、と動き出すでも、彼女の角度からは、見えないほんの1mしか離れていないのに 世界は、こんなものわずかの差で、世界は変わる
2023年7月29日 13:49
勉強が苦にならない生徒がいる何時間でも机で勉強できるのだ 私は、太陽を見つめるような眼差しになる勿論、私が生徒時代、そうでなかったから 彼女は、そういう生徒の1人だった初めて会ったのは、2011年3月そう、あの年のあの月だただ、まだお互いをよく知らなかったし彼女はまだ幼かった 1番の記憶。2015年、彼女が15歳の夏講習会で行われる毎日の復習テス
2023年7月22日 12:48
昔話をしようか ある所に、1人の女の子がいました彼女は、自分自身に負けたくないがんばり屋さんでした 彼女には2つ上の姉がいましたが性格のせいか、彼女の方が姉のようでした 彼女が15歳になった、ある夏の昼下がり普段は見せない姿で彼女はクッタとしていました… どうしたのかは、すぐにわかりました 疲れたんです、日々の勉強に…疲れたんです
2023年7月15日 13:24
「みんな、ひきょうだ」男の子は、ぼそっと玄関で言う 彼には、ライバルの女の子が「いる」いや、「いた」という方が正しいのかもしれない彼にとっては、「いる」であり彼女にとっては、「いた」となる 授業後、再テストや授業でできなかった問題をできるようになった子から帰っていく(授業の終了時間でサクッと帰るが理想) 彼にとって、彼女は半年前までどちらが
2023年7月8日 18:08
2月21日のことである 「私の誕生日は、呪われてる」勿論、彼女に言わせるとだ 「誕生日、おめでとう!」 「最悪なんだけど…」休み時間、彼女に話しかけると、ボソッと 「なんで?」知ってて、聞く私 彼女は、話し始める @@@去年、学年末テスト直線対策の通常授業で、塾で勉強していた 今年、学年末テスト直前対策の振替授業
2023年6月29日 18:13
拝啓この文章が、あなたに届くかわからないけどあなたに伝えたいことがあるのです Yちゃんが、受験生になりました 彼女は、あなたの授業後、お残り補習でじっと黙って、目を潤ませていたことが・・・彼女は、自分自身に腹が立ちそして、そんな自分自身が悲しかったんです 彼女は、大人しい子で、あまり喋らなかったずっと我慢して、オトナがそう接していたから彼女は、自
2023年6月24日 19:23
参道から枝分かれする一方通行の細い通り1つ目の小さな交差点を左折するとその洋食店はアンティークのようにあった 店内は、カウンター4席と、テーブル2席清潔感と洒落た雰囲気に満ちていた 15年前仕事場近くで、週に1.2回は通っていた老シェフがリズミカルに腕を振るっていた OLや近くに住むであろう主婦で溢れていた小洒落た料理は、量は少なめで、美味しか
2023年6月17日 15:46
ある日の休み時間 「T先生は、こいのぼりを食べます」小4の男の子が、笑いながら私に話してくる 「えー、T先生、こいのぼりを食べるの?」小5の女の子が、笑いながら私に話してくる 「こいのぼりって、何の味か知ってる?」T先生は、子供たちに質問する 「火星人の先生と金星人の先生は、仲が良いからわかるでしょー木星人には、わからないよー」 ど