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なぜ、悪習慣は変えられないのか。世界で話題の骨太研究本『習慣と脳の科学』(みすず書房)を読んでわかった、「私」の危うさ
選書サービス「ほんのれん」は、テーマごとに厳選した5冊の本を紹介しています。ほんのれんvol.17のテーマは「スマホ中毒?」。今回紹介するのは、『習慣と脳の科学 どうしても変えられないのはどうしてか』。
スマホ中毒、食べ過ぎ、運動不足にアルコール依存……。
みなさんは、どんな悪習慣を変えたいですか?
私たちは、自分の習慣を変えようとするとき、「今日からダイエットしよう!」なんて決断して、意思の
ゴリラ研究者はスマホをどう考える?京大元総長 山極寿一『スマホを捨てたい子どもたち』を読んで、人間の脳キャパを知る
京大元総長でゴリラ研究者の山極寿一さんはこんな場面に遭遇した。
ある講演会、100人の高校生に尋ねる。
「スマホを持っている人は?」ほとんど全員手を挙げる。
続けて、こう聞いてみる。
「スマホを捨てたい人は?」こちらも、なぜかほとんど全員手を挙げる。
スマホなしには生きられないのに、スマホを捨てたいとはどういうことか?
どうやら、その謎を解く鍵は、「人間の脳のキャパシティ」にありそうだ。
30代女性編集者が、お金本5冊読んで語り合ってみた。お金って、結局なんですか?
100円玉、PayPay、クレジットカード、見慣れない新札。「お金」って結局何なのでしょう?
お金と国家はつながっている?
◆ニレ:
お金がないってやっぱり不安やんな。
●おじ:
リーマンショックのあおりを受けて会社を辞めたくちなので、お金がない怖さはすごく感じてた。お金欲しい!って切実に思ってた……。
★はる:
『ふしぎなお金』では、財布を「拳銃」に見立ててるんだよね。まわりが銃をもって
「大人も学び続けろ」プレッシャーがしんどい。10冊の本で考える、子どものように学びを楽しむ5つの方法
「子どもでいる」ことが生存戦略人間は、「子ども時代」を長くした。馬は生まれて30分で走り出し、鳥は数日から数週間で巣立ちする。かたや人間は、独り立ちするのに何年もかかる。特別に長い子ども時代。なぜ、ヒトはそんなものを手に入れたのだろう。
続きは、Business Insiderのページから。(全編無料で閲覧できます)
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【こども×本】編集者が厳選した「こども力」を考える5冊(ほんのれんvol.12まとめ)
AIに乗らない「こども力」?
編集長・仁禮洋子
AI時代、あちこちで「人間だからこその力とは何か」という議論がされている。なにが人間を人間たらしめているのか?
成長という観点から見ると、人間の「長いこども時代」に最たる特徴があるらしい。馬は生まれて30分で走り出し、鳥は2ヶ月弱で巣立ちする。かたや人間は3〜4年は、大人が片時も目を離せない。ものすごくのんびりした成長だが、実は大きな利点が
ピカソ、ダヴィンチ、みうらじゅんの共通点は?天才たちこそ◯◯だった
ピカソはこう言った。
「ラファエロのように描くのには4年かかったが、子どものように描くのには一生かかるだろう。」
天才たちは「こどもの力」を信じている。いや、むしろ、天才たちこそ「こどもの力」を活用しているのかもしれない。
さかなクンの無垢な瞳。少年の頃の夢を実現させた大谷翔平。10歳のころからの仏像好きを貫いて、日本に仏像ブームをもたらしたみうらじゅん……。
今回のエピソードでは、「こども力
想像力を鍛えるには「ゲシュタルト崩壊」が大事? 『想像力:生きる力の源をさぐる』(春秋社)を読む
想像力こそ、クリエイティビティの源だ。だとするならば、想像力はどうやって鍛えたらいい? そして「想像力」こそ、生きる力ってどういうこと? でも、想像力があるから、差別も生まれた…?
「想像力」について深く考察した『想像力:生きる力の源をさぐる』を読み解きます。編集部女子4名が辿り着いた目標は、「ゲシュタルト崩壊していこうぜ!?」
▽今回のトピック
「想像力」の定義/雲を逮捕してください?/大
なぜ、こどものクリエイティビティは大人になると消えるのか。50年分の子どもの詩を集んでわかったこと 『ことばのしっぽ』(中央公論新社)
子供は誰でも芸術家だ。
問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。
(パブロ・ピカソ)
こどもはクリエイティブ。毎日、不思議なロボットをつくったり、ひらがなの「れ」がカンガルーに見えたり。どうしてこどもって、そんなに創造力も想像力も豊かなんでしょう?
もしかしたら、こどもは知識も経験も「ない」からこそ、クリエイティブなのかも? 編集は不足から生まれる(by松岡正剛)。制限があるからこ
子どもは40000回質問する!?「質問力」や「好奇心」を鍛えるなら、なぜなぜ期の子どもに学べ
子どもは質問の天才だ。「なんで空は青いの?」「いまは、『朝』?」「ウシがおならを1年間ためて、大きいのを1発したら宇宙まで飛んでいける?」。
人間の子どもは、2歳から5歳までに、4万回もの質問を繰り出すらしい。ならば、大人の私たちも、子どもの「質問力」や「好奇心」に学べるところがあるのかも。
今回は、子どもの「好奇心格差」が経済格差を生むというショッキングな仮説を立てた『子どもは40000回質
スキルアップはもう古い?内なる「こども力」を呼び覚ます名著『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン著(新潮社)
大人はいつも忙しい。仕事はもちろん、休日だって、なかなか心が休まらない。「自分のスキルを高めないと!」「経験値を積まないと!」 大人はずっと追い立てられている……。
でも、もしかしたら、何かを「身につける」よりも、子どものころにもっていた力を「取りもどす」ことも大事かも? 「学びほぐし」とも訳される「アンラーン(unlearn)」ってどうやってするんだっけ?
ほんのれん編集部では、自分の内なる