スキルアップはもう古い?内なる「こども力」を呼び覚ます名著『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン著(新潮社)
大人はいつも忙しい。仕事はもちろん、休日だって、なかなか心が休まらない。「自分のスキルを高めないと!」「経験値を積まないと!」 大人はずっと追い立てられている……。
でも、もしかしたら、何かを「身につける」よりも、子どものころにもっていた力を「取りもどす」ことも大事かも? 「学びほぐし」とも訳される「アンラーン(unlearn)」ってどうやってするんだっけ?
ほんのれん編集部では、自分の内なる「こども力」が何なのか、本といっしょに考えていきます。エピソード1本目は、レイチェル・カーソンの言わずと
知れた名著『センス・オブ・ワンダー』をご紹介。
「センス・オブ・ワンダー」があれば、ヌードモデルの肌が地層にも見えるし、ノーベル物理学賞も取れる!?
▼紹介した本
『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン(著) 上遠恵子(訳) 新潮社 1996
『西の魔女が死んだ』梨木香歩(著)新潮文庫
▼エピソード
スキルアップ?アンラーン?/朝永振一郎の名言「これが科学の芽」/あの『センス・オブ・ワンダー』登場/そもそもセンス・オブ・ワンダーって何?/ヒヤシンスが曲がったのは、ボクとしゃべるため?/ヌードモデルの肌が地層に見える!/パスツールのセレンディピティ/『西の魔女が死んだ』を思い出す
▼「こども力?」を考える旬感本5冊
『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン(著) 上遠恵子(訳) 新潮社 1996『ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集』
読売新聞生活部(監修) 中央公論新社 2023『子どもは40000回質問する
あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』
イアン・レズリー(著) 須川綾子(訳 ) 光文社 2022『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え
: 100の質問に100人の第一人者が答える』
ジェンマ・エルウィン・ハリス(編) 西田美緒子(訳)
河出書房新社 2023『想像力 生きる力の源をさぐる』
内田伸子(著) 春秋社 2023