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読み物としての企画書

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企画書を読み物として愉しんでいただく連載です。最終的には「企画書」にメロディをつけて歌うのが目標。笑
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「リモート会議にシュプレヒコールを」の企画書

「リモート会議にシュプレヒコールを」の企画書

なんとなくタイトルが「村上龍」っぽいが。それは置いといて。

以前、とある深夜帯のバラテエィ番組の会議でのこと。

余りにも作家から「下ネタ」企画が提案され過ぎるので、業を煮やした総合演出(テレビにおける絶対的企画決定者)がこう叫んだ。

「エロに未来はない!!」確かに。刹那的な視聴率は獲れてもその企画がゴールデン枠に上がることは今のテレビ界では決して無い。

それになにより、全てのテレビマンが憧

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「今だからこそ、あのマスクに広告を〜マスクサイネージ〜」の企画書

「今だからこそ、あのマスクに広告を〜マスクサイネージ〜」の企画書

一時期「デジタルサイネージのコンテンツを考える」という仕事を受けた。

デジタルサイネージとは…

駅構内の柱など人々の目にする場所にモニターを設置。そこに広告動画を流すというもの。

要するに「空いているスペースを利用したデジタル広告」だ。

この案件を受けて以来、街の中の「空白」を見つけると

「うわ〜!この空白もったいない!」「うわ!ここも!」「ここにも!」と空白全てが「広告に使えるスペース

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「視聴率1%ごとに寄付するテレビマン」の企画書

「視聴率1%ごとに寄付するテレビマン」の企画書

こういうご時世なので、困っている人を助けたい。

そんな気持ちを持っている方が増えています。

志村けんさんの人気番組「だいじょうぶだぁ」も配信開始。再生回数に応じて入る収益を日本赤十字社に寄付するとのこと。

スポーツ界を見ても、プロ野球選手なら「ヒットを打った本数ぶん寄付」など「誰かのために」を「自分たちのモチベーション」にして戦う選手も。

では、テレビマンならどうでしょうか?視聴者の方には

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note100日連続投稿しました。

note100日連続投稿しました。

2020年1月3日に開始したnote投稿が昨日(4月11日)連続投稿100日になりました。

今まで読んで下さった方々、おつきあい下さったフォロワーの皆様&「スキ」を下さった方々、誠にありがとうございます。

さて今回は、note投稿100回を記念して「100日連続投稿してみて…」を振り返りたいと思います。

投稿開始当初は「今まで世に出ていなかった企画書」=「自分の脳みそ」をチラ見せする連載を考

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「バラエティの教科書」の企画書

「バラエティの教科書」の企画書

ドリフターズ再評価を受けて、この本がAmazonで5万円で出品されていた。

ワタシもこの本持ってるけど、絶対売らない。なぜなら昭和の美術さんが血の汗流して作り上げた「発明品」が載っているからだ。

テレビ業界では「頭の上から落ちてくるタライ」ひとつとっても「発明品」。アレは薄くて軽い特注品なのだ。

市販品で「頭上から金タライ」やると必ず首をいわす。(以前ある番組でそれを知らないスタッフが用意し

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「ラテ俳句」の企画書

「ラテ俳句」の企画書

皆さんは「ラテ」をご存じでしょうか?

と言っても「カフェラテ」の「ラテ」ではありません。

ココでいう「ラテ」とはテレビ用語で「ラジオ・テレビ欄」の事。

新聞を購読している視聴者の皆様に番組内容を分かりやすくお伝えするための文章で、そのルールは「1行10文字」と決まっています。

たまに「縦読み」でメッセージが浮かび上がることも。

この文章はだいたいテレビマンが考えていて、ずーっとこの「ラテ

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「寝る前にやる、こころとカラダの感染予防」の企画書

「寝る前にやる、こころとカラダの感染予防」の企画書

「#ステイホーム」と言う事で…。全然そんな事は無いと思うんですが、どこか人と会うこと自体が「罪」のように感じ始めている日本人も増えてきている今日この頃。

コロナから「こころとカラダ」を守る新しい生活習慣の提案です。①就寝時、ベッドに潜り込んだら…

②目を閉じて「今日一日に会った人」の顔を、朝から順に指折り数えながら思い浮かべてみましょう。

③10人以下なら…「よし!コロナ拡散防止に協力できた

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「ボーッとしないために新しいゾンビコンテンツを考える」企画書

「ボーッとしないために新しいゾンビコンテンツを考える」企画書

部屋に閉じこもっている方が多い中、頭を鈍らせないためにとっておきのブレストがある。

それは「常に新しいコンテンツを求められている」刺激的なジャンルをテーマに考える事。オススメは、毎日のように新しいものが生まれては消える「アイドル」

そして「ゾンビ映画・ドラマ」だ。ということで新しい「ゾンビコンテンツ」を考えてみると…

基本「ゾンビもの」は「隔離された世界」が舞台となる事が多い。

隔離された

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「偉大なるコメディアンへ贈る」企画書

「偉大なるコメディアンへ贈る」企画書

月曜22時。SMAP×SMAPが全盛期の頃、(14年ほど前)裏番組で苦戦していたある局に出そうと考えた企画。

スマスマが国民的アイドル路線なので、こちらは思いっきり「男」を前面に出したギトギトした企画はどうか?と考えた。

主役はもちろん我らが「志村けん」だ。当時の熱を伝えたいのでそのまま記す。なので今ではセクハラ的に見えるかもしれないし、登場する例は古いと思う。

タイトルは

男の夢を見せて

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「令和の遠山の金さんプロジェクト」の企画書

「令和の遠山の金さんプロジェクト」の企画書

「遠山の金さん」の名前を聞いたことがないという日本人はおそらく1人もいないだろう。

江戸時代、北町奉行に就任した「遠山景元」。実在の人物である。

時代劇では「桜吹雪」を見せびらかしての「名裁き」が代名詞だが、実際の人物はそんな時代劇で描かれるようなヒーロー像ではなかったという。

ではなぜ金さんは様々な戯曲やドラマ、映画などに描かれ、後世まで語り継がれる人物になりえたのか。

それは金さんの奉

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「テレワークだからこそ、腹筋を割れ!」の企画書

「テレワークだからこそ、腹筋を割れ!」の企画書

昨日、生まれて初めてのテレワークに挑戦。MicrosoftTEAMSを使用してネットでグループチャット会議。割とサクサク会議が進む。

普通に会って話す会議もいいが、自宅だからこそのリラックスもいいものだ。

コロナのせいでこういう状況になったのだ。どうせなら普通の会議ではできない、アレをしながらの会議を楽しんでみよう。

そう思い、早速アマゾンでアレを購入。

アレとは腹筋バキバキへの最終兵器「

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「浜辺美波のある暮らし」の企画書

「浜辺美波のある暮らし」の企画書

浜辺美波は正義だ。(異論は認めない)今まで「美しさ」と「存在感」を兼ね備え「演技がもっと見たい」と思わせる女優さんは数多いた。

しかし、浜辺美波なら今からでも遅くはない。「全作品」を追っかける事が出来る、そう「コンプリートできる女優」なのだ。

今回は企画と言うより、そんな「浜辺美波の『今まで』と『これから』をコンプリートしてみないか?」という「新しいライフスタイル」の提案なのかも知れない。

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「考え過ぎな貴方に贈る『正しく恐れる』不安解消番組」の企画書

「考え過ぎな貴方に贈る『正しく恐れる』不安解消番組」の企画書

首都東京に「閉鎖令」が出るかも知れないー。

そんな万人が不安を感じる時代に送る「根拠ある気休め」番組。春秋時代 杞 (き)の国ー。

「天が落ち、地が崩れて身の置き所がなくなるかもしれない。」心配して夜も眠ることができなかった者がいたことから、無用の心配を杞人の憂い、すなわち杞憂と言った…。

世の中を見るに…毎日のように、天変地異!犯罪!奇病!戦争!それをいたずらに煽る報道、番組、記事のオン

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「新しいコンビ名で芸人の解散を阻止する」企画書

「新しいコンビ名で芸人の解散を阻止する」企画書

春は出会いと別れの季節。

とりわけ3月は、芸人にとって特に重い月…そう「解散」が急増する季節だ。(12月も)

だが、解散する前に待って欲しい。君たちには最後の手段がある。

それが「改名」願わくば、改名してこのピンチを乗り越え、笑って2020を過ごそうじゃないか。

ということで!

オススメのコンビ名をココに記す。お好きな物をご自由にお取り下さい。

①ギクシャク→「コンビ仲の悪さ」が原因で

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