明日3.11 東日本大震災から13年。 資料館を訪問した時、語り部の方が、 「今も水が怖くてお風呂に入れない。シャワーも5分が限界。」 とおっしゃいました。今もカウンセリングに通っている人もいるそうです。大切な人を失った人、傷がまだ癒えていない人がたくさんいることを知りました。
3.11。あの日、やっとの思いで東新宿まで辿り着き、半泣きで新宿三丁目まで歩き、バー月桃に転げ込む。「どうぞ、ソファでゆっくりしてください。僕も電車が動くまでは帰れないし、店開けてますから・・」と優しく言ってくれたのが、今の伊江島、芭蕉布のマスター。お世話になりました。
あの日、東京メトロ丸の内線の淡路町駅ホームにいた。先輩と営業交代の挨拶に行くところで、ホームに座り込んだ。人の海の中を非日常感にハイになりながら会社まで3時間歩いた時、まさか東北では津波が起きて人が亡くなってるなんて全く想像してなかった。あの映像を観た時ほど目を疑ったことはない。
あの日。 どこかの店で固定電話を借りようと、銀座のバーにお世話になったのを鮮烈に思い出す。 店長が「うちも難民避難所ですよ!」と言っていた。 高額なウイスキーが棚から落ちて割れちゃって、泣きながら掃除をしていた若者の顔を思い出す。