見出し画像

13年目の3.11、元日からの能登地震、防災Lab.北九州

おはようございます。
今日は2024年3月11日。
『3.11』から13年が経ちました。

また、今年は、元日から、能登地震が発生。

まさに、時と場所を選ばない、災害はいつ、どこで起こってもおかしくないんだということを痛感しました。

よりによって、元日に、あれほどの規模の地震が発生するなんて・・・。

災害の恐ろしさと、
備えの必然性を感じます。

ある新聞記者さんから連絡があり、
『3.11から13年で、何かイベントなどありませんか?』とのことでしたが、特に何も設定はしておりませんでした。

3.11から10年を機に、コロナ禍ではありましたが、オンラインにて、北九州での防災活動に関わる人が集い、話し合いをしました。
そこから、『防災Lab.北九州』というプラットフォーム型の組織が生まれていきました。

多種多様な人たちが参画しており、
とっても様々な目線から、災害や防災を見つめています。

この幅広い角度からの視線が何より重要なんだろうと思います。

例えば、こんな人って、メンバー表を挙げるのも大変なほど、多数の皆さんが参画されています。


今年度は、関東大震災から100年だったということで、
『防災の日100年プロジェクト』というものを実施いたしました。

北九州市制60周年の助成事業でご支援いただき、実施することができました。とても感謝しています。

SNSでの100日間にわたるリレー投稿と、
市民参加型のイベントでは3,000人の方がご来場されました。

近年の災害経験の少ない北九州にあって、これだけ大きな波が起こせていっていることを誇らしく思います。


この『防災Lab.北九州』は、
前述のような、市民の皆さんへの発信や啓発をする外向きの機能だけではなく、
参画する自分たちが、ともに学び合い、刺激し合う、『内向き』の機能も持っています。

そこで、
『学び合いの会』というのを以前から実施していました。

前述のプロジェクト後は、ちょっと一休みしていましたが、
3.11から13年。
そして、能登地震を受けてというテーマにて、
3/9(土)に、『学び合いの会』をオンラインで開催しました。


参加メンバーは恒例の、多彩な方々。
それぞれの角度からご意見、ご発言いただき、とっても面白い学び合いの場となりました。

災害と共存する地形のこと。
ペットの防災対策のこと。
最前線の消防活動のこと。
SNSのこと。
被災者のこころのこと。
現場での臭いのこと。
孤立や物流のこと。
備蓄や備えのこと。
復興やまちづくりのこと。
民業からのアプローチのこと。
子ども向けの防災啓発のこと。
若者の参画のこと。

などなど、
とっても様々な話題に及びました。

東日本大震災では、
津波からの避難。
自助による命を守ることの大切さと難しさ。
共助により助かる命があることの重要性。
を特に学び得てきているのだろうと思います。

能登地震では、
SNSと災害対応。
地形とそれに基づいた備えの重要性。
を特に学び得てきていると思っています。


防災は、特別な人、専門の人だけがするようなものではありません。

生活の中の一部であり、全ての人に関係があり、とてもとても大きな影響があります。
だからこそ、多彩で、それぞれの分野や角度からの取組みやアプローチ、気付きや研鑽が必要なんだろうと思います。

そんなことが少しでも体現して、前進していけるプラットフォームが、この防災Lab.北九州だと思っています。
とても素晴らしい組織になってきています。

久々の開催だった『学び合いの会』でした。
とても有意義な時間となりました。

また、定例的に開催できるように、声掛け、提案していけたらと思っています。
ゆるやかな場ですので、どなたでも、ご参加大歓迎です。


今日、14:46。
東北の空に向かって、黙祷を捧げたいと思います。




今日もご覧いただきありがとうございます。

冒頭の写真は、藤本 えり|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

東日本大震災での経験をアーカイブとして活字にしてみました。



<2年前の”今日”の記事★>

この提案から、『防災Lab.北九州』へと進んでいきました。


いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!