＊3.11 出会ったキュウちゃん🐶。
東日本大震災から３～４日後、
地震により瓦が落ちてしまったお客様(当時は住宅会社勤務)の対応で、ガソリン不足の中、そして断水中のなか、お風呂もなかなか入れず。
スッピンで、一所懸命仕事に行っていた。
そんな仕事終わりのまだ寒い夜、
４車線道路の中央分離帯に犬のぬいぐるみ……??
一度通り過ぎた辺りで、
「犬だなありゃ…」
「轢かれたのかな…」
「でも動いていた様な…」
状況的に車通りは少なかった。
数100m運転しながら考えて…、Ｕターン。
道路脇に車を停め、確認に行く。
生きている🐶。
後部座席にあった会社のジャンパーでくるみ、
車に乗せた。
暴れたりはしなかった。
薄茶色のトイプードル。
高３の時まで雑種犬を飼っていたが、それ以降は何も飼っていない。
とりあえず家に連れて帰り、起きていた母に事情説明💭。
玄関内に段ボールなどで居場所を作り、休ませた。
水や食べ物を与えたけれど、水も飲まなかった様な気がする。
とにかくあまり元気が無く。
翌朝父が「どこかに置いてきなさい」と言うので、
一緒に会社へ向かった。
「どうしよう」と困りながら、愛犬家の会社の先輩に相談。
会社に連れて行き、段ボールのまま事務所へ🐶。
先輩がよくワンコを確認すると、やはり車に轢かれたのか少しケガをしていた。
動物病院に電話し、診てくれるという病院へ先輩が連れて行ってくれた。
事情を説明すると、無償で処置してくれた。
同時に飼い主探し。
寛容な職場と上司のもと、事務所で先輩と迷い犬登録。
(傍らの部長は犬嫌い🙈)
同じ様なワンコを探している方に連絡を取り、事務所に確認に来てもらった。
中年のご夫婦。
探しているワンコと…違った。
２～３日は保護していた記憶だけど、曖昧。
また同じ様なワンコを探している方に、事務所へ来てもらった。
高齢のご夫婦👴👵。
今まで元気の無かったワンコが、ご夫婦を見た途端にシッポを思いっきり振って全身で喜んだ。
…こんなに元気だったんだ！！
いや、嬉しかったんだ。
ご夫婦はワンコに「キュウちゃん！！！…涙」
と呼び掛けた。
小さい頃、キュウキュウ🐶と鳴くのでキュウちゃんと名付けたそう😊
数日保護したキュウちゃん。
寒空の下、出会ったキュウちゃん。
地震に驚き、逃げてしまったそう。
少しケガしてしまったけど、飼い主さんに元気に会えて良かった。
ちょっと別れは寂しかったけど、本当に何より。
後日、先輩と私に素敵なポーチをプレゼントして下さった飼い主さん。
ビーズが縫い付けられている。
印鑑入れとして、大切に使用☘️
地震発生時は仕事中で、事務所は書類棚などが崩れ。
１時間位は会社で待機するも、帰るよう指示があったような。とにかく30分位で帰れる家に５時間位掛かって到着した。(車で)
道路の隆起と、停電による信号非点灯。
寒いし、動かないし、トイレ行きたいし。
当時はまだ実家暮らし。
１週間断水していたので、友人宅のシャワーを借りたり、職場のお風呂を借りたり。(住宅展示場)
幸い、職場の隣がガソリンスタンド。
水も会社から頂いていた。
大変な経験だったけれど、
この時期はキュウちゃん🐶を思い出す。
🌸
保護時のキュウちゃん🌷
