『茶の本』に見る日本人の誇りと気概~その1.文明国とは

岡倉覚三(天心)の『茶の本』を読んだことがない人は、その内容を、何やら優雅なものであるように想像するのでありましょう。
そして、「茶道は敷居が高そう」という想いと相まって、「理解できそうにない」と敬遠しているかも知れません。
それに、古典はどうしても読みにくい・・・。
読まない理由としてはそんなところかなぁと思うわけですが、
いずれにしても、読まずにいるのは実にもったいないと言うべき一冊です。

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あなたと通じ合えた一瞬です!
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M-484 救世観音半面

石膏像サイズ: H.25×W.16×D.8cm(原作サイズ)
制作年代  : 7世紀前半
収蔵美術館 : 奈良・法隆寺

奈良・法隆寺の東院の中にある”夢殿”に安置されている観音菩薩立像”救世観音(ぐぜかんのん)”の半面です。石膏像の半面は額の部分の形状が異なりますが、光背と宝冠を外した状態で型取りされたためと推定されます。

法隆寺は聖徳太子ゆかりの”聖徳太子建立七寺”のひとつ。聖徳太子一族の住

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石膏像は西洋彫刻師を体現した存在です。
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図録『岡倉天心とボストン美術館』

『茶の本』の著者として、また明治時代を代表する思想家のひとりとして

良く知られている岡倉天心さん。

その審美眼が如何ほどだったのかを触れてみるのに

丁度良い一冊かもしれません。

亡くなるまでの10年間、ボストン美術館の仕事に携わっていたこともあり

この展覧会では天心さんゆかりの作品や

天心さん自身が収集した美術品により、その業績を辿れます。

明日オンラインストアにてアップします。

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岡倉天心は、日本美術院の創設者の1人です。
しかし彼が東大で学んだのは政治学。卒論は「国家論」でしたが、提出2週間前、妻の元子が癇癪を起してそれを焼き捨てたため、慌てて書き直したのが「美術論」でした。その後彼は美術界に傾倒していくことになります。
世の中何が起こるかわからない…。

良い記事をお届けできるよう、これからも頑張ります!
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茶の湯を基準に日本文化を奥深く学べる本!岡倉天心「茶の本 (新訳版)」

最近はとある本にどっぷり浸かっていました。

日本の思想家である「岡倉天心」の著書「茶の本」です。

この「茶の本」と言う書籍は、岡倉天心が海外に向けて「茶の湯」を紹介するために書いた本「THE BOOK OF TEA」を日本語に訳したのものです。

岡倉天心は簡潔かつ複雑なニュアンスを暗示する言葉選びをする人で、そのため、一読しただけでは理解出来ない文章が多くあります。

そういった部分に配慮を

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Yay! Thank you!
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茶の心

大学生になった私はすっかり意気消沈していた。本当は大学を休学して少し休養をとるべきだったのだが、何となくレールから外れることが怖くて石にかじりつくようにして大学に通い続けていたのである。やはりここは何か新しいことを始めるべきだろうと私は考えた。まずはなにかサークルに入ろう。見学会の最中にはもちろん弦楽部にも足を運んだのだが、練習が毎日あるということで諦めざるをえなかった。当時私は自宅から往復に5時

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ありがとうございます
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たくさん歩いた日曜日

昨日、投稿したお料理にお腹があたったのか、おなかの調子が悪いのと、喉が渇きに乾いて水分補給をこまめにしないといけない日でした。

そんな体調悪い日なのに、予約してたαアカデミーの後半の授業で外でスナップ撮影会をするために、片道2時間ほどかけて、根津神社へ行ってきました。(この内容は別ブログにアップする)

後から知ったのですが、この神社は縁結びの神様だったのですね。
個別にお参りをしてくれば良かっ

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スキありがとうございます!
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近代洋画・もうひとつの正統 原田直次郎展

最近、日本近代美術の原点を回顧する企画展が相次いでいる。東京国立博物館の「黒田清輝」展をはじめ、千葉市美術館では「吉田博」展、そしてこの「原田直次郎」展。吉田博はやや世代が若いとはいえ──原田直次郎(1863-1899)、黒田清輝(1866-1924)、吉田博(1876-1950)──、いずれも明治から大正にかけて日本社会のなかに近代美術を定位させることに精力を注いだ画家である。

原田直次郎は

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生け花は無益な殺生?|物書きのいけばな日記#01

華道のことを「生け花」と言います。
しっくりこないのは、「花を生かす」と言いながら、実際にしているのは殺生なのでは?と思ったから。
花の命を犠牲にして美を愉しむって、ただのエゴじゃいのか?と思ってしまいどこかひっかかります。
本当に花が好きなら、園芸でもよさそう…と思うわたしがひねくれているのでしょうか。

仏教国であるブータンでは、命を大切にする風習があり、切り花は売買の対象にならないと聞いたこ

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すきとおる存在感!透明力が上がった!
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成長するために手放すもの|女性社長の頭の中

卒業がおめでたい理由

「何かを手に入れるということは、何かを手放なすこと」
と言いますが、卒業は今ある地位や場所や習慣を手放すと言うことだなと思うのです。

そして、手放したらその余白に新しいものが入ってきます。

卒業は、強制的に環境や人間関係、習慣など、何かを手放し、新しい可能性を得ることです。
だから、わたしも学生さんたちの卒業に際して、学位を取得したことを祝うより、新たな門出を祝う意味合

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キラ〜ン!魅力が上がった!
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