ジョット・ディ・ボンドーネ ルネサンス美術の扉を開いた男
ルネサンスとは、「再生」「復活」などを意味するフランス語で、一義的には古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動でイタリアで始まりました。
なぜイタリアのことなのにフランス語かというと、この言葉が19世紀のフランスの歴史家ジュール・ミシュレが著した『フランス史』第7巻(1855年)で ‘Renaissance’という標題を付け、初めて学問的に使用したからこれが広まったのです。
それがどのようにして始まったのか。
ルネサンスになったからといってそれまでのゴシッ