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たおやか日記

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恋人との健やかな日々を紡いでいきます。 SNSをやっていない人なので、記念日にまとめてお披露目しています。 「彼氏・彼女」ではなく「恋人」という言葉にこだわっていると話したら…
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#自分

ただの至極な日常を

ただの至極な日常を

餃子を包んで、夜中まで一緒にゲームをして、
お布団の中で、互いの好きなところを言い合って。

目を見て、手を繋いで、好きだよと直接言い合えるこの尊い距離を、私は、もっともっと大切に、噛み締めて過ごさなければいけないのだ。

❄︎ ❄︎ ❄︎

「東京の生活が今より楽しくなられたら困る」

夜中、狭いワンルームの片隅で、君が呟く。

春から東京へ行くことを決めた私と、変わらずに
大阪で夢を追いかけ続

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ちゃんと、自分の脚で

ちゃんと、自分の脚で

am 4:50 梅雨入りに相応しい激しい雨。

雨の匂いを嗅ぎたくて、ほんの少し窓を開ける。
夜と朝の狭間で、雨の音だけが、部屋に響く。

蒼い光越しに見る君の横顔があまりにも綺麗で。

いつまでも、この静かな隙間が続けば良いのに。
ずっと、君だけを見ていられたら良いのに。

なんてね。

❄︎ ❄︎ ❄︎

最近、ほんとうにバッド続きな気がする。

天気の悪さに比例して、腰もギュッと痛くなるし

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脳みそのシワの先の先の先

脳みそのシワの先の先の先

「1番好きな所は雪の思想だよ〜」

ほっぺをぴったりくっつけて、満面の笑みを浮かべた君は、微睡みながら私の好きな所を教えてくれる。

もう何百回も聞いているし、君が私のことを、
ちゃんと大好きって、もう十分知ってるくせに、
この言い回しが好き過ぎて、つい何度も聞いてしまう。

いつだって「思想が好きだ」と迷わず答える君の
純粋さと、誠実さと、心の広さが、本当に本当に
愛おしくてたまらないのです。

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不器用ぽっぷな君の詩

不器用ぽっぷな君の詩

「ほんとうに情けないよね。ごめん。」
今にも泣きそうな声が、ギュッと私を離さない。

ううん、いいんだよ。全部だいすきだから。

何ヶ月も前から楽しみにしていたフェス。

くるり主催で、大好きなピアニスト角野隼人と
サウシー、sumika、秦基博などの超豪華メンツ。

「ごめんなさい、今起きました」
集合時間に起きた君から、電話がかかってきた。
待っている間、不安で潰れてしまいそうだった。

また

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むっちむちでもサ

むっちむちでもサ

生まれてからずっと自分の身体が大嫌いだった。

中途半端な身長のせいで既製服はツンツルテン。
「背が高いから運動出来そう〜」と言われて、
何度ガッカリされたことか。

逆に、150くらい小柄で華奢だったら。
もっとラブリーな服も、着こなせるんだろうな。
「届かないよ〜」なんて甘えられたら、どれだけ楽しいのでしょうか。

身長だけじゃない。このムチついた身体も。

「痩せたらもっと可愛いくなるのにね

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薔薇の槍を片手に

薔薇の槍を片手に

平然と、野に咲く薔薇のように、空高く伸び進み
柔らかな花びらの下に、鋭い槍を忍ばせていく。

圧勝したい。誰かに、自分に、負けたくない。

占い師に「あんたの性格は男だ」と言われた。
野心、野望、成長、支配、権力を好むらしい。

個人の性格を男とか、女とかで括るのは、
非常にナンセンスだけれど、その理由は、
性別なんかでは無く薔薇の槍を持っているから。

これは今月の標語。

生活に慣れることだけ

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たおやかの似合う君と

たおやかの似合う君と

「シチューみたいに温かい所が好きだよ」
なに、その可愛らしい形容詞の使い方。
私も木漏れ日みたいな君の言葉選びが大好き。

「アレブリヘのガチャガチャあるかな〜」
私がゴリ押しした民族学博物館を心から楽しみ、
いろんな国の楽器や雑貨のお土産を、大切そうに
ニコニコ抱えている所、本当に可愛いなって。

「そんな可愛い目で見られたらドキドキするよ」
最大のコンプレックスだったこの小さな一重を、
可愛い

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