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バイト先で出会って、バンドを組んで【ジャイアントジャンカー(4人時代)】※映像あり

高校時代に組んでいたバンド"女子バレー部"。それが三年間の全てだった。
電車が怖くて、不安で。人とうまく話せている気がしなかった人生。

そんな画伯ちゃんが、それでも"学校に向かいたい"と、心から楽しんで取り組めたもの。
人生で初めて自分から、「こんなんしてみようや〜」と意見を出したり、行動を起こすようになれたもの。


それがバンドだ。

前々回に話したGOD君。
彼とのその後を描いていく。

今回は画伯ちゃんの大学時代編。

前回までは↓↓↓


過去のバンド↓↓↓


マクドナルド

2002年。
高校2年生の頃。

画伯ちゃんがドラムをやることになったキッカケの、GODくんがまたしても近づき話しかけてくる。

クラスは離れたが、下校時にすれ違う機会が多かった。
おそらくそんな帰りでの会話だ。

「バイトの面接ついてきてくれへん?」

「あー!ええよ!なにすんの?」

「マクドナルド!あの駅の下の」

「あぁ。あそこか。あいつ(高校の友達)が働いてるとこじゃない?いつなん?」

"ついていくって何なんや..."
と思いながら当日を迎えた。

別の友達が働いてて、どこに出入口があるのか知ってる俺たち。
従業員専用の入口前で、初めてのバイト面接に緊張しているGODくん。

履歴書の確認と、口角の確認をして、半笑いな顔つきのままインターホンを鳴らした。

「は〜い。どうされました?」

モジモジする2人を見て、パート風な女性がドアを開けたまま尋ねてくる。

「バイトの面接に...」

奥に通され、パイプ椅子に並んで待つ。

「どうも〜店長の○○です。あれ!2人同時に来たの?」

「はい!」
と返事するGODくん。

2人同時...?

「ほんとはダメだけど、まぁいいや。2人同時に面接しちゃおう!」

2人で面接...?

もしかして俺も面接なのか?
聞いてないぞ。履歴書もなんも用意してないぞ。

半笑いのまま、汗をかく画伯ちゃん。

しかし、GODくんの顔面は真っ青になるも、画伯ちゃんは真っ赤になるくらい話しまくっていた。高笑いしていた。

「面接あるの知らなくて...ついてきただけで...」
と笑いながら話すと

「2人で来るって、そこのGODくんが電話で話してたから、時間差で2人と面接するもんだと勘違いしてたよ笑」

「えへへ〜」

なぜか画伯ちゃんも、バイトに受かっていた。
マクドナルドの店員さんになった。

何も覚えられず、半年間は月に2万ほどの給料分しか働かない、謎の笑ってるだけの店員として。

アルバイトと軽音

週3回は放課後に軽音の練習。週2の2~3時間くらいはマクドナルドでアルバイト。

他の時間は、家でドラム練習と、その頃に手に入れていたストラトキャスターでギターの練習をしていた。

FとB♭コードがいつまで経っても、うまく押さえられないまま。

人生で1番健常者感があった気がする。
このまま行けば、その日々を楽しんで、途中で就職して、いつか童貞を捨てる機会も来そうな...

そんな予感がしていた。
高校生って感じ。

前回までに話したとおり、初めて組んだバンド「女子バレー部」は卒業と同時にフェードアウトして消えていった。

1度だけスタジオに入ったが、みんなもう"俺たちがやるのはコピーバンドではないな"と帰り道で気づいたはずだ。

それぞれが別の道へ進んで行った。

半年も経つにつれ、アルバイト先では同世代から、パートの年上女性たちまで、みんなと仲良くなっていた。

それはもう、画伯ちゃんには無かった和気あいあいさ。
なんの仕事を覚えてなくても、毎回丁寧に教えてくれて、話を聞いてくれたり、一緒に夜まで過ごしたり。

年上の大学生が、マネージャーとして閉店作業もするので、警備会社から確認のくる深夜2時前までタバコを吸いながら、トランプやチンチロリンしてタバコを賭けて遊んでいた。

夕方には、社員さんは帰っていくから。

100均で買ったクソぱさウエハース。偽物コーラ1リットル。
それだけを手元に置いて。

新しいバンド

ある日GODくんが、またしても近づき話しかけてきた。

「なぁ!ベースやらん?」

「ベース?ええけど」

「じゃあ今度スタジオ入ろか」

「メンバーはいるん?」

「おう!ドラム見つけたで!鼻や!」

「鼻(note内の仮名)かぁ」

あまり話したことのない、マクドナルドの後輩バイト。
2歳下の、小さくて変なやつだ。

ずっと独り言を話す。
仮面ライダーの歌や情報を、ずっと機械に向かって話していた。

フィレオフィッシュのバンズを、スチームする機械に触れる時は、特にうるさかった。
(単純に、蒸したパンに触れて熱いからかもしれない)

「あいつか〜(落胆)

しかし、ベースを持ってない画伯ちゃん。
そのことをバックヤードで相談すると、バイト先の大学生マネージャー(当時ベースでバンドをされていた人)が、もう使ってないベースを貸してくれた。

初スタジオ

スタジオに入るなり、鼻は上半身を脱いだ。
かと思うと、せわしなく揺れ、叫びながら叩いていた。

やっぱり変なやつだ!

真面目で直線的な演奏をしながら苦笑いする、画伯ちゃんとGODくん。

B’z好きな俺らの友人が、遊びがてらボーカルしに来てくれた。

いつもボーカルの選択が違うと思う俺たち。
この友達には、1度きりの参加にしてもらい、鼻の通う高校の友達がボーカルをやることに。

本当の初スタジオ

4人組になった俺たち。

・変なメガネのブサイクなボーカル
・冬にツナ缶臭くなるイケメンな気もするGODくん
・ずっと独り言を話す明らかな隠キャの鼻
・太っててずっとはしゃいでる画伯ちゃん。

初回から最後まで、阪急宝塚線の蛍池駅からクソ遠いスタジオシオン、それか箕面市の図書館の激安公的スタジオ練習していた。

俺たちにふさわしい。チープでクソッタレな練習場所だ。


初回はブルーハーツのハンマーリンダリンダなど簡単なコピーをしていた。


自分ら4人だけで、曲を作ってみたいね!
ということでセッションスタート。

全員が初めてのセッション。わけがわからなかった。
でも、この時から画伯ちゃんは取捨選択まとめることが上手かったように思う。

みんなの鳴らす中から最適なものを拾い集め、コード整理をして曲に変えた。

歌詞はそのときボーカルが来ていた服から、メンバーたちが取ってつけた。
「over the world」「she gave me」

2曲もできた。


本当に面白かった。
1人では思い浮かばないグランジみたいな曲と、ポップなハードコア調の曲

over the world


・she gave me


この曲は箕面市の図書館で生まれ、蛍池のスタジオシオンで成長していった。
次第にスタジオシオンばかり行くようになった。

図書館はシンバルが割れて、アンプが死んでいたからね。


その頃の曲まとめ↓↓↓


そして数ヶ月後には、
ライブでこんなふうに演奏することになる。


HEAVY ENDIESのリンクから同曲へ辿れるが、今回noteに過去のバンドの事をまとめたくなり、ついでに動画化もした。(当時のメンバーに許可どりはしていない)


スタジオでshe gave meなどの曲を作ってから、上の"ライブ模様の動画"に至るまでの数ヶ月。

今では考えられないほどの勢いで、曲を生み出していった。
この頃から狂気に飲み込まれていたんだと思う。

画伯ちゃんは大学にまったく通わず、ずっと曲を作っていた。
不安と汗が止まらなくて、電車に乗れなかったからだ。

次回は 4人の、その後の日々を書いていく

つづく

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