マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,736
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

文章が読めなくなった

文章が読めなくなった

コロナが繁殖してから、息が詰まることが多くなった。

様々な場面で文章を目にする機会が多いんだけど、あまりにも悲観的、批判的な言葉を目にすることが多い。やがて「コロナ」という言葉をミュートするようにもなってしまった。

僕の仕事はライターで、普段から文章を書くことが多い、だからこそ素敵な文章を書きたいと思うからたくさんの文章を読みたいと思っている。

書き手のエッセンスに触れ、自分の脳を良い方向に

もっとみる
僕が「素敵禁止」にする理由。

僕が「素敵禁止」にする理由。

「素敵」という言葉が好きです。そう言葉にできる状況にいることも、その言葉をやりとりできる相手がいることも、ほんとうに素敵なことで。しあわせなことで。

ただある時、ハッとしました。口グセのようになってしまってるなと。「素敵」と思って「素敵」と言うのはもちろんOK。でも「素敵」という磁力のある言葉に、だんだん自分の気持ちが集約されていく感覚がある。まるで、砂鉄を吸い寄せるマグネットのように。

その

もっとみる
私を置き去りにしちゃうのは言葉だった

私を置き去りにしちゃうのは言葉だった

『素敵』という言葉を使わずに『素敵』を表現するのって、大変とっても難しい。

昨夜眠れなくなった私は、阿部広太郎さんの『コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術』を読了しました。 (写真テカテカしておりすみません。)

そこで1番感銘を受けたのが、

「素敵」 を禁止してみよう

というお話です。

今までの私なら、人に優しくされると『ああ、”素敵”な人』と思ってしまっ

もっとみる
【読書記録】書いて生きていく プロ文章論

【読書記録】書いて生きていく プロ文章論

世の中には2種類の人間がいます。
そう。読んだ本の内容を「覚えている」人間と、「すぐに忘れてしまう」人間ですね。
私は後者です。3日前に読んだ本のあらすじを説明できないタイプ。

昔から読書は好きだけれど、何も身についていない事実からは逃げていました。
知識を自分のものにするために、読書記録を始めます。

---------------------------------------------

もっとみる
【突撃!岸田の文ごはん】阿部広太郎さんは、記憶に残る言葉に執着する

【突撃!岸田の文ごはん】阿部広太郎さんは、記憶に残る言葉に執着する

言葉の勉強をするために、私が大きなしゃもじを持ってプロのもとへ向かう「突撃!岸田の文ごはん」の時間だよ!

今回お会いさせてもらった人は、阿部 広太郎さん。

電通のコピーライターで、「企画でメシを食っていく」というインパクトのある講座の主宰でもある。

※突撃したのは2020年2月10日です。現在、電通ではリモートワークを基本とした業務対応が行われています。

優しそうな人だなと思いながら、プロ

もっとみる
アフターコロナに求められるライター像

アフターコロナに求められるライター像

昨晩はライター先生とオンラインサシ飲み。  

最近の自粛クサクサを聞いてもらいながら、「アフターコロナに生き残るライターとは」という話になりました。小説風に描いたので、興味がある人はお付き合いください。

start----------(フィクション含みます..)-------------------------------

「まあ、今あなたが独立するのは、心もとないわよね。実際稼いでないし、

もっとみる
コピーライティングとは? あなたの商品やサービスをものすごく欲しくさせる技術

コピーライティングとは? あなたの商品やサービスをものすごく欲しくさせる技術

どうも、新田です。

コピーライティングとは、言葉の力を十二分に発揮するスキルです。

ダイレクトにビジネスの結果につながります。

コピーライティングを身につければ、お客さんのほうから「あなたの商品を売って欲しい」「そのサービスをぜひ受けたい」「そのゲームぜひ遊んでみたい」と言ってもらうことができるようになります。

もっと言えば、「それについて教材を作らないんですか?」「次の作品を早くみたいで

もっとみる
連続ベストセラー作家が教える「伝わる文章の書き方」

連続ベストセラー作家が教える「伝わる文章の書き方」

このnoteは2019年12月24日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:アクイ リエ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日はですね、
連続ベストセラー作家が教える「伝わる文章の書き方」
というテーマでお話したいと思います。

ネタの強

もっとみる
文章が書けないたった1つの理由

文章が書けないたった1つの理由

皆さんは仕事で文章書くときに、どうやって書こうと悩んだことありますか。むしろ悩んだことないって人はいないでしょう。考えを言葉にすることって物凄くエネルギー使います。そもそも何で悩むんでしょうか。書かなければいけないことがあるから、文章を書くわけですよね。実は、文章が書けないことの9割以上は、構成をゼロから考えているからです。いやいや、自分の考えを言葉にするのが難しいからだ、と思う方もいらっしゃるか

もっとみる
手書きでポエムを書いてみる。

手書きでポエムを書いてみる。



まずは、手書きのポエムを読んでくれてありがとう。
これは、以前投稿したポエムを手書きに直したもの。「noteエアお花見」に参加しようと、撮りためていた桜の写真とともに言葉を添えたものだ。

今日はちょっと実験的な意味合いで。
以前嶋津さんが、このようなツイートをされていた。

「ポエムの価値を上げる」ということについて、これをきっかけに考えてみた。
ポエムについて、読む、書く、知る、がまずもっ

もっとみる
自分の文章で「最初の1万円」をもらう8つのヒント

自分の文章で「最初の1万円」をもらう8つのヒント

誰もが簡単にブログやYouTube、SNSで自分を表現し、情報発信できる時代になりました。

自分の知識や経験、才能を活かして、文章や情報発信で食べていける人たちもたくさん生まれてきています。まさに好きなことを分かち合い、自分らしく生きていく時代がやってきました。

そこでこのたび、『ユダヤ人大富豪の教え』、『20代でしておきたい17のこと』、『Happy Money』など数々の代表作を持つベスト

もっとみる
文章で「お金をもらえる人、もらえない人」

文章で「お金をもらえる人、もらえない人」

自分の文章で「お金をもらえる人」になりたいのであれば、それが多くの人の役に立つ文章を心がけることです。

あるいは、あまり役に立たなかったとしても「すごい面白かった!」と感じたら、人はお金を払います。

役に立たない、面白くもない文章だと「こんなの読むんじゃなかった、時間を無駄にした」と思われてしまうのがオチです。

厳しく聞こえてしまうかもしれませんが、「役に立つ」か「面白い」、この2つのうちい

もっとみる
文章で人を動かす「感情のエネルギー」の使い方

文章で人を動かす「感情のエネルギー」の使い方

文章で人を動かす秘訣は、「感情のエネルギー」の使い方にあります。

「感情のエネルギー??」と思った人もいるでしょう。
人は、感情で動きます。それを体系化したのが行動心理学です。

自分のことを少し振り返ってみると、よくわかると思います。
頭で行動したいと考えていても、心や体は納得していないということがよくあります。

たとえば、頭では「毎日ジョギングをするべきだ」とわかっているのに、心では「なん

もっとみる
校正者が重たい口をひらくとき|逢坂千紘

校正者が重たい口をひらくとき|逢坂千紘

 こんにちは、逢坂千紘です。

 ハッシュタグ「#monokaki公開校正」に投稿いただいた作品を、校正者の目線で読んでいく「物書きのための校正教室 monokaki公開校正シリーズ」の第二弾です!

 前回は長くなりすぎたこともあって、今回は3作品から校正的なポイントを解説していこうと思います。

 「読んでもらえるように原稿をキレイにする」という連載の原点に立ち戻って、「原稿のルール」や「文章

もっとみる