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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
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2020年10月の記事一覧

今話題のジョブ型雇用って?トレンドの理由とは

今話題のジョブ型雇用って?トレンドの理由とは

こんにちは。
プロモーションチームの古川です。

近頃よく耳にする「ジョブ型雇用」ですが、どういった制度なのかしっかりご存じですか?
今日は、基本的な点から今注目されている理由までを解説いたします。

ジョブ型雇用とは
ジョブ型雇用とは、各企業が会社における各職務の内容(ジョブ)を職務記述書(ジョブディスクリプション)にて明記し、その内容に基づいて必要な人材を採用・契約する制度です。

「仕事に人

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ジョブ型雇用とは。日本企業が見直すべき人事評価制度

ジョブ型雇用とは。日本企業が見直すべき人事評価制度

近年、日本企業で注目を集めているジョブ型雇用。これは欧米諸国で主流となっている雇用方法の一つです。
なぜ今、日本ではジョブ型雇用にスポットライトが当たっているのか。ジョブ型雇用を導入しはじめる企業が増加している理由やジョブ型雇用によってもたらされる人事評価や人財採用への影響について解説していきます。

ジョブ型雇用とはジョブ型雇用とは、企業側が求めている「職務」に対してコミットできる人財を採用して

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大企業の「個人として重視されている感覚の薄さ」を分析してみた

大企業の「個人として重視されている感覚の薄さ」を分析してみた

前回のnoteで、ぼくは、大企業で働く人々が抱える「閉塞感」とは「1人の人間として重視されている感覚の薄さ」×「自分1人では何も変えられないという無力感」だと書いた。

そしてそれらは、採用、契約、場所、時間、配置・異動、報酬・評価、健康(安全配慮)、コミュニケーション(マネジメント)、育成、退職という、会社の人事労務管理における10要素の「しくみ」のせいであって、決して「だれか」のせいではない、

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複雑なビジネスモデルデザインに必要なフレームワーク紹介

複雑なビジネスモデルデザインに必要なフレームワーク紹介

フィンランドでデザインマネジメントやビジネスデザインの修士を取得してから1年ちょっとが経ちました。

実務で事業を開発していくと、その領域にどっぷりと浸かることになるので引いた目線でもう一度学び直しをしたいなあと近頃、考えていました。

早速、先月末から、IDEO-UのService Designのコースと、デルフト大学のビジネスモデルデザインのコースをオンラインで受講しています。

この記事では

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研修を受ける時、その教室で「一番できないやつ」でいるようにしている。

研修を受ける時、その教室で「一番できないやつ」でいるようにしている。

昨今、外部の講習で面接やカウンセリングのロールプレイを受けることが多くなりました。初めて会う様々な年齢、経歴の方と一緒に講習の課題を行います。

研修とはいえ、真面目に実技に臨みますし、失敗するのは誰でも恥ずかしい。

が、一周回って「この教室で一番できてないくらいがいいかも?」と思い始めています。以下はその理由です。

1.講師やメンバーが自分のレベルに合わせてくれるロールプレイやグループワーク

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上司の機嫌が悪いwwあなたはどうすれば火の粉をあびない?

上司の機嫌が悪いwwあなたはどうすれば火の粉をあびない?

感情的に怒っている人にはどう対処するのがいいのでしょうか。いちばんいいのは「近づかない」ことです。秘書をしていた頃、先生の機嫌があきらかに悪く、ミスをしたら怒り出すことが容易に予想できる日がありました。

それを察した先輩秘書は「オレちょっと出てくるから、留守番よろしくね!」といって、いきなり事務所を出て行ったことがありました。当時、私は駆け出しです。いくら機嫌が悪くても、私に当たることなどできま

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「会社がどこ目指してるのか分からない」の声からミッションとバリューを再策定したらすごいよかった話 / Gracia一年間の歩み

「会社がどこ目指してるのか分からない」の声からミッションとバリューを再策定したらすごいよかった話 / Gracia一年間の歩み

1.はじめに
こんにちは、Graciaの代表をやっている斎藤です。Graciaは創業4期目の会社です。ギフトEC「TANP」を運営しており、誕生日プレゼントや出産祝いなど、あらゆるギフトシーンに対応した商品の取り揃えをしております。
Graciaではミッション・バリューを昨年2019/09にそれまで策定していたものをリニューアルしました。気づくとリニューアルしてから一年以上経過していました。このタ

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大き過ぎもしない、小さ過ぎもしない。期待値の適切なサイズ。

大き過ぎもしない、小さ過ぎもしない。期待値の適切なサイズ。

期待値の適切な大きさは意外と難しいんだな、と思います。
大き過ぎても小さ過ぎても問題に発展してしまうケースがあります。今回は期待値の適切なサイズについてつらつら考えてみました。

勝手に期待して勝手に傷ついた過去恥ずかしい話ですが、僕は勝手に期待して勝手に傷ついていた過去があります。当時を考えると本当に未熟でした。。
おそらく相手に過度な期待をしてしまう傾向があったんだと思います。

仕事の依頼を

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人が動くのは、アクションではなく、リアクション

人が動くのは、アクションではなく、リアクション

「人を動かす」「人が動く」

この言葉の差について、ずっと考えている。

僕は、イソップ寓話の『北風と太陽』をよく思い出す。

北風がやったように、力技で相手を動かそうとすると、逆に相手の心は閉じてしまう。「やりたい」と思っていたことも、他人から押しつけられると、醒めた気持ちになってしまう。太陽がやったみたいに、相手が自ら動きたくなる接し方とは何か?  

そんなことをずっと考えてきて、こちらのア

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