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千葉県鴨川市のカフェ&ゲストハウス KOZUKA 513 shop paper+αをア…

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千葉県鴨川市のカフェ&ゲストハウス KOZUKA 513 shop paper+αをアップしています https://kozuka513.com

マガジン

  • KOZUKA 513 shop paper

    KOZUKA 513 は千葉県鴨川市にあるcafe & guesthouse ショップペーパーのバックナンバー、店には店内閲覧用として冊子にまとめたものを置いていますが、せっかくなのでオンラインでも見ていただけるようにマガジンにしました。月一で新しいものを掲載しています。

記事一覧

固定された記事

僕らは古民家カフェ&ゲストハウスを始めた

「3・11」 2018年4月 長年勤めた仕事を辞めた。決してその仕事が嫌いだったわけでも、仕事的に使えない人間だったわけでもない。むしろ、かなり優秀な仕事人間で…

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9か月前
54

3月 なぜか心がざわついてしまうことが多いけれど 美しい春の始まりなのだ【KOZUKA 513 shop paper vol59 2024/03】

********** 雛人形を飾った 友人から譲り受けた由緒あるもので豪華な7段飾り 最上段は「内裏雛」 向かって左側に男雛を飾ったけれど これは明治以降の 欧米式…

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2か月前
1

最近 空の写真ばかり撮っているな もっといろいろなものに心を動かしていかなければ【KOZUKA 513 shop paper vol58 2024/02】

********** 雪らしい雪も降らないうちに 1月が終わり2月になった 北海道や東北・北陸ではこれからが寒さの本番なのだろうけれど ここ南房総では 2月になればも…

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3か月前
1

大変な年明けになってしまった2024年 そう言えば「Y2K問題」ってのが昔あったのだ【KOZUKA 513 shop paper vol57 2024/01】

********** 令和6年 2024年の年明けは 元日に「能登半島地震」 2日には羽田空港での航空機事故 と 心が痛む出来事が続いた 地震被害に遭われた方々のご冥福…

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4か月前
3

KOZUKA513 お米作るってよ(1)

ある日、近所に住んでいる移住の先輩から「田んぼをやらない?」というお話をいただいた。田んぼをやる?つまりお米を作る? なんでも、近くの農家さんが身体を悪くされ、…

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5か月前
5

直火に心も身体も癒される そんな冬を迎えようとしている12月【KOZUKA 513 shop paper vol56 2023/12】

長い都会のマンション暮らしの中で、寒い季節の暖房と言えばエアコンとタワー型の電気ストーブ、そして電気カーペットだった。併用すればかなり暖かく過ごせはするのだけれ…

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5か月前
5

「秋の夜長」ってこういうことか と改めて知った【KOZUKA 513 shop paper vol55 2023/11】

********** 「秋の夜長」という そうなのだ 夏至を過ぎれば日ごとに陽の入りは早くなり 11月ともなると 午後4時を過ぎればつるべ落としに陽が沈み あっという…

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6か月前
4

死んだ仔の歳を数える

今日、10月16日は看板犬「開」の誕生日だ。 この8月25日に虹の橋を渡った開は、生きていれば今日が16歳の誕生日。 開はとてつもなくいいヤツだった。 飼い主を愛し、飼い…

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7か月前
22

「○○の秋」についてちょっぴり考える【KOZUKA 513 shop paper vol54 2023/10】

********** 暑すぎた9月が終わり 少しずつ秋らしい気温に落ち着いてきた ようやく「○○の秋」なんてことも ちょっと考える余裕ができてきたような気がする …

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7か月前
9

虎太郎のトリセツ 2023年10月

10月2~5日に3年ぶりぐらいに帰省することになった。保護猫、虎太郎を空輸して連れて行こうかとも思ったけれど、いろいろ考え共同経営者夫婦に預けることにした。 本来犬派…

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7か月前
11

新米 からの 塩むすび!

ということで、撮影用に塩むすびをむすんだ。これは具は無し。本当の塩むすび。撮影者からのリクエストでが「三角にしろ」とのことだったので三角むすびにしたけれど、実は…

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8か月前
4

新米! 

ショップペーパーのバックナンバーをひとまずアップし終えて、それをちょっぴり手を加えてマガジンにまとめて一息つく、まだまだnote初心者「新米」の自分である。 南房総…

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8か月前
3

残暑の厳しい中 防災の日について考える【KOZUKA 513 shop paper vol53 2023/09】

********** この夏は暑かった いや、9月を迎えた今も暑い 「暑さ寒さも彼岸まで」というけれど 今年の秋の彼岸は 入りが20日 中日が23日 明けが26日 まだま…

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8か月前
4

8月11日は「山の日」だった それほど登山や山歩きは得意ではないけど たまにはいいかもしれない【KOZUKA 513 shop paper vol52…

********** 国民の祝日「山の日」は 2014年に制定され 2016年に施行された 「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」趣旨だそうだ 1995年にできた「海の…

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8か月前
4

「夜明けとともに起き日暮れとともに寝る生活」って 憧れるけど難しい【KOZUKA 513 shop paper vol51 2023/07】

2023年の夏至は、6月21日だった。5月くらいからだろうか、夕方になってもまだまだ明るいなぁと思い始め、日がのびていることを実感する。それが夏至にピークを迎え、そのあ…

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8か月前
2

第2外国語で選択したドイツ語はもちろん英語もまともにしゃべれないのだけれど・・・ま、田舎の方言はネイティブ というような…

********** 学生の時「第2外国語」という単位があって ドイツ語を選択した 他の言語に比べて簡単に単位がもらえるという噂だったから (それなのに試験を寝坊し…

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8か月前
僕らは古民家カフェ&ゲストハウスを始めた

僕らは古民家カフェ&ゲストハウスを始めた

「3・11」 2018年4月

長年勤めた仕事を辞めた。決してその仕事が嫌いだったわけでも、仕事的に使えない人間だったわけでもない。むしろ、かなり優秀な仕事人間であっただろうと思う。それでも、仕事を辞めた。

2011年3月11日
東北からはるか遠く離れた東京都品川区に僕はいた。大きな揺れに耐え切れずにあふれ出し流れ出すプールの巨大な水を眺めながら、不気味なほどに揺れる校庭の真ん中で、担任する5

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3月 なぜか心がざわついてしまうことが多いけれど 美しい春の始まりなのだ【KOZUKA 513 shop paper vol59 2024/03】

3月 なぜか心がざわついてしまうことが多いけれど 美しい春の始まりなのだ【KOZUKA 513 shop paper vol59 2024/03】

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雛人形を飾った 友人から譲り受けた由緒あるもので豪華な7段飾り
最上段は「内裏雛」 向かって左側に男雛を飾ったけれど
これは明治以降の 欧米式のマナーらしい  武士の世には
刀を帯びる左側に女雛を配するのは危険と言うことで反対に飾っていたとか
2段目の「3人官女」 3段目「5人囃子」 4段目「随身」 5段目「丁子」
それらの人物一人一人に 被り物があり持ち物がある
それを丁寧

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最近 空の写真ばかり撮っているな もっといろいろなものに心を動かしていかなければ【KOZUKA 513 shop paper vol58 2024/02】

最近 空の写真ばかり撮っているな もっといろいろなものに心を動かしていかなければ【KOZUKA 513 shop paper vol58 2024/02】

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雪らしい雪も降らないうちに 1月が終わり2月になった
北海道や東北・北陸ではこれからが寒さの本番なのだろうけれど
ここ南房総では 2月になればもう春
と移住してきた頃に言われたことを思い出す
水仙はすでに盛りを過ぎ
「菜な畑ロード」の看板が示す通り菜の花が盛りを迎え
噂ではもう頼朝桜(河津桜)が咲き始めているらしい
近くの佐久間ダム親水公園(鋸南町)は
水仙の後 河津桜・梅・

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大変な年明けになってしまった2024年 そう言えば「Y2K問題」ってのが昔あったのだ【KOZUKA 513 shop paper vol57 2024/01】

大変な年明けになってしまった2024年 そう言えば「Y2K問題」ってのが昔あったのだ【KOZUKA 513 shop paper vol57 2024/01】

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令和6年 2024年の年明けは 元日に「能登半島地震」
2日には羽田空港での航空機事故 と 心が痛む出来事が続いた
地震被害に遭われた方々のご冥福を祈り
被災地の方々が一刻も早く心やすまりますように
事故の犠牲者に哀悼の意を表すとともに
原因究明がなされ安全が取り戻されますように

今年の干支は辰 60年前の辰年1964年には
アジアで初の開催となる東京オリンピックがあった

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KOZUKA513 お米作るってよ(1)

KOZUKA513 お米作るってよ(1)

ある日、近所に住んでいる移住の先輩から「田んぼをやらない?」というお話をいただいた。田んぼをやる?つまりお米を作る?
なんでも、近くの農家さんが身体を悪くされ、跡継ぎもいないので、やめるか人に貸すかという状況なのだそうだ。

お米、作ったことあります。大山千枚田のオーナー制度にはもう6年ほど参加している。前職の仕事の関係で体験田植えや体験稲刈り、バケツ稲作りもやった。お米、作ったことあります。

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直火に心も身体も癒される そんな冬を迎えようとしている12月【KOZUKA 513 shop paper vol56 2023/12】

直火に心も身体も癒される そんな冬を迎えようとしている12月【KOZUKA 513 shop paper vol56 2023/12】

長い都会のマンション暮らしの中で、寒い季節の暖房と言えばエアコンとタワー型の電気ストーブ、そして電気カーペットだった。併用すればかなり暖かく過ごせはするのだけれど、何しろ電気代はかかるし室内は見事に乾燥する。それは仕方のないことだ。気密性の高い現代のマンションや戸建ての室内では、直火は中毒の危険性しかないからね。

昔々、直火は当たり前だった。
自分が幼少の頃(記憶はないけれど)、炊飯は七輪だった

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「秋の夜長」ってこういうことか と改めて知った【KOZUKA 513 shop paper vol55 2023/11】

「秋の夜長」ってこういうことか と改めて知った【KOZUKA 513 shop paper vol55 2023/11】

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「秋の夜長」という
そうなのだ 夏至を過ぎれば日ごとに陽の入りは早くなり 11月ともなると
午後4時を過ぎればつるべ落としに陽が沈み
あっという間に夜の闇になり長い夜になる
そんなことは知っていた 秋の日は短く夜は長い 「そんなの常識」だ
ところが 愕然とした 陽が暮れるのが早い あまりにも

都会で生活していた頃は 正直そんなことはどうでもよかった
早く陽が暮れたとしても

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死んだ仔の歳を数える

死んだ仔の歳を数える

今日、10月16日は看板犬「開」の誕生日だ。
この8月25日に虹の橋を渡った開は、生きていれば今日が16歳の誕生日。

開はとてつもなくいいヤツだった。
飼い主を愛し、飼い主に関わる家族や友人をくまなく愛し、
公園や道端で出会った子どもに耳を引っ張られしっぽをつかまれても、
決して吠えたり噛んだりせず、困惑した顔で飼い主を見上げる
そんな優しい犬だった。

2019年にcafe&guesthaus

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「○○の秋」についてちょっぴり考える【KOZUKA 513 shop paper vol54 2023/10】

「○○の秋」についてちょっぴり考える【KOZUKA 513 shop paper vol54 2023/10】

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暑すぎた9月が終わり 少しずつ秋らしい気温に落ち着いてきた
ようやく「○○の秋」なんてことも ちょっと考える余裕ができてきたような気がする

オーナー制度で参加している大山千枚田の新米が手元に届いた
今年は長い長い雨の降らない夏がいけなかったのか その後の長雨が祟ったのか定かではないけれど
ここ数年で言うと収穫量がやや少ないような・・・
そこに棚田を守ってくれている人々の大

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虎太郎のトリセツ 2023年10月

虎太郎のトリセツ 2023年10月

10月2~5日に3年ぶりぐらいに帰省することになった。保護猫、虎太郎を空輸して連れて行こうかとも思ったけれど、いろいろ考え共同経営者夫婦に預けることにした。
本来犬派の共同経営者は毎日のように虎太郎と触れ合い遊んでいるし、奥さんはもともとが猫派なので、間違いない。
というか、夫婦が旅行に行くときは夫婦の飼い犬の面倒を見ていたのだ、自分が。

ということで、飼い猫虎太郎のトリセツをまとめてみた。

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新米 からの 塩むすび!

新米 からの 塩むすび!

ということで、撮影用に塩むすびをむすんだ。これは具は無し。本当の塩むすび。撮影者からのリクエストでが「三角にしろ」とのことだったので三角むすびにしたけれど、実は最近三角のおにぎりは得意ではない。

その昔、初めて自分でおにぎりをにぎった頃は、丸型にするのがうまくいかなくて、いつもいびつな三角にぎりになっていた。

・・・どうも気になるな。「おむすび」と「おにぎり」、「むすぶ」と「にぎる」の使い分け

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新米! 

新米! 

ショップペーパーのバックナンバーをひとまずアップし終えて、それをちょっぴり手を加えてマガジンにまとめて一息つく、まだまだnote初心者「新米」の自分である。

南房総はお米の収穫が早く、すでに新米を味わっている。
お米は、近所の農家さんから玄米30kg単位で仕入れ、10kg単位で精米している。長狭米。山間部のお米なので小粒。でも甘味があって美味しい。普段は炊飯器で炊いているけど、ここぞ、というとき

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残暑の厳しい中 防災の日について考える【KOZUKA 513 shop paper vol53 2023/09】

残暑の厳しい中 防災の日について考える【KOZUKA 513 shop paper vol53 2023/09】

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この夏は暑かった いや、9月を迎えた今も暑い
「暑さ寒さも彼岸まで」というけれど 今年の秋の彼岸は
入りが20日 中日が23日 明けが26日 まだまだ暑さは続くのだろうか…

9月1日は「防災の日」 学校では避難訓練や引き渡し訓練が行われ
様々なメディアは防災や備蓄を呼びかける
阪神大震災や東日本大震災を見聞きし経験しているから
決して絵空事ではない とほんの少しではあるけれ

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8月11日は「山の日」だった それほど登山や山歩きは得意ではないけど たまにはいいかもしれない【KOZUKA 513 shop paper vol52 2023/08】

8月11日は「山の日」だった それほど登山や山歩きは得意ではないけど たまにはいいかもしれない【KOZUKA 513 shop paper vol52 2023/08】

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国民の祝日「山の日」は 2014年に制定され 2016年に施行された
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」趣旨だそうだ
1995年にできた「海の日」以来の 最も新しい祝日

8月11日と決まるには紆余曲折があったらしく
「海の日」の翌日にする案や 祝日のない6月にする案もあったらしい
当初8月12日が最も有力な候補日だったらしいけれど
1985年(昭和60年)の8月

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「夜明けとともに起き日暮れとともに寝る生活」って 憧れるけど難しい【KOZUKA 513 shop paper vol51 2023/07】

「夜明けとともに起き日暮れとともに寝る生活」って 憧れるけど難しい【KOZUKA 513 shop paper vol51 2023/07】

2023年の夏至は、6月21日だった。5月くらいからだろうか、夕方になってもまだまだ明るいなぁと思い始め、日がのびていることを実感する。それが夏至にピークを迎え、そのあとは少しずつ日が短くなっていくはずなのに、人の感覚は往々にして天の摂理を裏切る。7月に向けてますます日が長くなっていくような錯覚。

夏祭りやら、花火やら、夏休みやら・・・そんなイベントに心が浮き立って、とくに夏休みなんてどんだけで

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第2外国語で選択したドイツ語はもちろん英語もまともにしゃべれないのだけれど・・・ま、田舎の方言はネイティブ というような話【KOZUKA 513 shop paper vol50 2023/06】

第2外国語で選択したドイツ語はもちろん英語もまともにしゃべれないのだけれど・・・ま、田舎の方言はネイティブ というような話【KOZUKA 513 shop paper vol50 2023/06】

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学生の時「第2外国語」という単位があって ドイツ語を選択した
他の言語に比べて簡単に単位がもらえるという噂だったから
(それなのに試験を寝坊してすっぽかして 再履修することになった…)
2度も同じ授業に出ていたくせに 覚えた単語は4つだけ
「Baum」「Kuchen」「Katze」「arbeiten」
「木」と「ケーキ」でバウムクーヘンか
アニメのガッチャマンに出てくる悪党は

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