見出し画像

新米! 

ショップペーパーのバックナンバーをひとまずアップし終えて、それをちょっぴり手を加えてマガジンにまとめて一息つく、まだまだnote初心者「新米」の自分である。


南房総はお米の収穫が早く、すでに新米を味わっている。
お米は、近所の農家さんから玄米30kg単位で仕入れ、10kg単位で精米している。長狭米。山間部のお米なので小粒。でも甘味があって美味しい。普段は炊飯器で炊いているけど、ここぞ、というときには土鍋で炊く。それがまた美味い。

新米を一番美味しく味わう方法、なんてことがいろいろ取り沙汰されるけど、それは「塩むすび」だろうと勝手に思っている。お米そのものを味わうのだからな。ところが、その塩むすびが簡単ではない。
①どんな塩を使う?
②どのくらいつける?
③どうやったら均等になる?
そんなことがけっこうおむすびのあじを左右してしまう。塩の種類に詳しい訳じゃないけど、例えば各種料理に使おうと常備してある岩塩でもいいか、と聞かれたらなんとなく違う?と思ったりもするし、粗目のしっとり系と細かなサラサラ系とではやっぱり仕上がりが違うような気もするし。量や密度で言ったらめちゃくちゃしょっぱいところがあったと思ったら塩気のないところがあったりするのも、まあ素朴ではあるけどなんかなぁ。

新米の話なのに縁起でもないと言われたら申し訳ないけれど、手早く均質な塩むすびをこさえる方法は、母親から葬儀で学んだ。誰の葬儀だったかは忘れたけれど、親戚一同や弔問客に対して今のような仕出しではなく塩むすびと煮しめを用意していたのだ、昔は。それに自分も駆り出されたことが度々ある。

普通、炊き立てのご飯をむすぶときは手水をつけ適量の塩を掌にとってむすぶけれど、大量のおむすびを作るときは、「適度な塩水」をあらかじめ用意し、それに手を浸しながらひたすらむすんでいく。「手水」+「塩」なのが一石二鳥。当然、塩味も均等に回る。塩は特に厳選されたものではなく、その家で普段使っているものだったのだろうけど。

明日は店のHP用におむすびの画像を撮るのだけれど、「塩むすび」が一番とか言いながら、実は「塩鮭と筋子と梅干」を用意している。まぁ、ね。すでに新米の美味しさは十分に味わっているので、ね・・・



ここまで書いてきて思った。「塩むすび」と始めた関係上、「おむすび」「むすぶ」で統一してきたけど、「おにぎり」「にぎる」の方が自分の中ではしっくりくるような気がしてきた。一般的にはどうなんだろう・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?