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「秋の夜長」ってこういうことか と改めて知った【KOZUKA 513 shop paper vol55 2023/11】

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「秋の夜長」という
そうなのだ 夏至を過ぎれば日ごとに陽の入りは早くなり 11月ともなると
午後4時を過ぎればつるべ落としに陽が沈み
あっという間に夜の闇になり長い夜になる
そんなことは知っていた 秋の日は短く夜は長い 「そんなの常識」だ
ところが 愕然とした 陽が暮れるのが早い あまりにも
 
都会で生活していた頃は 正直そんなことはどうでもよかった
早く陽が暮れたとしても 商店街やビルの群れにはいつまでも
明々と灯が灯っていたし
駅のプラットホームも電車の中も 駅から家までの道の街灯も
とにかく明るかったし
明るかったから不便はないし 暗ければ困るような仕事もなかった
 
今年の夏は暑すぎた 夕方になっても30℃近い日々が続き
外仕事をするには厳しかった
畑の仕事も 駐車場や庭や空き地の草刈りも 竹林の整理や芝生の手入れも
暑すぎて 最低限の作業にとどめ あとは涼しい季節になってから
そう思っていた
それなのに やっと涼しさを感じるようになった今 容赦なく陽は落ちる
店の後始末を終えた頃には薄暗くなり始める これでは作業できる時間は実質30分程度 それ以上だと機械や器具の後片付けも大変になってしまう
そんなこんなで何一つとして進捗しない外作業に ある日ふと困惑する
 
「農家は陽が昇るとともに起き 陽が沈むとともに寝る」
というのは電気もない昔の話 そんなふうに勝手に思っていた
けれど そうか こういうことか と
改めて自分の無知・不明を今更ながら嘆く そんな秋の半ば
それならば生活を朝型にしてやろうじゃないか と遅まきながら決意する
11月
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端正な手仕事に心を奪われる

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手仕事

ゲストハウスに宿泊されたお客様に
お土産としていただいた藁を編んだ鍋敷き その端正な佇まいに心奪われる
以前お店に飾らせていただいたご近所の方の竹や瓢箪を使った灯りも見事なものだった
「手仕事」というものに憧れる
敷地にたくさんある竹で何かできないものか
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陶器はいつの間にか増えてしまう

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陶器市

陶器市や骨董市 蚤の市が好きで
よく行っていた
今年も益子の陶器市を訪ねる
伝統的な益子焼ももちろんいいし
全国の作家さんの作品もいい
陶器市だけでなく古道具や雑貨もいい
たまってきた陶器や古道具類
「KOZUKA 513」陶器市ってどうだろう
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今年も「棚田のあかり」が始まった

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棚田のあかり
2023年10月21日(土)~2024年1月8日(月)
夕暮れから3時間程度 だいたい20時頃まで
棚田の畔を1万本のLEDライトが飾る
日没後に見るのもいいけれど 11月であれば16時半頃から 夕陽と入れ替わりに光り出すあかりが格別だと思うのだ
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