私は本当は、ずっと子どもでいたい。 社会人になって、会社に就職をして、月曜から金曜まで働く。人から求められるように、期待に応えるように。誰かから電話がかかってき…
東京に来て5年目の春。 もう高い建物やネオンが溢れる街を見て 押し潰されそうだなぁと思うこともなくなった。 東京にも圧倒されるくらい素敵な桜並木はあるし、 狭い街の…
自分の中にはいくつも顔があって、 家族やおじいちゃんおばあちゃんと過ごす自分と 地元の友達と過ごす自分と 東京の会社のみんなと過ごす自分と 家で1人だけで過ごす自分…
大人になると涙脆くなる、というけれど あれってきっと自分の中にリンクする経験が たくさん蓄積されてるからだと思う。 自分にとっての、あの時の風景が、気持ちが、 ブワ…
今日は本当は月曜日なんだけどね。 いや、むしろもう火曜日なんだけどね。 でも祝日だったから、実質日曜日の深夜の気分。 日曜日の昼って、あんなに時間があるのに なん…
春の暖かさを、そわそわせずにただただ心地いいと感じられるようになったことを、ああ、大人になったな、と思う。 トレンチコートがちょうどいい季節。マフラーがないと首…
私は友達が多いほうじゃないけど、 今まで人生で出会ってきた中で何人か、 きっとこれから先も友達だろうという人達がいる。 大学の友達は、今でもときどき旅行に行く。 2…
今、平和について考えるべき。 そしてそれを、どこかに残すべき。 ウクライナで何が起きているのか、 ロシアは、プーチンはなぜそうするのか。 それもきちんと知らないと…
学校が嫌いだった。 規則的に割り振られたロッカー。 ずっと使い回されてる机と教室。 クラス替えのたびに、 係も班も友好関係もやり直し。 自由の効かないルールの中で …
何度も迷って、苦しみながら、自分の選択が正しいと信じて歩いた。立ち止まったら負けだと思って、悲しみや痛みにも必死に目を瞑った。 見知らぬ土地で1人、ボロボロにな…
実家に帰って、そして東京に戻ってきた。 実家に帰る新幹線で窓から外を見ていると、静岡に入り始めるあたりから急に建物が減ってどーんと広い農地が出てくる。冬は黄土色…
社会に出て、それまで自分が 好き放題やってきたことを あまり人に話さなくなった。 どんな話をしたほうがいいか、 一生懸命考えて、頭が追いつかなくて にこにこしながら…
新しい場所にひとり。 今までの自分がゼロだったみたいに、 できることは何もない。 誰かに話したかった悲しいことも 分かち合って欲しかった嬉しいことも 全部抱えて、ひ…
今ならもっと、優しくできるのに。 あの頃、明るく笑うきみの笑顔を見て すぐそばにいたぼくは きみがその笑顔の通りに感じていると思った。 今のぼくなら ほんのちょっと…
誰かの、意図的な敵意にふれたとき。 それは、相手のためではなく 相手が苦しむのを見るためのもの。 こわいけど、人っていうのは 嫌いな人が苦しむのを見て うれしいと…
大人になって、誰かに認めてもらえなくて、 自分も自分が愛せなくて どうしようもなくなったとき。 そういうときは逃げるんだよ。 あなたを苦しめる思考から、逃げて逃げ…
もんぶらん。
2021年10月17日 11:59
私は本当は、ずっと子どもでいたい。社会人になって、会社に就職をして、月曜から金曜まで働く。人から求められるように、期待に応えるように。誰かから電話がかかってきたり、急に予定が変わったり、準備しなきゃいけないものが増えたりしながら、いい結果が出せるようにただ毎日走る。それでも本当は、毎日わくわくしていたい。動物園でキリンを見て、でっかいな〜同じ生き物とは思えないなと感じたいし、ねるねるね
2022年5月15日 22:03
東京に来て5年目の春。もう高い建物やネオンが溢れる街を見て押し潰されそうだなぁと思うこともなくなった。東京にも圧倒されるくらい素敵な桜並木はあるし、狭い街の中にぐちゃぐちゃに並んでる無数の店も中に入れば案外心休まる場所だったりする。仕事も、5年もやれば慣れてくるもので誰かにビクビクすることもない。つまり、私はやっと、何にも怯えることなく東京で働きながら一人暮らしできるように
2022年4月13日 21:27
自分の中にはいくつも顔があって、家族やおじいちゃんおばあちゃんと過ごす自分と地元の友達と過ごす自分と東京の会社のみんなと過ごす自分と家で1人だけで過ごす自分と。それぞれが結構離れていて、愛知から東京に帰る新幹線の中ではどんな自分になればいいか分からなくてなんだかそわそわしてしまう。おじいちゃんのお葬式は大往生だったからか最後に会えたからか不思議と悲しくなくて、一個一個を
2022年3月24日 00:07
大人になると涙脆くなる、というけれどあれってきっと自分の中にリンクする経験がたくさん蓄積されてるからだと思う。自分にとっての、あの時の風景が、気持ちが、ブワッと蘇って心がぎゅっとなるから。だから涙がじわっと出ちゃう。大人は、嬉しいときや、幸せなときも泣く。----1ヶ月くらい前から、仕事の量はキャパを超えて常に120%稼働をしている気がするけど、まずいことは起きてないし、
2022年3月22日 00:36
今日は本当は月曜日なんだけどね。いや、むしろもう火曜日なんだけどね。でも祝日だったから、実質日曜日の深夜の気分。日曜日の昼って、あんなに時間があるのになんでソファの上から動けないんだろう。TikTokとかアマプラとか触ってると、余裕で2時間とか過ぎてる。時間溶けてる。そのくせ、深夜の0時くらいから脳みそがむくむく起き始めて創作意欲が湧く。1時くらいになると、いろいろ考えが膨ら
2022年3月14日 13:06
春の暖かさを、そわそわせずにただただ心地いいと感じられるようになったことを、ああ、大人になったな、と思う。トレンチコートがちょうどいい季節。マフラーがないと首の辺りが寒いかなと思ったけど、玄関を開けたら、ほんの少しだけもわっと暖気があって安心する。子供たちは春休みのようで、団地を通るといつもは聞こえないピアノの音が聞こえた。昼間の電車にも、楽しげな若い声が溢れてる。学生の頃、春の雰囲気が
2022年3月2日 01:59
私は友達が多いほうじゃないけど、今まで人生で出会ってきた中で何人か、きっとこれから先も友達だろうという人達がいる。大学の友達は、今でもときどき旅行に行く。2人とも私より頭が良くて、穏やかで優しい。私はたくさん喋りたがりだけど、それを嫌がらずになんでも聞いてくれる。聞き逃しそうになったことも、拾い上げてくれる。器というか、懐というか、でかいなぁと思う。高校の友達は、お互いに何か
2022年2月28日 00:23
今、平和について考えるべき。そしてそれを、どこかに残すべき。ウクライナで何が起きているのか、ロシアは、プーチンはなぜそうするのか。それもきちんと知らないといけないけど何か少しでも平和の方向へ向けるとすれば、「想像すること」もやっぱり不可欠だと思う。先週まで普通に過ごしていた家族が「国家総動員令」で、戦争に行く。自分の父が、兄が、どこでどんな仕事をしていても明日死ぬかもしれな
2022年1月22日 12:19
学校が嫌いだった。規則的に割り振られたロッカー。ずっと使い回されてる机と教室。クラス替えのたびに、係も班も友好関係もやり直し。自由の効かないルールの中でそこからはみ出す個性をぶつけ合ったり。誰かを仲間外れにすることで結託したり。相手を傷つけて負かすことに一生懸命になったり。ほんとにバカみたい。明日学校に行かなくていいならどんなにいいだろうと思ってた。でも今大人になって
2022年1月16日 15:52
何度も迷って、苦しみながら、自分の選択が正しいと信じて歩いた。立ち止まったら負けだと思って、悲しみや痛みにも必死に目を瞑った。見知らぬ土地で1人、ボロボロになって走る自分は、一体何ができるようになったのか。定期テストの順位のように、見えるものがあればいいのに。いや、あったら何も変わっていないことが分かるだけかもしれない。辛かったと振り返るのは、成果が出てから。でも時々、ふと顔を上げて横
2022年1月9日 01:56
実家に帰って、そして東京に戻ってきた。実家に帰る新幹線で窓から外を見ていると、静岡に入り始めるあたりから急に建物が減ってどーんと広い農地が出てくる。冬は黄土色のような地面が広がっていて、奥には山々が見える。すごいスピードで進んでいるはずの新幹線だけど、しばらく景色が変わらなかったりする。地元の愛知に入ると、急にいろんな思い出が生々しく迫ってきた。景色と結びついた思い出は、出来事だけじゃなく
2021年12月6日 22:07
社会に出て、それまで自分が好き放題やってきたことをあまり人に話さなくなった。どんな話をしたほうがいいか、一生懸命考えて、頭が追いつかなくてにこにこしながらやり過ごした。おとなは正解を知っているように見えて、毎日、目の前の人たちの正解に自分の正解をチューニングしてる。ぼくもチューニングが上手くなったよ。自分のそれに、気がつかないくらい。手近な正解がたくさん染みついたぼくは
2021年12月2日 13:43
新しい場所にひとり。今までの自分がゼロだったみたいに、できることは何もない。誰かに話したかった悲しいことも分かち合って欲しかった嬉しいことも全部抱えて、ひとりぼっちの部屋に帰ってくる。あの頃の、自分のためだけの自分がどんどん否定されていく。早く、誰かの役に立たないと。いろんなものに追われながら、ただ一歩先の階段だけを見て必死に、踏み外さないように歩いた。.顔を上
2021年11月23日 15:28
今ならもっと、優しくできるのに。あの頃、明るく笑うきみの笑顔を見てすぐそばにいたぼくはきみがその笑顔の通りに感じていると思った。今のぼくならほんのちょっとでも、きみがなにを感じてそんなふうに笑ったのか想いを巡らせるのに。ぼくは今、重く暗い海に放り出されてオールもない小さな舟に乗っている。自分がどっちを向いているかも分からないままたったひとりでポツンと浮いている。きみが
2021年11月21日 11:42
誰かの、意図的な敵意にふれたとき。それは、相手のためではなく相手が苦しむのを見るためのもの。こわいけど、人っていうのは嫌いな人が苦しむのを見てうれしいと思う生き物なんだ。信じたくないけどね。苦しめるためだけに生まれてきたものは、すごくすごく尖っていて、痛い。それがたとえわたしに向けられたものではないとしても、ちょっと触ってみるだけでわかる。正義のためと大きな斧を振
2021年11月14日 01:06
大人になって、誰かに認めてもらえなくて、自分も自分が愛せなくてどうしようもなくなったとき。そういうときは逃げるんだよ。あなたを苦しめる思考から、逃げて逃げて。好きなものと懐中電灯だけ持って、お布団の中に逃げ込むんだ。大人にだってね、そんな日があるんだ。布団の中はあったかくて、真っ暗。でもだからほら、懐中電灯を持ってきたんだった。あんまり近くでつけたら眩しいな、そうだ