戦争がおきている。

今、平和について考えるべき。
そしてそれを、どこかに残すべき。

ウクライナで何が起きているのか、
ロシアは、プーチンはなぜそうするのか。
それもきちんと知らないといけないけど
何か少しでも平和の方向へ向けるとすれば、
「想像すること」もやっぱり不可欠だと思う。

先週まで普通に過ごしていた家族が
「国家総動員令」で、戦争に行く。
自分の父が、兄が、どこでどんな仕事をしていても
明日死ぬかもしれない戦地へ行く。
「もう会えなくなるかもしれない」と
子どもを疎開先へと送り出す親がいる。


昔、戦争の授業で見た映像は、服もボロボロで
白黒で、半ば映画のようだったけど、
わたしたちと変わらない服を着た裕福そうな家族が
泣きながら子どもを抱きしめるその映像は
わたしたちにとってのリアルとフィクションが
混ざり合っているようで混乱する。

もし明日、日本に外国が攻めてきたら
私はニュースやTwitterでそれを知るんだろうか。
「〇〇が軍事攻撃を始めました」と流れて
電車や交通網は止まるんだろうか。
会社は休みになるのかな。
私は東京で一人暮らししているけど、
誰とどこに逃げればいいんだろう。
東京は首都だから、やっぱり狙われるのかな。
家族のところに帰れるのかな。
パパが、お兄ちゃんが、国から「戦争に行け」と
言われるんだろうか。
そしたら、怖くても死にたくなくても
行って命を懸けて戦わなきゃいけないのかな。
私たちはそれを止めることもできずに
いつ死亡連絡が来るかと怯えて暮らすのかな。


そういう人たちが、本当にいるってことだ。

理解することと、想像すること。
どちらも重要だけど、同じじゃない。

想像では何も変えられないかもしれないけど
同じ時代に生きている人間として、
足を止めて、想いを巡らすことで
戦争とは何かを感じておくべきだと思う。

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