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#短編小説
【いつメロSpecial No.16】暗がりとひまわり
※前書き※
・「Mr.Children×ぼっち・ざ・ろっく!」
・時系列は、アニメ第8話と第9話の間
・原作によると、どうやら作中は2017年のようなので、それに合わせました
・主人公ぼっち視点で展開
・今作は挑戦作なので、多少の詰めの甘さはご容赦ください…
それでは、本編どうぞ
ー
今日、私たち結束バンドの4人は日産スタジアムに来ています。
目的はライブ見学。今日この日に行われるライブを観て
【いつメロ】しばらく週一投稿やめます
いつも、「いつの日も流れているメロディ」を読んでくださりありがとうございます!
ミスチルをテーマに書きたいなと思って、衝動的に始めたこの連載企画。8月から始めて早4か月。その間に書いた作品数は15。時々休載もあったけど、思いつきの割にはよく続いたなと我ながら思ってます。
そんな、いつメロの連載ですが、しばらく週一投稿を止めます。
理由としては、ここからの時期は自分にとって重要なことに時間を割きた
【いつメロ No.15】鉄の流れ星
「日常」という言葉は安心感を生んでくれる。変わることのない、安全な明日を保障されているかのように思う。でも、一方で明日も今日と同じで「変わらない」ことが決定づけられているようにも思う。ある意味、残酷なことだ。
そんなことをぼんやり考えながら、今日もこのだだっ広いコンクリートジャングルを歩いている。通る道は同じ。目的地も同じ。会う顔ぶれは来客以外全部同じ。まさに、変わり映えのない日常の代表だ。これ
【いつメロ No.14】長い夜に散歩はいかが?
睡眠は大事。これはよく言われてきたことだ。でも、寝るということは、自分で1日を終わらせる行為であって、なんだかもったいなく思ってしまう。同時に、胸の中に何かがつっかえるような気持ちも湧いてくる。
「ダメだな…。」
横になって、そう考えてしまった夜は夜更かししてしまう。次の日はしっかりと起きなければ行けない日であっても映画を観たり、何か飲んだり。あてもなく夜の街を歩いたり。そうでもしないと眠れなく
【いつメロ No.13】ユートピア
「世界を創造したい」
こんな大仰な願望は、浮かんだところですぐに振り払われるものだろう。でも、それをちょっとでも実現する方法をおれは見つけた。
箱庭だ。
ちょっとしたサイズの箱からジオラマレベルの大きさまで、野原や庭,海までも再現できる。自分の思うままの土地を、世界を創れる。それに気づき、その楽しみを知ってしまってから、おれは箱庭にハマった。現実では自分の力でどうにもならないことが多いけど、ここ
【いつメロ No.11】特別授業「現代音楽論」(仮)
音楽は好き。けど、音楽の授業は嫌い。
なんでだろうね。
そんな答えのない問いを頭の中で繰り返している。そうでもしないと、あくびが出そうだ。正直、バロックだの古典だのどうだっていい。そんなの普段音楽を聴く時に誰が気にするか。気にするとしたら、音楽マニアの中でも変態なやつくらいだろうに。そう心の中で愚痴りながら、目の前の退屈極まった音楽の授業を受けている。点数のためだけの教育なんて誰が得するのか、と日
【いつメロ No.10】POP THE ROCK
休み時間になると、机に突っ伏している。別に友達がいないわけではない。眠さに耐えて疲れた後だから話す余裕がないだけ。ちょっと寝ることもあるし、薄眼で外の景色や教室内を見ているのが常。でも、最近はもう一つの楽しみが出来た。
隣の席の彼女は、休憩時間によくイヤホンで音楽を聴いている。そして、そのイヤホンの音量が大きいからか、上手くはまっていないからか、音漏れしている。だから、おれは寝たふりをしながら漏
【いつメロ No.9】深まるからこその恋
あたしには、同じクラスの彼氏がいる。
年頃にしては小柄な体つきで、男らしさはあまり感じない。いわゆる草食系男子。それでも、陰陽と男女関わらず、クラスメイトのほとんどと交流を持っていて、クラス外にも親しいやつが多い。あたしだって、クラスメイトの多くと話すけど、あいつの場合は周りを引き寄せているように思う。そんな二人が付き合うとなった時、周りは至極当然のように思われていて、意外だった。そのことを言うと
【いつメロ No.8】いつかの私へ
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拝啓 いつかの私へ
この手紙を読むとき、私は何歳でどうなっているか分からない。
社会に出てバリバリ働いているかもしれない。中年になって家族がいるかもしれない。独身を貫いて何かを極めているかもしれない。そんな想像を膨らませていると、何だかワクワクハラハラしてきたな。
けど、どんな自分になっても、この手紙を書くに至った経緯は覚えていると思う。その状況になったから、この手紙を見つけ出して開いてい
【いつメロ No.7】さぁ全速力で駆け抜けろ!!
自室でギターを弾く。アンプは買ってないからそんなに響かない。おれにしか聞こえない。
このギターは高校に入ってから初めて自分のお金で買ったもの。だからか、おれにとっては宝物に輝いて見える。買ったことを友達や家族に話した時は、揃って「80~90年代の高校生かよ」とツッコまれた。ちなみに、軽音部には入っていない。なぜ、そんなおれがこのギターを買ったのか?
きっかけは、ある曲との出会いだった。
公園で黒
【いつメロ No.6】わがままになってみる
「もう9月か…」
いつからか、時間の感覚が狂っていた。
だから数えるのが面倒になって、もう6月あたりから止めた。
社会人になって3年目。仕事にある程度慣れてきて、この頃は新鮮味が薄れてきた。同時に、先輩たちが進むキャリアの道筋も何となく見えてきたがワクワクするものではなかった。変に先が知れてしまったからか、より面白みがなくなってしまった。帰りには、「何で生きてるのか」を自問し始め、また朝を迎える
【いつメロ】今週は休載
タイトルにもある通り、今週は「いつの日も流れているメロディ」の連載を休ませていただきたいと思います。
理由は、台風です。
ぼくはいつもこのいつメロを月~金で構想を粗方練って、土日で一気に執筆してます。しかし、今週の土日は台風の接近に伴う準備や避難で執筆の余裕がなくなったうえ、一人暮らしでの慣れない台風対策と特別警報で心にも余裕がありませんでした…。
なので、今週の連載はお休みさせていただきたい