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それぞれの生と死

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周囲のさまざまな生きざま、死にざまについて書きます。
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おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて


おばあちゃん(姑)の夢
「おばあちゃん、その紫のワンピースええね、似合ってるよ。」
「あれ?おばあちゃん、元気になったんやね~!」

嬉しくて思わず姑に抱きついた。
姑はもとのふくよかな体になっていた。

...夢だった。

最高に穏やかな最期
その日の午後、私の疲れは限界を超えていたように思う。睡眠不足でちょっとフラフラだった。

姑はその時、すでに何も食べたり飲んだりできなくなっていたが、

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亡き父をしのんで三世代おうち映画鑑賞会

亡き父をしのんで三世代おうち映画鑑賞会

めずらしく息子から提案がありました。

「家でみんなで(本人&祖母&私)映画でも観いひん?」

同居の80代義母は糖尿病の持病を抱えています。
コロナの件がありますので、できるだけ外出を避けています。

そんな中、息子は良い提案をしてくれました。映画鑑賞会の始まりです。
リビングのカーテンを閉めて部屋を暗くし、
三世代が、テーブルの上のノートパソコンに向かいました。

鑑賞するのは、義母が生まれる

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父の心のあり方に感謝!私の心が救われた話

父の心のあり方に感謝!私の心が救われた話

1. 一人暮らしが心配になった実家の父もう25年も前の話になります。
母の死後、父(当時64歳)は糖尿病が悪化し合併症で腎臓や目を悪くしました。

一人暮らしが心配になってきた実家の父をどうするか…?

私には弟と妹がいます。全員が実家から遠く離れた別々の土地で家庭を築いています。
話し合いの時、まず弟嫁がこう言いました。

「○○さん(弟の名前)のお父さんであって、私はお父さんとは思っていません

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亡くなる前の接し方に答えはない?末期癌と知らずに逝った母

母が50代で亡くなってから、今年で丸25年私自身が母の年齢に近づいてきました。
会えるものなら幽霊の姿でもいいから会いたいです。そして、心からお礼が言いたい!

お嬢様育ちで、のんびりした性格の母だったそうです。
お見合いの席で父が一目惚れだったとか……
(「笑顔がかわいかった」と父が言っていました)そして結婚しました。

結婚後、母の生活が一変!
私の祖父が社長で、父の姉夫婦と一緒に商売をする家

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ゴミ屋敷整理で救われた命!

ゴミ屋敷整理で救われた命!

一昨年に亡くなった一人暮らしの親戚、B子さん(姑の弟の嫁)が住んでいた家。
玄関前の庭は、雑草が生い茂りすぎて「森」になっていました。

夏にシルバーセンターに頼んで草刈りをしてもらったのに……
鎌で草や木の枝を切りながらやっと玄関までたどり着きました。

1階リビングは、とてもきれいにしています。
毎週5、6人のお友達が来られて、趣味の手芸を楽しんでいたからです。

ところが……

2階はゴミ屋

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水餃子で祝う母の実家のお正月♪ひいおじいちゃんの話

水餃子で祝う母の実家のお正月♪ひいおじいちゃんの話

母の実家は、親戚が集まる日には必ず「水餃子」を作って食べる家でした。

お正月は日本のおせちも少しはありましたが、やはりみんなで水餃子を作りました。

母方の曾祖父が、中国のお友達から習ったのだそうです。

曾祖父は南満州鉄道(満鉄)の駅長をしていました。

静かで優しいおじいちゃん、目ヂカラはとても強いひとだったと、子ども心に記憶しております。

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曾祖父が

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