マガジンのカバー画像

ドタバタ介護体験

32
10年続いた認知症の舅の介護、姑は怪我のあと鬱になり、その後終末期の緩和ケアをしていました。介護って想像より大変だと知りました。(ToT)
運営しているクリエイター

#感謝

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて


おばあちゃん(姑)の夢
「おばあちゃん、その紫のワンピースええね、似合ってるよ。」
「あれ?おばあちゃん、元気になったんやね~!」

嬉しくて思わず姑に抱きついた。
姑はもとのふくよかな体になっていた。

...夢だった。

最高に穏やかな最期
その日の午後、私の疲れは限界を超えていたように思う。睡眠不足でちょっとフラフラだった。

姑はその時、すでに何も食べたり飲んだりできなくなっていたが、

もっとみる
破っても大丈夫な「約束」ってあるかもしれないと感じた話

破っても大丈夫な「約束」ってあるかもしれないと感じた話

元々私は、人との約束はもちろん、自分で自分に約束したことも、無理をしてでも破りたくない、ちょっと頑固者?でした。
(いや、おバカなのかも。。。)

何時間でも信じて待てた、幼い日のおバカな私小学1年生の頃のことです。
授業が終わり帰ろうとしていると、廊下で近所の4年生のお姉さんに会いました。日ごろからよく遊んでくれていた大好きなお姉さんです。

「たおたおちゃん、一緒に帰ろ!ちょっとそこで待ってい

もっとみる
世の中捨てたもんじゃない!と思えた日の話

世の中捨てたもんじゃない!と思えた日の話

人の温かさに触れた出来事を思い出しました。

去年の春の朝7時ごろのことです。義母が突然私に言いました。
「病院に行かなあかんわ…」

私:「エッ!どうしたん?」
義母:「動くと腰が痛くて痛くてたまらん。」

急いで支度をし、近くの整形外科へ車で連れて行きました。
地域では評判の良い医院です。受付時間前から入口前の外で、たくさんの人が並んでいます。予約はできません。

私は、病院の前の道を渡ったと

もっとみる
笑い話「卵焼き」でわかる我が家の嫁姑事情

笑い話「卵焼き」でわかる我が家の嫁姑事情

今朝のお話。

ダイニングで朝ごはんを食べ始めた姑が、台所にいる私に向かって大きな声で(耳が遠いので)こう言いました。

「今朝のだし巻き(卵焼き)の味は、ホンマにもみない味や!」

「もみない」という言葉は義母からしか聞いたことがないのですが、神戸弁でしょうか?
要するに味が薄いという意味です。醤油をドバっとかけて食べておりました^_^

先日作った卵焼きがちょっとカラかったので、今朝私はそれを

もっとみる
パン屋のおじさん82歳、温かい心遣いに涙した日曜の朝

パン屋のおじさん82歳、温かい心遣いに涙した日曜の朝

1.日曜日の朝はパン屋のおじさんと会う日

毎週日曜の朝7時前、私は近所の商店街へ調理パンを買いに行っています。
朝早くから開いているパン屋さんは、今では珍しくなったと思います。
しかも安くておいしいので通い始め、もうかれこれ12、3年になりました。

店の奥では、体格のいい寡黙そうな男性がパンを焼いています。
店先で接客を担当しているのは、82歳のおじさんです。おじさんはほっそりしていて明るく、

もっとみる

大音量のラジオ体操の音楽!

義母は毎朝6:30になると、
椅子に座りながらラジオ体操をする。

「今朝も元気やな!ベッドから落ちたり、夜中のトイレで転んだりしていない。」

安心する私。
聞けなくなる日が来るのが辛い。が、そのテンションにならず、今日も明るく過ごしたい!

突然ふりかかってきたW介護(2)

突然ふりかかってきたW介護(2)

7年前の突然の出来事から始まります。

外階段の1番上から転落してしまった同居の義母。(当時75歳)
救急車で病院へ。

病院到着後、義母は慌ただしく検査室に運ばれていきました。

医師から出た言葉は、思いもよらないものでした。

「両腕両足、相当の範囲で骨折しています。大腿骨も折れています。」

「重傷です。特に左腕はひどい粉砕骨折で、手の施しようがありません。」

「手術できませんので、今後左

もっとみる