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徒然日記

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日記てもあり、エッセイでもあり、コラムでもあり、評論でもあります。
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#休職

自分に何ができたのか、そしてこれから何ができるのか

自分に何ができたのか、そしてこれから何ができるのか

直属の後輩が休職することになった。
思えば自分が休職したのが、今から6年前、ちょうど5月の出来事だった。

別の部署の顔見知りが休職することはこれまでもあったが、ほぼ毎日顔を合わせていた後輩が休職するのは、今回が初めてだ。

休職というのはいつも突然で、自分が忽然とオフィスから姿を消したように、今回も突然知らされた。
前は休む側だったのが、今度は見届ける側になってしまった。

信頼して任せていた後

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304連休。

304連休。

随分前のことだが、職場復帰した。
休んだ時の部署からは脱走兵のように逃げ出し、新しく和気藹々とした部署で働いている。

休んでいた期間を数えると、(数え間違えていなければ)304日に上った。
意図せず304連休を取ってしまったというわけだ。

いろいろと学ぶことは多かったし、資格も取ることができたし、生まれたばかりの娘と一緒にいる時間もたくさん取れた。
メンタル休職というのは褒められたものではない

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リワークのジレンマ

自分のリワーク先は、お世辞にも人数が多いとは言えない。

それがいいなと思うときもあれば、もうちょっと人数が多い方が楽しいなと思うときもある。
少人数なら、「自分が話す時間」が増えるし、スタッフの方も一人一人に目が行きやすい。
一方で、グループ分けが必要なプログラムは実施することができない。

リワーク先を選定する前、いろいろなところに見学に行った。
「リワーク必須」とEAPに言われた直後から、近

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キャリアってなんだ?

キャリアってなんだ?

復職が近づいてきた。
4月を目指していろいろと動いているので、休職期間も残り約2.5ヵ月である。

昨年末のこと。
定期的に行っている人事との会社面談で、しきりに「キャリア」について問われた。

あなたはどうしたいのか?
今後40年近く働いていくうえで、
何になりたいのか?

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自分はこれまで、キャリアという言葉が嫌いだった。
いや、大嫌いだった。

キャリアという言葉の意味付けや定義

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考えることをヤめる

リワークに通い始めて早1ヶ月。

「どうしてもリワークが必要」という、当時は非情にも思える宣告からも同じくらいの時間が経っているが、今は全く抵抗なく通い続けている。

それどころか、今では「通ってよかったかな」という気持ちにもなりつつある。
やはり医院の「リワークの場で見聞きしたことは外では話さない」というルールが、自分のような被治療者・患者に安心感をもたらしているのだと思う。
そういうルールがあ

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体調不良は連鎖する

体調不良は連鎖する

このnoteのタイトルは感染症や風邪のことを指しているのではない。
空気的に蔓延する体調不良のことを指している。

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昔東京で大雪が降った時、こんなことがあった。

朝の通勤時、いつも使う路線が雪の影響でメタメタだったため、まだ動いていた別の私鉄で出勤することにした。
ところが、乗った直後は順調に動いていたこの路線も、時間が経つにつれて雲行きが怪しくなり、都心に近づくにつれてとんでもな

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EAPは本当に「復職支援」なのか ~ある休職者の感想 その2~

3つ目の医院で行っているリワークに通い始めてから、日中の思考の中心がそちらに向いている。

リワーク前は頭の大半を占めていたであろうEAPの存在感が、多少なりとも減ったのはいいことだと思っている。
それに復職できるかどうかの判断は、とりあえずは医院のリワークスタッフが下すことになっている。
これまではEAPに握られていたボールが、医院へとトスされた感じだ。

そういう状況だからか、引き続き行われる

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4人の医者、3つの医院

4人の医者、3つの医院

今日、また新しいメンタルクリニックの初診を受けた。
これで4人目の主治医、3つの目の医院だ。
でも、ドクターショッピングをしたわけじゃない。

最初は地元のメンタルクリニックに通っていた。
以前のnoteで書いたように、EAPに探してもらい通い始めた医院だ。
今はすっかり体調がよくなっているとはいえ、さすがに発症当日は遠出するのもしんどい状態だったので、なるべく近場で探してもらったわけだ。

僕の

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事実だけが信用される

先日、妻に「食欲戻ったんだね」と言われた。

確かに数日前までは(再び)夜の食欲が落ちていて、茶碗1杯のご飯と用意されたおかずで十分おなか一杯になっていた。
それがここ2・3日では、ご飯をおかわりするまでに食欲が回復している。

自分でも要因がはっきりとはわからないが、今週はEAP面談がないこと、(不本意ではあるが)新しいお医者さんに診てもらう目途が立ったこと、
そして何より、今後どうするかがある

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EAPは本当に「復職支援」なのか ~ある休職者の感想 その1~

たまにネットで人様の休職体験談を読むが、「EAP」に関する言及が見当たらないことに気付いた。
さらに、サービス利用の感想はその多くが企業側の視点である。
そこで、今回はその「EAP」に関する個人的な感想を書いてみることにする。

なお予め断っておくが、以下に書く内容は個人的な感想であり、すべての「EAP」に当てはまるとは限らない。
また、今後感想が変わるかもしれないので、そこにもご注意を。

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9/13、朝の雑感

最近悩むことが非常に多いので、記録がてら日記をつけようと思う。
といっても、毎日続けるわけではないけど。

ここ一ヶ月の間で、いろいろなことが起きたことは昨日のnoteで書いた。
そのnoteを見返すうちに、徐々に自分の中での気持ちが固まってきたような気がする。
それを忘れないために、また後日振り返ることができるように、このnoteを書いている。

自分の中で決めた方針は、次の通り。

・どうして

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自分と向き合う

ここ1か月の間、本当にいろいろなことがあって、ことあるごとに自分と向き合っている。

これまでの経緯から、復職にはリワークが必要だと言われたこと。
EAPのカウンセラーのアドバイスを受けながら、リワーク先をいくつか自分なりに検討したこと。
「これだ!」と思ったところに転院してリワークを申し込んだこと。
その医院から「カウンセリングを受けながら復職しても問題はないのではないか」と、リワークを断られて

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9月3日の朝に

2018年のカレンダーを見ると、今年の9月1日は土曜日。
平成最後の夏休みには、9月2日の日曜日と合わせて、2日分のアディショナルタイムが設けられていることになる。
いつもの夏休みが8月31日に終わる学生にとっては、朗報だろう。

多くの10代にとって、8月31日は「苦痛な日」として位置づけられていると思う。
苦痛のタイプにも様々あると思っている。
宿題が終わらない、早起きをしなければならない、い

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「べき思考」の対立

今週水曜日から木曜日に掛けて、関東地方に台風がやってきた。
ニュースでは帰宅命令が出されて早退するサラリーマンが映し出され、一方ツイッターでは何が何でも出社するように命じられた人の嘆きが流れてきた。

木曜日に電話で予約しようとした心療内科は臨時休診だった。
webによると、台風の影響を考慮して医師やスタッフの安全を確保するためらしい。

一方、某ネットスーパーは配達の遅延や不着になる可能性を謝罪

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