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反響が大きかったもの

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これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。
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記事一覧

心を守る我が家のノータッチタイム

心を守る我が家のノータッチタイム

週末のお昼頃、夫からメールが来た。「オムライスつくってみたで」。

どどん。

ケチャップでハートマークをつくってある。少々焼き目をつけすぎた感はあるものの、堂々たるオムライスぶり。なにより、わたしにはどう頑張っても無理な「ケチャップライスを卵で包む」ができている!

ビバ、オムライス。 ありがとう、わたしのアモーレ。いや、夫のことをアモーレだと思ったことはあまりない。

我が家では、家事は基本的

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約束のベビーパール

約束のベビーパール

最近、ベビーパールのネックレスをよく着けている。「鳥羽に小旅行するんだから、昔買ったあれを」と、ジュエリーボックスの中で長く眠らせてしまっていたものを引っ張りだした。

これまでもパールはときどき着けていたけれど、すべてイミテーションを選んでいた。

本物のパールは水に弱い。酸や熱にも弱いそうだ。つまり、扱いに注意が必要ということ。着けたあとは柔らかい布で拭い、高温多湿を避けた環境で保管するのが望

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おまもりチーク

おまもりチーク

わたしがチークブラシを握ると、娘たちが寄ってくる。

朝、彼女たちが起きる前にお化粧を済ませておくようにはしているけれど、ときどき寝坊してしまう。とくに春休みになってからは。

去年の春、マスク着用が自由化されたことを受け、チーク(頬紅)を新調した。

シャネルの定番品「ジュ コントラスト」。発色がよく、ささっと撫でるだけでも頬が色づくので重宝している。手持ちのチークのなかでメインを張る存在だ。

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鳥羽にて、小旅行が見せてくれる小さな幸せに気づく

鳥羽にて、小旅行が見せてくれる小さな幸せに気づく

ピアノの発表会でがんばった双子の娘たち(6歳)へのプレゼントのつもりで、三重県まで小旅行してきた。

途中、サービスエリアで昼食をとり、「三重県立みえこどもの城」(三重県松阪市)へ向かう。あいにくの雨ではあったけれど、娘たちの足どりは軽く、楽しい道中だった。

目当てはプラネタリウム。星座についての説明を受けながら、夜空に星をさがす。娘たちは静かに興奮していた。「双子座ってあったよ! 長女ちゃんと

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ティアードを着る。アラフォーの自由と幸せ

ティアードを着る。アラフォーの自由と幸せ

少し前、早くも夏もののトップスを購入した。

TREFLE+1(トレフルプラスワン)の「フェアリートップス(半袖)」。

今シーズン用に「yori」で新調したティアードブラウスが周囲にとても好評なので、半袖バージョンも欲しいと思っていた。

ちょうどその頃にお茶した旧友がトレフルプラスワンの洋服を好んで着ていて、わたしにも薦めてくれたのだ。

しかし、彼女は身長170センチ近い。「モデルさんですか

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10倍に成長したあなたの優しさを見落としていた

10倍に成長したあなたの優しさを見落としていた

次女が鉄棒で逆上がりに成功したときの動画を観返していたら、長女の優しさと私自身のいたらなさに気づいて涙ぐんでしまった。



我が家の双子姉妹(6歳)はたぶん、運動が得意なほうではない。ピアノに向き合う情熱に比べたら、体育にかけるそれは軽く、どちらかというとインドア派。どんくさい私に似てしまったのか、と申し訳ない気もする。

6歳になっても逆上がりができないことがさらに体育や運動を嫌いにさせてい

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マイペースに一段ずつ。私の子育てスタイルを確認できた旅

マイペースに一段ずつ。私の子育てスタイルを確認できた旅

この冬も小旅行に出かけた。

昨年、奥伊吹(滋賀県米原市)で雪遊びをしてからというもの、娘たちに「また雪山に連れてって!」とせがまれ続けてきた。

ということで、ふたたび滋賀県へ。

1. 三つのチャレンジを組みこんで出発今回の旅には三つのチャレンジを設定してあった。

さあさあ、いざいざ。

菩提寺パーキングエリアでお手洗い休憩、多賀サービスエリアで昼食を。

途中、長浜市余呉町の「よご子どもミ

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ストイックさのおすそわけを

ストイックさのおすそわけを

ほそぼそと筋トレを続けている。筋力アップに取り組んでいる最中なのだ。

以前から筋トレは少しだけやっていて、ここ数年は体脂肪率18%くらいを維持していた。しかし、体脂肪率がだんだんと上がりつつあるので、最近は筋トレのメニューを増やしている。

正直「面倒くさいなあ」と思う夜もある。そんなときに思い出すのが、私と一つ違いの妹夫婦のこと。

妹とその夫は、高校から大学院まで陸上部にいた。二人とも中距離

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最近読んだ本たち(気ばかり走った12月分)

最近読んだ本たち(気ばかり走った12月分)

年が明けた。時が過ぎるのは早すぎるといつもぼやいている私は、年末が近づいた頃からへんに開き直ってしまっていた。「まあ、もうすぐ2024年になっちゃうよ。しゃーない」。そう思っていたので、年越しは落ち着いて迎えられた。よかった。

ただ、12月は忙しくて気が急いてしまい、あまり本が読めなかった。

『悲しみの秘儀』 若松英輔

悲しみにフォーカスしたエッセイ集。11月に義父を亡くして、ぼんやりとした

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誰かのために楽しく生きる

誰かのために楽しく生きる

最近、毎日がそこそこ楽しいなあ、と思いながら暮らしている。ここのところアップしている記事も、幸せに関するものが多かった。

なんだかんだで日々はあわただしいし、思わずうーんと渋い顔をしてしまうような出来事はたくさん降りかかるし、悲しいこともちょくちょく起こる。親しい人との別れもあった。

それでも、昔よりは小さな幸せを見つけるのがうまくなったと思うのだ。丹精こめて、というほどではないにしても大切に

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「毎日もちもちごはん」の幸福

「毎日もちもちごはん」の幸福

忘れかけた頃に書く、買ってよかったものシリーズ。今回はごはん用のおひつ「まかない計画 ごはんジャー」(IBUKI CRAFT)をご紹介したい。これがもう、とってもよくて。またまた聞いてください。

今まで、食事を終えて残ったごはんをラップにくるんだり、小さなタッパーに入れたりして冷蔵または冷凍するのが習慣だった。けれど、あまりおいしくないなあ、と困っていた。もちもち感が足りない。

そこで、各所で

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優美なあの子がやってきた

優美なあの子がやってきた

12月に入った。娘たちへのクリスマスプレゼントを用意する時期だ。彼女たちのリクエストは定まっているので楽なもの。一方、私には自分自身にプレゼントを買う習慣もある。そちらをなににするか、11月末はずっと悩んでいた。

そして、とうとう購入した。都合により、早い手配となった。

「Caran d'Ache」のエクリドールという筆記具ラインから、日本限定柄「ビクトリアン」を選んだ。

取り扱いのある店舗

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素朴なことばに勝るものはない気がする

素朴なことばに勝るものはない気がする

次女(6歳)が口のまわりをバターでべとべとにしながら興奮している。大好きなマドレーヌとフィナンシェをじいじが持ってきてくれたのだ。

昨日、長女が発熱したとのことで、迎えを要請する幼稚園からの電話が入った。あわてて迎えに行き、元気でぴんぴんしている次女もついでにピックアップ。

小児科で長女を診てもらったところ、インフルエンザもコロナも陰性との検査結果が出た。帰宅してほっとしていると、私の父がお菓

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幸せはもう寒さに隠れてはいないから

幸せはもう寒さに隠れてはいないから

子どもの頃によく訪れた祖父母の家には、使っていない火鉢があった。中ほどが丸く膨らんだ樽のようなフォルムがなんだかユーモラスでかわいらしかったのを憶えている。炭火をおこすとかいう、その使い方を教わったときは驚いた。「え? そんなことであったかくなるの……?」。

ファンヒーターやこたつのあたたかさよりも、ずっと頼りなさそうに思えた。?? それってほんとうにあったかい? 祖父母の家は古く、寒かったから

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