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手記

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日常そのもの
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#悩み

好きか嫌いか興味ないか

好きか嫌いか興味ないか

高い服を身に纏ったときの無敵感と自己肯定感の上がり方は尋常ではないのだが、それはきっと、値段が高いものを身につけているという事実に自惚れていられるだけであって、服そのものに対する愛はそこまで関係していないのかもしれない。

もちろん、買うとなるまでに熟考を重ねて、お金を払うだけの価値を見出せるか、それだけ好きで、欲しいと思っているのかを確認する作業があるけれど、服に対する金額と愛は別のものとして捉

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眠「れ」ない、眠「ら」ない。

有象無象が健全に眠って、明朝への備えを済ませて休息を取り始める時間に逆行して心が起き上がる。文句を言われることを忌避したいという負の感情が募った末に、良い行いを心がけるよりも文句を言う人がいない時間に好き勝手やることを覚えた。おかげで不健康でありながらも心の健やかさには自信がある。ストレスチェックをしたらきっと低い値を示すと思う。

とは言いつつも、大体はその通りでも、少しだけ違う部分があるので、

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どうせ明日も、

埋め立てられて平地にされていく。埋められる以前の形を第三者は忘れていく。
抵抗した記憶は断片的に残っている。島々のように浮いている部分だけは視認できるのに、姿形の全てを確認することはできない。記憶の一部すらも埋められている。

二度と忘れてなるものかと食いしばって脳裏に焼き付けた光景は、映像としては残っていなくて、その瞬間だけ蘇る。
それは大掃除で棚の奥に眠っていたアルバムから、苦い思い出の写真が

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反骨心大全

反骨心大全

日付が変わる前に書き終えたいという謎のこだわりによって、20分ほどでなんとなくのモヤモヤの所在地を突き止め、文字通り書き殴った。ビジネスと自己啓発に対する稚拙な文句が並べられている。

再度編集して文量を増やすことも、できるといえばできるが、付け加える形にする。

何をそこまで毛嫌いしていたのかというと、最適化を目指す、と掲げている思想に対してであって、私は賛同できないから、ここまで嫌悪感を抱いて

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ガタガタ、トゲトゲ、ゴロゴロ。

ガタガタ、トゲトゲ、ゴロゴロ。

素の自分が出てからが勝負だ。取り繕うことに夢中の世の中で、いかに自分らしくいられるか、という題材での議論は激化に激化を重ね、出版業界も慌ただしい。

ビジネス本、自己啓発本を中心に、「自分らしく生きるため」「後悔しない生き方」「今のままで本当に大丈夫?」など、似たり寄ったりなタイトルやサブタイトルをつけて、目に止まらせてやるための大字がプリントされている。

いつものように、本屋に訪れ、ゆっくりゆ

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受身型コミュニケーション

受身型コミュニケーション

また会話に困ってしまった。
やはり、雑談や当たり障りのない会話が全くと言っていいほど思いつかない。

旧友から食事に行こうと突然連絡がやってきた。二日前の連絡は気持ち的にも準備的にも楽なので助かった。
予定はなかったのでOKを出し、日程と時間だけ決めて、連絡はできるだけ最低限に済ませる。
意図しない形でこちらの言葉が受け取られると修正が効きづらいSNSでのやりとりは、事実と数値的なものだけでどうに

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夜明けのすべて、読みました〜。

夜明けのすべて、読みました〜。

1週間前に本屋に立ち寄った際に、タイトルに呼び寄せられていると勝手に思い込んで購入した「夜明けのすべて」という本が、今一番心がうずうずしているのを感じて、積読の順番を乗り越えて真っ先に読むことにした。

本屋でこの本を購入するまでの経緯は以前書いたのでご参考までに。

夜明けという言葉と成り立つ環境、加えて頻繁に比喩として使用されるポジションとしても個人的に思い入れがある。そんなことを書いた。

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非論理に惑う

憧憬を超えて、嫉妬すら自覚している。

生きるにして選択している、論理と非論理の天秤。

論理を全身に纏っている人を見かけると震え上がってしまう。

おそらく私は一生かけてもその人物像には辿りつかない。

論理武装が大前提となっている人は、自分の行動を振り返り、全てに理由があって、他人に説明できる。そして納得させることができる。

趣味に向き合うにしても、そこまでハマる理由を明確にしながら周囲を引

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日常生活の更新ボタンを押せない。

日常生活の更新ボタンを押せない。

今の私の日常的な生活には面白さがない。ただ退屈している。
目的もなく生き延びてしまっている。

何かを漠然と期待しているけど、そこに向かう道のりには足を進めたりもしない。
進もうと足を踏み込むだけの熱量がいつまでたっても湧いてこない。

読書も深呼吸して一度力を入れ直さないと文章が入ってこない。本を開く手が重い。リラックスのための清々しい読書はできない。この本から何かを吸収しないと!という焦りが潜

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エナジースリープ。

エナジースリープ。

静と動。活発に生きた日の次の日はしっかりお休みしたくなる。
ポケモンでいえば、はかいこうせんの後みたいなものだ。こちらに選択権はない。

エネルギーは皆無になり、現実と夢の境界線を往来する。
ここ数日は明晰夢を見ていない。春先から夏の暮れまでほぼ毎日夢を見ていたものだから、突然目が覚めるようになってから寂しさがこみ上げてくる。深く眠れていて、睡眠が安定してきたことの裏返しなのかわからないけれど、物

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3ヶ月目のスランプ。

毎日寝る前にnoteを書いて投稿して寝るのが習慣になって3ヶ月目に入る。

毎日なのは良いけれど、それがその日の振り返りを工夫して書くぐらいしかなくて、面白みには欠ける。
何しろ書いてる自分が面白いと感じない時がある。迷走しているとしか思えない。

毎日を積み重ねた自負と自信はある。でもわざわざ寝る時間を後ろに倒してまでやり続けるべきなのかは別の問題だ。

振り返りにフォーカスしているから、その日

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独創空間閉鎖中。

独創空間閉鎖中。

一人だけの空間じゃないと物事に取り組める精神状態にレベルアップしない。

家の間取りで一番端にある自分の部屋には、エアコンの風が届かない。
扇風機では太刀打ちできない灼熱の空間では、創作するには体調を崩しそうだ。せっかく開いたパソコンも熱くなってしまって警告が表示される。

倒れてしまったら元も子もないので、パソコンを持って、エアコンで冷やされたリビングに自分のワーキングスペースを形成する。が、そ

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