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#社会
社会をつくる力を育てる授業づくり73 狩猟・採集社会と農耕社会を比べるプロジェクト
歴史の学習の第1単元は、「くに」としての我が国の歴史が形づくられるまでの学習です。
狩猟・採集や農耕の生活、古墳、大和朝廷(大和政権)による統一の3つの内容が含まれています。
この3つを、7時間程度で学習するこになります。
これだけでも、かなり長い時期を学習することになりますので、プロジェクトとして学習するには、かなり圧縮して学習しなければならないことになります。
解説の社会編にも書かれて
社会をつくる力を育てる授業づくり65 憲法プロジェクト〈2〉
憲法プロジェクトの進め方を書いていきます。
前回書いた通り、憲法の内容は多岐にわたります。
その全てを網羅すると知識暗記型になってしまうので、中心となるものを決めて、そこから枝葉のように学習が広がっていくようにプロジェクトを計画していきます。
今回は、基本的人権の尊重を軸として、人が生きていく上で生まれながらにして持っている様々な権利を知るとともに、それを生かしていくプロジェクトとして考えま
社会をつくる力を育てる授業づくり64 憲法プロジェクト〈1〉
6年生の第1単元について書いていきます。
引用が長くなってしまいましたが、内容は多岐にわたります。
日本国憲法についての学習ですので、その中に定められている国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という三つの柱であったり、天皇についての理解や、国民の権利と義務、三権分立の考え方など、抽象的な内容も多く学習することになります。
これを一つ一つ理解させるようにすると考えると、一問一答の暗記型社会科に
社会をつくる力を育てる授業づくり62 環境プロジェクト〈2〉
環境プロジェクトについて書いていきます。
課題発見の場面では、国土にある代表的な自然環境について紹介するところから始めます。
まずは、世界自然遺産からでしょうか。
屋久島、知床、白神山地、小笠原諸島といったところが、自然遺産として登録されていて、多くの観光客が訪れる場所となっています。
これらを見たことがある経験や、実際に行ったことがある経験は、子どもたちの関心を引き起こすことでしょう。
社会をつくる力を育てる授業づくり60 日本の森林を守ろうプロジェクト〈2〉
日本の森林を守ろうプロジェクトの進め方を書いていきます。
課題発見の場面では、日本の森林の現状を概観していきます。
まず、国土の単元でも学習したことですが、国土の地形の割合を確認していきます。
山地や高地、平地の割合です。
山地が多いことを確認した後で、山地の様子を写真等で確認していきます。
普段は、航空写真のように、上から見た山地の様子の写真を見ることが多いと思いますので、緑に覆われた
社会をつくる力を育てる授業づくり59 日本の森林を守ろうプロジェクト〈1〉
第5単元の第2小単元は、森林についてのプロジェクトです。
日本は、産地や高地が多い地形となっていますので、森林も多くなっています。
その森林を資源として、保護・活用していくことは、日本の特徴として大切にしていくべきことだと考えています。
普段、生活をして、身の回りには木製品や紙製品があふれていますが、森林そのものに目を向けることは多くないのではないでしょうか。
このプロジェクトは、そんな森
社会をつくる力を育てる授業づくり58 日本を災害から守るプロジェクト〈2〉
前回書いたように、日本は自然条件から多くの自然災害が予想される国です。
そのため、地震だけではなく、他の災害についても目を向けられるようになってほしいと考えています。
4年生の自然災害の学習の際には、地域に起こり得る災害に目を向けて、自分たちができることについて考えていました。
5年生の学習では、公助に目を向けさせるため、様々な災害を網羅的に扱った方が良いのではないかと考えています。
プロ
社会をつくる力を育てる授業づくり57 自然災害プロジェクト〈1〉
5年生の第5単元、わたしたちのくらしと自然環境についての学習です。
その中の第1単元は、自然災害に関する内容になります。
東日本大震災以降、この単元の扱いは大きく変わりました。
これまでは、津波を防ぐ堤防などのハード面の取り組みに焦点が当たることが多かったわけですが、想定外の被害が多く発生したことで、それだけではいけないということになりました。
自然災害は、日本の自然条件からして避けること