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社会をつくる!社会科

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社会科授業がどうなれば社会科人気が高まるか。その答えは、社会をつくる力にあります!
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社会科の指導案づくり(5)指導と評価の計画(単元計画)

社会科の指導案づくり(5)指導と評価の計画(単元計画)

社会科の指導案づくりシリーズ(5)は、指導と評価の計画です。いわゆる単元計画というやつです。

いろいろな学習指導案をみていて、この指導と評価の計画が簡潔なものは、本時の部分だけしっかり書いているのかな〜と判断してしまいます。

授業を考える時は、単元を通した計画を立てることが重要だと考えます。

その1時間は、単発の1時間なのではなく、前後の時間とのつながりがどこかに必ずあるからです。

見方・

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長崎

先日の広島に続き、本日は長崎の原爆投下から79年の節目の日になります。

長崎は、11時2分に投下ということで、時刻に合わせて黙祷が行われています。

6日と同じく、平和について考える大切な日です。

長崎でも、平和について学んだり、発表したりする機会があるそうです。

唯一の被爆国として、この2つの日を忘れないようにしなければならないと思います。

最後の被爆地、になるように、、、

おわりに

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広島を伝える

広島を伝える

広島

今日、8月6日は広島に原爆が投下されてから79年です。

亡くなられた方、ご家族の方へ祈りを捧げる日です。

まずは今、こうしてnoteを書くことができていることに感謝したいと思います。

オリンピックという平和の祭典が行われていますが、戦争状態にある地域があることも忘れてはいけません。

広島の学校では、8月6日に合わせて登校し、平和学習をするそうです。

私が教員になってからは、6年生

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能登半島地震から7ヶ月

能登半島地震から7ヶ月

1月1日の能登半島地震の発生から七ヶ月となりました。

今も避難生活を送られいる方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早く落ち着いた生活が送れるようになることを願っています。

避難所として施設を開放されている方の話として、「前に進んでいるようで進んでいないもどかしい状況」と話されています。

これは、瓦礫などの撤去が進んでいなかったり、仮設住宅などへの入居が進ん

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資料館や博物館で自由研究

資料館や博物館で自由研究

みなさんの自治体には、郷土資料館や郷土博物館といった、地元の自然や歴史を紹介する施設はありますか?

地元密着型の資料館では、地域の自然や文化財などを収集することをを使命にしていますから、おもしろい資料がたくさんあります。

自治体が出している、市史などの公的な資料には掲載されていない、住人の方から集めた資料を収蔵していることが多いです。

普段、表に出ている資料だけでなく、収蔵庫に収められている

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社会科の指導案づくり(4)学習指導要領から単元の目標と評価規準をつくる

社会科の指導案づくり(4)学習指導要領から単元の目標と評価規準をつくる

社会科の指導案づくりシリーズですが、単元観、指導観ときましたので、単元の目標と評価規準に進みたいと思います。

単元観ー実態ー目標ー指導観の順の場合もあると思います、自治体や研究会によって指導案の形式はまちまちですので、目的にあわせて(形式に沿って)作られることをオススメします。

私の場合は、指導観をもとに単元の目標を設定します。

単元の目標を書く際は、学習指導要領、同解説、国立教育政策研究所

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社会科の指導案づくり(3)指導観の書き方

社会科の指導案づくり(3)指導観の書き方

前回の単元観のところでは、今回取り扱う素材(今回の単元では、しょうゆづくりや野田市について)いろいろと調べたことをまとめるということを書きました。

指導観とは、単元観で自分が調べた内容を、どのように教材としてまとめて、子どもたちと学習を進めていくのかを書きます。

そのためには、児童の実態を正しく捉えて、それをもとに計画を立てる必要があります。

児童の実態は、事前のアンケートで学習に対する関心

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佐渡の金山

佐渡の金山

先日、嬉しいニュースが飛び込んできました。

世界遺産の登録に向けては、登録へ向けた地元の盛り上がりも重要です。世界遺産に登録されることで、多くの観光客が来ることになるとは思いますが、その分、オーバーツーリズムなどの問題が発生することもあります。

今回の登録にあたっては、申請書の問題や、韓国の主張などもあり、いろいろあった中での登録ということで、関係者の方も安堵されているのではないかと思います。

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社会科の指導案づくり(2)わからないことは、確認する

社会科の指導案づくり(2)わからないことは、確認する

先日、社会科の指導案づくりについての記事を書き始めました。

単元観を書くにあたって、一次資料にあたる、ということを書きました。今回で言うと、しょうゆの出荷量ですが、千葉県は全国で一位というデータは見つかったものの、数あるしょうゆ会社の中で、どの会社を選ぶのか、という理由も書くべきだと思います。

そこで、メーカー別のシェアを見つけたかったのですが、なかなかデータが見つけられませんでした。

そこ

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オリンピック スタート!

オリンピック スタート!

オリンピックの開会式が行われて、熱戦がスタートしました。

オリンピックは、平和の祭典とされていますが、世界の今がわかる貴重な機会です。

世界にはいろいろな国があることを、オリンピックを通して知ることができます。

地上波でこれだけ世界ことを知れる機会も限られていますので、良い勉強の機会になるではないかと思います。

例えば、オリンピックシンボルの5色の輪には、次のような意味があるそうです。

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社会科の指導案づくり(1)一次資料を見つける

社会科の指導案づくり(1)一次資料を見つける

先日、2学期に研究授業が2本あると書いたのですが、1本目は算数で、2本目は社会科の研究授業をやります。

今回は、4年の内容(5)県内の特色ある地域のくらしの授業をやることに決めました。指導案を書いてみて、また変わるかも知れませんが・・・

この、特色ある地域のくらしの単元では、3つの視点で県内をみて、特色がある地域を選ぶことになっています。「地場産業のさかんな地域」「国際交流に取り組んでいる地域

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授業という場を創る

授業という場を創る

授業は誰のものなのか?という問いに対して、どのように答えるでしょうか。

やはり、授業をするのは子どもたちですので、子どもたちのもの、と考えるのが自然かと思います。

ただ、授業にはねらいがあり、そのねらいは学習指導要領に基づいて決められているわけです。

教師は、学習指導要領に定められた目標を達成するために、年間に割り当てられた時間の中で必要な内容を獲得できるように計画を立てているわけです。

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地域を受け継ぐのは誰?

地域を受け継ぐのは誰?

本日は、筑波大学附属小学校で行われた、初等社会科授業研究会に参加しました。社会科部の4人の先生方が、授業公開2本、協議会、講演と盛りだくさんの内容で行われる研究会です。

授業公開は、山下真一先生の「地域に受け継がれるもの」(4年)と、由井薗健先生の「わたしたちのからだは(  )人」という2本でした。

4年生の授業は、地域の神社を取り上げた「地域の伝統や文化を受け継ぐ」という内容についての学習で

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偽情報やなりすまし広告

毎日のようにSNSを使う中で、偽情報やなりすまし広告を見分けられるようにならないと、簡単に引っかかってしまいます。

こうしたものへの対策として提言される案がまとめられたそうです。

SNSを運営している海外の企業に向けても対策を求めていくということなので、デジタル情報が広がる中で、考えていかなければならないことだと思います。

私たち一人ひとりも気をつけなければなりませんが、安心して使えるような

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