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京都出身。美大を出たけど、営業で日々奮闘中。アートとか異文化交流とか好きです。日々の気…

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京都出身。美大を出たけど、営業で日々奮闘中。アートとか異文化交流とか好きです。日々の気になったもの、気づき、面白かったことについて書いていきます。

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固定された記事

自己紹介☆

はじめまして。はなと申します。 はじめましてなので、簡単に自己紹介♪ 京都のとてものどかな田舎で生まれ育ちました。 両親とも絵描きの美術一家の子どもで 自分自身…

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3年前
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語感と五感

「香ばしい」という言葉を聞くと どんなイメージでしょうか。 香ばしいという言葉は、辞書を調べると 次の3つの意味を持っていることがわかります。 1 よい香りがする。…

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3年前
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イタリアのオーガニックコスメ

昨今のSDGsの影響で、エコな買い物や、エシカルな生き方が模索されています。私自身も、商品の成分や、どのように作られているかを、以前より気にするようになりました。 …

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3年前
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味の濃淡の由来

地域によって異なる味の濃さの違いの話。 先日、友人と広州市場に行ってきました。 ワンタン麺のコッテリこいいいい味のスープと さっぱりほろ苦のシークワーサーのバラン…

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3年前
1

和スイーツの粉は何が違う?

雨が多くてじっとりする季節。 そんな季節はさっぱりしたものが食べたくなります。 白玉や寒天、水まんじゅうなど、さわやかな和スイーツを作りたくなります。和スイーツ…

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3年前
6

練った小麦粉で包む料理

人が美味しいと思うモノは案外共通している?という話。 日本でこの食べ物を嫌いな人はいるのか?と思うくらいみんな好きであろう料理。それは…… ぎょうざ!!!! パ…

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3年前
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未来の芸術家をつくる

フィンセント・ファン・ゴッホと聞くと、どんな絵を思い浮かべますか? 自画像の人もいれば、ひまわりを想像する人もいるでしょう。 私の場合は、とても印象深い作品であ…

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3年前
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LGBTQの人を英語でどう表すか

言葉は人の理解に役立ちもすれば、使い方を間違うと相手を傷つけるモノにもなるという話。 先日、宇多田ヒカルさんが自身のセクシャリティについて、ノンバイナリーである…

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3年前
3

「身体を測る」はじまり

今やどこに出入りしても、マスク、消毒、体温測定は必須事項の時代になりました。 特に、このご時世で「体温を測る」という文化は、今や疑いようもないくらい当たり前にな…

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3年前

ジャパニーズファストフード

お茶漬けをいただいてきましたー! 生魚が好きな自分としては 出汁の熱で火が入りすぎないように、 ささっと食べるのが好みです。 お茶漬けといえば、庶民の食事代表の…

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3年前
5

あてはまらなくていいじゃないか

カテゴリーは誰かが決めた指標にすぎないという話。 「似合う」を見つける指標の一つとして パーソナルカラーなるものがあります。 パーソナルカラーとは、生来持ってい…

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3年前
6

ようかんはなぜ「羊」か

「そもそも」で考えると、ルーツや意味がわかるというお話。 友達から、とらやの羊羹(ようかん)をいただきました! 田舎の実家では、京都という土地柄​​もあってか、し…

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3年前
3

モノから「食べ」モノへ

夏野菜がそろそろ出回る季節です。 田舎育ちとしては、野菜が美味しい季節は最高です。 野菜を歴史的に見ると、食用としては歴史が浅いモノが実はけっこうあります。 今…

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3年前
2

道具より扱う人

道具より、扱う人が大事という話。 何か物事に取り組むときに、 道具のせいにしてしまう人は、 往々にして(私も含めて)多いと思います。 例えば、イチロー選手のバットと…

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3年前
4

折り紙の脳トレ

先輩に頂いたおもしろいグッズがあります。 ただの折り紙に見えて 実は、メガネ拭きです! メガネ拭きの柔らかい素材が、鶴のかたちに形状記憶されています。なので、メ…

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3年前
2

都会の心温まる「オカン」コミュニケーション

友達のオススメで 新宿の気になる定食屋さんに ランチをしに行ってきました わぶというお店です。 和食に目がない私としては、ワクワクです。 魚を中心にしたメニューで…

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3年前
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自己紹介☆

自己紹介☆

はじめまして。はなと申します。

はじめましてなので、簡単に自己紹介♪

京都のとてものどかな田舎で生まれ育ちました。

両親とも絵描きの美術一家の子どもで
自分自身も美術大学に入るという
筋金入りの美術まみれな人生を送ってきました。

アートに囲まれて育ったおかげで
自由な発想・考え方を鍛えてもらいました。

自由に育ててくれた親のありがたみを感じつつ
一方で、親と同じ畑で比べられることも、少し

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語感と五感

語感と五感

「香ばしい」という言葉を聞くと
どんなイメージでしょうか。

香ばしいという言葉は、辞書を調べると
次の3つの意味を持っていることがわかります。

1 よい香りがする。多く、食物を煎 (い) ったり焼いたりしたときの、好ましい香りにいう。「―・いほうじ茶の香り」

2 見た目や印象などがすばらしい。りっぱである。

「薄色の衣のいみじう―・しきをとらせたりければ」〈宇治拾遺・一二〉

3 望ましく

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イタリアのオーガニックコスメ

イタリアのオーガニックコスメ

昨今のSDGsの影響で、エコな買い物や、エシカルな生き方が模索されています。私自身も、商品の成分や、どのように作られているかを、以前より気にするようになりました。

以前記事にしたイタリアのお土産で友人が送ってくれたモノの中にもエシカル商品がしっかり入っていました。

その友人はエシカルかどうかは、さほど気にしないタイプで、彼曰く「イタリアらしい」という観点で選んだモノだそうです。しかし、自然環境

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味の濃淡の由来

味の濃淡の由来

地域によって異なる味の濃さの違いの話。

先日、友人と広州市場に行ってきました。
ワンタン麺のコッテリこいいいい味のスープと
さっぱりほろ苦のシークワーサーのバランスが
最高に美味しい組み合わせです!

薄味と言われる京都出身の者としては、東京に来たての頃は、とてもじゃないですが、濃い味は全く受け付けませんでした。

しかし、年月が経てば、慣れてくるもんだなとふと東京歴の長さを感じた瞬間です。

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和スイーツの粉は何が違う?

和スイーツの粉は何が違う?

雨が多くてじっとりする季節。
そんな季節はさっぱりしたものが食べたくなります。

白玉や寒天、水まんじゅうなど、さわやかな和スイーツを作りたくなります。和スイーツ作りで登場する材料には、洋物にはない粉がよく見受けられます。

白玉粉

上新粉

道明寺粉

などなど。
いったい、違いはどういうところにあるのでしょうか?

白玉粉、上新粉、道明寺粉のどれも、実は「米」であることには変わりありません。

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練った小麦粉で包む料理

練った小麦粉で包む料理

人が美味しいと思うモノは案外共通している?という話。

日本でこの食べ物を嫌いな人はいるのか?と思うくらいみんな好きであろう料理。それは……

ぎょうざ!!!!
パリパリの皮とジューシーな具材がたまりません。

小麦粉を練った皮で具材を包む
という文化は、何も餃子に限りません。

イタリアのラビオリ
東欧のエピロギ
ロシアのペリメニ

などなど。
どれも各国の国民食です。

焼いてよし
茹でてよし

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未来の芸術家をつくる

フィンセント・ファン・ゴッホと聞くと、どんな絵を思い浮かべますか?

自画像の人もいれば、ひまわりを想像する人もいるでしょう。

私の場合は、とても印象深い作品である『タンギー爺さん(Le Pere Tanguy)』がぱっと出てきます。

穏やかそうなこのじいさんは、実在していたジュリアン・フランソワ・タンギーという人物で
画材屋兼画商で、印象派を支えた重要な人物です。タンギー爺さんと親しまれてい

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LGBTQの人を英語でどう表すか

LGBTQの人を英語でどう表すか

言葉は人の理解に役立ちもすれば、使い方を間違うと相手を傷つけるモノにもなるという話。

先日、宇多田ヒカルさんが自身のセクシャリティについて、ノンバイナリーであることをカミングアウトされました。

ノンバイナリー(non-binary)とは、(身体的性に関係なく)自身の性自認・性表現*に「男性」「女性」といった枠組みをあてはめようとしないセクシュアリティを指します。バイナリー(binary)は、「

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「身体を測る」はじまり

「身体を測る」はじまり

今やどこに出入りしても、マスク、消毒、体温測定は必須事項の時代になりました。

特に、このご時世で「体温を測る」という文化は、今や疑いようもないくらい当たり前になりました。しかし、歴史を知ると、そもそも「体温を測る」こと自体が、案外最近の考え方だとと驚かされます。

「体温を数値化する」ことを考案かつては、なんとなく体温が高いとなると、医者がおでこに手を当てて、感覚で測るものでした。

しかし、1

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ジャパニーズファストフード

ジャパニーズファストフード



お茶漬けをいただいてきましたー!

生魚が好きな自分としては
出汁の熱で火が入りすぎないように、
ささっと食べるのが好みです。

お茶漬けといえば、庶民の食事代表のような気がしますが、歴史を辿ると、今のお茶漬けは江戸時代からはじまっているようです。

お湯をかけるだけ米に水分をかけて食べるという意味であれば、お茶漬けのルーツは平安時代に遡ります。

冷めたご飯にお湯をかけて食べる「湯漬け」と呼

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あてはまらなくていいじゃないか

あてはまらなくていいじゃないか

カテゴリーは誰かが決めた指標にすぎないという話。

「似合う」を見つける指標の一つとして
パーソナルカラーなるものがあります。

パーソナルカラーとは、生来持っている髪の色、目の色、肌の色など自分という素材を活かす色を見つけるためのものです。

分類分けとしては、春夏秋冬の4タイプあります。
・スプリング(イエローベース)
・サマー(ブルーベース)
・オータム(イエローベース)
・ウィンター(ブル

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ようかんはなぜ「羊」か

ようかんはなぜ「羊」か

「そもそも」で考えると、ルーツや意味がわかるというお話。

友達から、とらやの羊羹(ようかん)をいただきました!

田舎の実家では、京都という土地柄​​もあってか、しょっちゅう食べていた羊羹ですが、一人暮らしをしているとなかなかその機会がありません。

久しぶりに食べることになり、ワクワク!

羊羹は、日本のお菓子としてはとても馴染み深いモノですが、意外と知らないことばかり!今回は、3つご紹介しま

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モノから「食べ」モノへ

モノから「食べ」モノへ

夏野菜がそろそろ出回る季節です。
田舎育ちとしては、野菜が美味しい季節は最高です。

野菜を歴史的に見ると、食用としては歴史が浅いモノが実はけっこうあります。

今日は、モノから食べ物へ変貌を遂げた野菜たちを紹介したいと思います。

観賞のための野菜ドイツといえば、
ビールとソーセージとじゃがいも!

この黄金の組み合わせは、たまりません。

この「ドイツといえば、じゃがいも」には、感動的な(?!

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道具より扱う人

道具より扱う人

道具より、扱う人が大事という話。

何か物事に取り組むときに、
道具のせいにしてしまう人は、
往々にして(私も含めて)多いと思います。

例えば、イチロー選手のバットとグローブを使ったからといって、イチロー選手のようなプレーができるわけではないということは、誰でもすぐ想像できるはずです。

道具と扱う人の問題に加えて、カッコいい/カッコ悪いという視点でも、いかに扱う人の能力、経験値、センスが大事か

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折り紙の脳トレ

先輩に頂いたおもしろいグッズがあります。

ただの折り紙に見えて
実は、メガネ拭きです!

メガネ拭きの柔らかい素材が、鶴のかたちに形状記憶されています。なので、メガネを拭いた後、鶴のかたちに戻すのが、とても楽チン!

端っこを持って、振っていくとだんだんもとの形に戻っていくのです。

日本人なら、一度は鶴を折ったことがあると思うので、たとえ形状記憶でなくても、折り方がわかる人が多いのではないかと

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都会の心温まる「オカン」コミュニケーション

都会の心温まる「オカン」コミュニケーション

友達のオススメで
新宿の気になる定食屋さんに
ランチをしに行ってきました

わぶというお店です。
和食に目がない私としては、ワクワクです。

魚を中心にしたメニューで、
色々おかずを組み合わせられるシステムになっています。

一人暮らしだと、なかなか魚を食べる機会が少ないので、よくばって焼魚とサバ味噌の2つを頼んでしまいました(笑)

想像以上にボリューミー!!

半身の半分くらいの
切り身が来る

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