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なんでもない。

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記したつもりが消えていくもの。
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#備忘録

純正じゃない思い。

純正じゃない思い。

 最近、"母に似て来た"と自分でも思うようになった。
以前ほど思い出さなくなっているのにも関わらず、日々、鏡に映る顔を見る度に"母"を感じる。
幼少期には、もうこの世から消えてしまったから、その記憶のほとんどはアルバムの中に在る。自分の子供と向き合う時、ふとスマホに視線を落とす時、
わたしは母親の姿をそこに見つける。

 母は美大の学生だった。21歳でわたしが生まれた。わたしが絵が好きなのは遺伝な

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目を覚ませ。

目を覚ませ。

 相談には一切応じませんが、質問としてシンプルに答えるようしています。

 妹からのメール。ママ友の交流の話し。

 そろそろ集団的な集まりも増える機会が増えて、それが憂鬱らしい。

 え?なんで?行きたいなら行けばいいし、行きたくないなら行かなければいいじゃない。

 そうもいかないんだよって。

 うわ面倒くさい。複雑にするな。

 そもそも、断る決断も下せず、勝手に仲間外れ?的になりたくない

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生きることすべてが旅をしているようなもの。

生きることすべてが旅をしているようなもの。

 どんな時代になっても、生きてること自体が旅をするのと同じだと最近特に思う。日常のルーティンに謙虚に向き合っていても、光と影の法則みたいに、記憶に焼き付けたい非日常を求める気持ちは誰にも止められない。

 去年は見送った夏の旅行。

 今年はどうしたものか?世の情勢、雰囲気的には自粛になるんだろうな…と複雑な思いの中。去年の夏が一度切りであったように、また今年の夏も今年でしか味わえない。二年目にな

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本や写真集。

本や写真集。

 引き続き、整理整頓期でのんびりと過ごしています。

写真集は、割とたくさん所有していて、クローゼットにはぎっしりと秘蔵しているものたちが眠っている。

せっかくだから、片付けついでに、お気に入りを備忘録しようと。

今回は3つ。

①色の名前/近江源太郎/ネイチャー・プロ編集室

 頭でデザインを描いている時、単純な色じゃなくて、豊富な色の名前を知りたいと思いました。絵画にしても、例えば空をひと

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抗ってなにが悪い。

抗ってなにが悪い。

 髪が伸びて、久しぶりのロングヘアを愉しんでいる。
コロナ禍が偶然の理由。虫の知らせか?という緊急事態宣言後を見越したかのようにデジタルパーマを施し(スタイリングが楽です)ハイヒールも履き慣れてしまった5センチじゃなくて、以前の8センチに戻した。この時代に、
「抗ってなにが悪い」

 今、一番の女性である時間を謳歌している。また、此れがほんの束の間の通過地点である事も知っている。

 子供が生まれ

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馬を水飲み場までは、連れて行けるが、その馬が水を飲むかは、その馬が選択するんだよ。

馬を水飲み場までは、連れて行けるが、その馬が水を飲むかは、その馬が選択するんだよ。

★子どものことを「あなたが生まれてきて良かった。私の宝ものだよ!」と言って抱きしめてあげることが大切。

★自分の親に「ありがとう。元気でいてね」ときちんと言うこと。

★子どもは親の言うとおりに育つのではなく、親のするとおりに育つもの。

★きちんと叱る事は、褒めることと同じ。むしろ大切。

★夢は自分で叶えるもの。子どもに夢を託してはいけない。

★たくさん褒めて、育てる。美しい言葉とともにち

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そのさき。

そのさき。

(苦手な方は読まないでください。昨夜の満月の揺らぎです。死について綴っています)

現在も実在するサイトを何度も読みに行く。

未だに。

読書家で、優秀な編集者だった彼女は、25才で世を去った。
最期の別れを、自ら記して…。

昨今のニュースを観ていて、不思議に思うことがある。「死について」また「memento・mori」だ。当然だけど、人間はいつか必ず死ぬ。自分が、たぶん想像するのとは異なる形

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