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【政治・経済】人類から戦争はなくならないと言う現実~ロシアのウクライナ侵攻について思うこと

始めに

ロシアのウクライナ侵攻からおよそ一ヶ月。亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈りすると同時、今この瞬間にも安全が脅かされ、住む家を追われ、恐怖と悲しみに暮れる皆さんにお見舞いを申し上げます。

アメリカが侵攻の兆候があるということを言っていましたが、実際に戦争が始まりました。平和な、平和ボケした日本に住む日本人の一人として、現代においてもやはり戦争はなくならないという現実を痛感しました。今日はそんなことを書いてみようと思います。

20代前半にとっては初の戦争

恐らく、20代前半の人間からすると「戦争」というのをはっきり理解したのは今回が初めてだと思います。宗教や国内の内紛などはこれまでもありました。数年に一度は世界中のどこかで、宗教対立が原因で局地的な紛争が行われています。そして、そこにアメリカなど欧米が介入し平和と地域の安定に尽力するということがいくつもありました。また、アラブの春などに代表されるように、国内での紛争や、民主主義を求めて戦うといったことも記憶にあります。

しかし国家と国家がぶつかる「戦争」というのは、初であると思います。今回を除くとアメリカのイラク攻撃まで遡るように思います。実際に戦闘の画像や映像を見て、今この瞬間に起こっていることを実感しています。

戦争に対する感じ方

きっと20代以下の若い世代、30代から60代くらいまでの社会の中枢を占めている世代、70代以上でそれぞれ今回の戦争の感じ方が違うと思います。

20代以下にとっては「これが戦争か」という初めての体験であり、衝撃そのものだと思います。教科書に出てきたことが現実のものとして実感できた瞬間です。

30代以上の世代は少し前にも経験したことがあることだと思います。それは戦後のいくつかの紛争と比較するという意味において。

一方で日本が戦争をしたことがある時代に生きていた人たちにとっては、また戦争が始まったことに対して、失望と悲しみなどが混じった複雑な感情だと思います。自分ごととしてその痛みを感じているのではないでしょうか。

現代における戦争とは

現代における戦争はサイバー空間も含めて様々な戦争のやり方があります。そのことからは、実際に武力侵攻を行うやり方は古いやり方でしょう。しかし、そこには最新鋭の戦闘機やレーダーなどが用いられており、またSNSなどの普及は、どんな状況であるのかを瞬時に拡散させることが出来、新旧織り交ぜたハイブリットな戦争であるといえると思います。

またそれによって、情報戦・世論戦の重要性が上がっていると思います。もちろんいつの時代も情報戦は大切な戦争のための手段であったと思います。しかし、従来は国家のみが情報についての独占的であったものが、個人が情報発信をするツールを獲得しているという点で、これまでの戦争とは情報戦のやり方も変わってきていると思います。歴史に「もしも」はないことですが、もしも今回のロシアのウクライナ侵攻が10年早かったら、簡単にウクライナのキエフなどは占領されていたかもしれません。

対岸の火事と思わない

非常に今回の侵攻が胸が痛みます。既に多くの人が亡くなり、家を追われています。しかし最も大切なことは、今回の侵攻から私達は何を学ぶべきかということでしょう。

ロシアは広大な国土を有する国家であり、日本のすぐ近くの国です。実際のところ過去に北方領土に侵攻し、占領されたままです。また核保有国家です。日本の近海には中国や北朝鮮など、危ない国家も多くあることは明白です。しかし、どれだけ危険かということを今回の侵攻によって改めて認識できたのではないかと思います。

世界には永遠に正義と悪が存在し続ける

世界には永遠に「正義」と「悪」が存在し続けます。その対立構図が「民主主義」と「専制主義」なのかどうかも含めて対立構図は様々です。日本人は人が良すぎるので、きっとあの国家もいずれは、、、と幻想を抱きがちですが、現実はどうかということを認識できたと思います。

そのことと踏まえた上で、どのようにして国家国民を守るのか、防衛政策や憲法改正などについても真剣に議論するべきではないかと思います。ぼんやりとしていては、気がついたときには占領されかねません。武力による侵攻はなくても、経済的な脅威も高まっています。広い意味での外交・防衛・安全保障について、多角的に議論するべきではないかと思います。

終わりに

「戦争」のない「平和」な世界はいつかは来ることでしょう。しかしそれはかなり遠い未来であるように思います。恐らく地球が一つにまとまるには、スター・ウォーズのような時代にならないと訪れないように思います。早く、今回の戦争が停戦・休戦・終戦となることを祈ります。



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