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「そうあれかし」と人生は。
その日、息子は慟哭しました。
4歳児の小さな体躯を縮めながら、積もりに積もった思いの丈を絶叫しました。
「おれのジンセイはサイアクだ!!」
戯言と聞き流すことのできない緊迫した空気を、彼はその身に纏っていました。
「おれ、の、じんせいは、さい、あくだ。」
彼は同じ台詞を再び言葉にしましたが、嗚咽が混ざって先程よりも細切れに掠れた声でした。その夜、妻は外出していましたから、部屋には
一乗谷アラカルト 34
滝
私の写真は独学我流ですが、多くのプロの写真家さんの著作物を読んだり観たりして、生意気にもその「いいとこ盗り」を自分の学びにしてきました。
随分昔のことですが、確か写真家の山口高志氏だった思います。インターネットでお書きになっていた記事を私が手書きでメモした紙片が出てきました。(最近、終活の一環としてHDや書き物を整理しています。)
その一部を紹介させていただきます。氏曰く、
臓器スリーアウト、人生交代説
不穏な表題から不謹慎な話を展開します。
十数年の臨床経験の中で病を通して多くの人生と死に関わってきた医者の、ひとつの仮説です。
これに尽きます。
何故か。
苦しいからです。助からないからです。現代医療の限界です。望まない侵襲的医療によって終わらない苦痛の業火に焼かれていく様は地獄と同義です。こんなはずではなかったと嘆く無責任な家族は患者本人から目を背け、意思疎通の手段を失った
継続するコツ 第7回 作るとは自分が得意な方法が何を知ること
前回書こうとしてたら書きそびれて、脱線してしまったので、もう一回書くことにしましょう。継続していくと、こういうことが起きます。作るという行為は、何かの目的のために一目散にやっているわけじゃなくて、作っている最中の自分ってのはその都度変化しているわけです。こうやって書きながらも、毎秒変化している。頭の中にあるものは固まった何かではなく、ウニャウニャと動いてます。それを外に出すと、その都度変化する、
もっとみるお父さんは私のこと大好きなんだって
前回の記事を出してから。
いろいろと考えて、あきらめる方法を見つけたいと思ったけど、
(これは私が自分のことを「ここが好きだ!」とはっきり言えるところでとても気に入っている特性なんだけど)
ややこしいから会って話して、わかりやすくぶつかってみることにした。手っ取り早く、結論をだすことにした。
私は、長く同じことを考えていられない。頭の片隅に置いて、悩み続けることや恐れ続けることはとても得意