一乗谷アラカルト 37 50 北野武男 2024年8月23日 06:51 ¥100 (湯殿跡庭園 画面中央は三尊石) 三尊石とその背後の観音山山頂の観音堂、さらにその観音山を降りた地点に初代朝倉孝景墓所(孝景没後に建立)が一直線上に並んでいる。私の発見と気づきだ。 当時の朝倉武士はこの「祈りのライン」(三尊石ーー観音堂ーー初代朝倉孝景墓所)を意識していたはずである。 湯殿跡庭園は戦国の気風を表すだけの庭園にとどまらず、「祈りの聖地」でもあったのだろう。(北野記)「一乗谷アラカルト34」に続いて、私の昔のメモ書きから写真家の山口高志氏のお言葉を記したい👇 写真セミナーや撮影会の現場では、「とにかく撮影技術を教えてほしい」という人が多い。しかし、その前に「あなたが撮りたい被写体は何ですか」と尋ねると、たいてい口ごもってしまう。 写真というものは、技術が先行して良し悪しが決まるものではない。自分が撮りたい対象(被写体)を見つけ出そうとする行為が先行すべきである。 技術にばかりこだわっていると、その人自身の個性的な写真は絶対に撮れない。自分が撮りたいと思える被写体探しが何より大事。「撮りたい対象があるからこそ、シャッターを切りたくなる」のだ。 撮りたい欲望が生まれれば、そのための技術は簡単にマスターできる。技術はあくまで手段。被写体を写真に撮るのが目的である。目的(被写体)を明確にしてこそ、手段(技術)が見えてくる。被写体あっての写真なのだ。(山口高志氏のお言葉;出典不詳) ダウンロード copy ここから先は 1,059字 / 4画像 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 1,000 朝倉氏遺跡のガイドブック等では触れられていない記事ばかりですが、見学および写真撮影のご参考になる内容です。 また、ご自宅でくつろぎながら拾い読み、飛ばし読みをしていただけるとうれしいです。 一乗谷アラカルト総集編 1,000円 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の自然風景と歴史的情景をご覧いただけます。 作者独自の視点で捉えた画像と作者の想い等を簡潔に添えたシリーズ記… 購入手続きへ ログイン 50 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート