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富士見L文庫(KADOKAWA)が語る「いま読みたい作品」──創作大賞RADIOレポート① #創作大賞2023

富士見L文庫(KADOKAWA)が語る「いま読みたい作品」──創作大賞RADIOレポート① #創作大賞2023

4月25日にスタートした、日本最大級の投稿コンテスト「創作大賞」。第2回となる今回は13の編集部に協賛いただき、優秀作品は書籍化や連載など、クリエイターの活躍を後押ししていきます。

「そもそも創作大賞ってどんなコンテスト?」「どんな作品を応募すればいいの?」というみなさんの疑問や悩みにお答えするため、協賛編集部をお招きしたTwitterスペースを毎週木曜日に配信中。5月11日は富士見L文庫(KA

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【ラノベ】レーベル一覧&特徴

【ラノベ】レーベル一覧&特徴

随時修正、更新します。
R18は扱わない予定(私があまり詳しくないため)。
最終更新 2023.09.01

作品打ち切りのもっとも大きな原因の1つは「キャラクターを描くためのストーリー、設定」をつくっていないことである!

作品打ち切りのもっとも大きな原因の1つは「キャラクターを描くためのストーリー、設定」をつくっていないことである!

「打ち切り」これは、作者にとっても、そして読者にとっても、もっとも悲しいことである。
マンガや小説、ライトノベルなどさまざまなメディアで毎年多くの新しい作家がデビューしているが、その中で作家として作品を掲載、出版し続けることができる人はほんの一握りしかいない。

なぜ作品は打ち切られてしまうのか、なぜ続巻がでなくなってしまうのか? 長く続く作品、シリーズの続巻が続く作品とそうでない作品は、何が違う

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『鬼滅の刃』大ヒットの秘密に迫る! その(1)

『鬼滅の刃』大ヒットの秘密に迫る! その(1)

昨今の『鬼滅の刃』ブームには眼を見張るものがあります。

コミックス各巻は本屋さんで全巻ほぼ完売で入荷未定、グッズはバカ売れ、そして劇場版『鬼滅の刃』の興行収入は現時点で233億円超と報道されています(2020.11.18現在)。

留まることを知らない『鬼滅の刃』ブームですが、筆者はTVアニメもリアルタイムで見ていて、面白いジャンプ作品、そしてアニメ化を手掛けるのがufotableということで放

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物語の主人公にとってもっとも大切な要素は「主体性」である!

物語の主人公にとってもっとも大切な要素は「主体性」である!

物語の主人公は、その物語にとって特別な存在である。
なぜなら、物語は「その主人公を描くためにあるもの」だからだ。
主人公の魅力、人間性、主人公が経験すること、考え、思ったこと、感じたこと、行動したこと、主人公の生き様を描くのが、物語の本分なのである。

この主人公を生み出し、描いていくうえで、物語の主人公にとって非常に重要な要素がある。
それは「主体性」である。
「主人公」の「主」は「主体性」の「

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なぜ「ネタの出し惜しみ」をしない方が作品の完成度が上がっていくのか?

なぜ「ネタの出し惜しみ」をしない方が作品の完成度が上がっていくのか?

物語のネタを考えていて「うん、これはなかなかいいぞ!」というネタが浮かんだ時、今つくっている作品に組み込める場合は「惜しみなくそのネタを組み込む」のと「大事な時のために温存しておく」のとどちらがいいのだろうか。

当然、多くの人は「いいネタであればここぞという時に使うために温存した方がいい」と思うかもしれない。
しかし、じつは可能なら「そのネタを惜しみなく使う」方が、作品づくりに対してはメリットが

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“パクリ”を使って物語を発想する方法とは

“パクリ”を使って物語を発想する方法とは

創作活動をしていると必ず関わってくる問題に「パクリ」の問題がある。
「パクリ」という言葉は、人によって定義がさまざまであり、一概にコレ! と論じることは難しいが、大多数の人が抱くイメージは「猿まね」といった意味合いのものになるのではないだろうか。
もしかしたら、「パクリって盗作のことでしょ」と思う人もおられるかもしれない。
パクリって、何なの? やっていいの? ダメなの? パクリを活用した物語の発

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アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法」です。

アイデアをチェックするにはどのような作品を書くにせよ、最初はアイデアを出すところから始まります。

「悪役令嬢が現代に転生する話はどうだろう?」
「タイムリープを絡めた恋愛ものとかどうかな」
「異世界の探偵ものはいけるだろうか」

アイデアを出した

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セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「セリフでやりがちなミス」です。

やりがちなミス小説を書き始めたばかりのころは、いろいろ失敗するものです。

初心者の方がセリフでやりがちなミスには、以下のようなものがあると思います。

誰のセリフかわからない

〜が言った。が続く

冗長、または説明的すぎる

それぞれ見ていきましょう。

1.誰のセリフかわからない1つめは発話者がわ

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心の声の書き方〜小説のちょっとしたコツ

心の声の書き方〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「心の声の書き方」です。

心の声とは心の声とは、話者や視点人物が心の中で考えたり、思ったりしていることです。

内面描写や心情描写と言った方がいいかもしれません。

さまざまな表現の仕方があると思いますが、今回はよく使う3つの方法を見ておきましょう。

大きく直接的か間接的かの2つに分かれ、直接的な方はさらに2つの方法をよく見かけます。

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賭けになるアイデアで勝負しよう

賭けになるアイデアで勝負しよう

作家志望者さんでも、新人作家さんでも、アイデアや企画を考えるときは、「これは賭けになっているだろうか?」と自問してみるといいです。

今回は「賭けになるアイデアで勝負しよう」という話です。

賭けとはここで言っている「賭け」とは、簡単に言うと、

リスクを取っているか

ということです。

書き慣れてきたり、プロになっても売れない時期が続くと、とかく「安定側」のアイデアを出すようになるものです。

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読者の期待に応える〜担当編集さんにいつも注意されること

読者の期待に応える〜担当編集さんにいつも注意されること

作家になって何年か経っても、いまだに担当さんに注意されることをご紹介するシリーズ。

今回は「読者の期待に応える」です。

前回はこんなことを書いていました。↓

読者が望んでいること担当さんによく注意されることの一つに、「読者の期待にちゃんと応えてください」というものがあります。

これは要するに、

読者が望んでいることを、適切に提供してください

という注文なのですが、これがとても難しいので

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描写が苦手な人向けのコツ3つ

描写が苦手な人向けのコツ3つ

小説を書き始めたばかりの人の中には、描写が苦手な人も多いと思います。

「何を書けばいいの?」
「どういう順番で書けばいいかわからない」
「そもそも描写できない…」

そういう人向けに、知っておくといいポイントを3つほどご紹介します。

描写のコツ以下くらいを知っておくと、描写するときの見通しが立つと思います。

見たままを書く

メインの要素を書く

カメラの動かし方を知っておく

それぞれ見て

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視点変更をスムーズにするには〜小説のちょっとしたコツ

視点変更をスムーズにするには〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「視点変更をスムーズにするには」です。

念頭に置くこと最初に、小説のテクニックに関するおおまかな考え方を示しておきます。

視点変更に限らずですが、小説で何らかのテクニックを使う場合は、以下の式を覚えておくといいです。

読者の純利益 = 読者が予想する利益 ー 読みのコスト

もうちょっと簡単にすると

読者の得 = 面白さ ー 読み

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