谷口剛司
物語づくりに関する役立つメモやコラムをまとめていきます。
ストーリーの「型」となる「24のストーリータイプ」について解説していきます。
これまでご紹介してきた「主人公の行動」をもとにした「ストーリーの7つのカテゴリー」と各カテゴリーに属する「計24のストーリータイプ」をA4一枚のフローチャートにまとめてみました。 「お話をつくりたいけど思い浮かばない!」「どんなお話をつくればいいかわからない!」「キャラはできたが、ストーリーができない!」「ネタに詰まった!」という方は、ぜひこのフローチャートを利用してみてください。 ストーリータイプフローチャート: このフローチャートの使い方 このストーリータイプフローチ
今日2023年9月9日に、Amazonの電子書籍Kindleにて筆者の新刊、 『「ログライン」で生み出す物語のアイディア発想法+ログラインテンプレートVol.1付き』 が発売になりました! 【内容紹介】 この本は、物語のアイディア発想法として非常に注目を集めている「ログライン」についてその理論と活用方法を、初めての人にもわかりやすく解説したログラインの入門書です。 ログラインの基本、面白いログラインのメカニズム、ログラインのつくり方、ログラインを使ってストーリーを発
本日4月5日に、Amazonの電子書籍Kindleにて、筆者の新刊『「ライトノベルっぽさ」のつくり方』が発売になりました。 4月6日(火)17:00~4月7日(水)16:59までの期間、無料キャンペーンを実施します!!(キャンペーンは1日のみですので、ぜひ無料でゲットして下さい☆) 「小説は書けても、『ライトノベル』が書けない……」 ライトノベル執筆に挑戦している方のそんな悩みを解決する、ライトノベル特有の魅力である「ライトノベルっぽさ」の正体とそのつくり方を解説
昨今の『鬼滅の刃』ブームには眼を見張るものがあります。 コミックス各巻は本屋さんで全巻ほぼ完売で入荷未定、グッズはバカ売れ、そして劇場版『鬼滅の刃』の興行収入は現時点で233億円超と報道されています(2020.11.18現在)。 留まることを知らない『鬼滅の刃』ブームですが、筆者はTVアニメもリアルタイムで見ていて、面白いジャンプ作品、そしてアニメ化を手掛けるのがufotableということで放映前から非常に期待し、放映中は毎週大いに楽しんで観ていました。しかし、同作がここ
前回の記事において、作品のヒットには時代性が深く関わっており、作品をヒットさせるには現行の流行に左右されていない、その時の流行や時代性と逆を行くことがポイントになると述べた。 では、時代に左右されない、普遍的な、どの時代のどの国の人にもアピールできるような物語づくりの「ヒットの法則」はないのだろうか。 結論からいうと、それは「ある」。 それは、ヒットの「法則」というよりも、ヒット作に「共通する要素」といったほうが正しいかもしれない。 多くのヒット作は、例外なくその要素を
物語をつくっていて、できれば自分の作品がヒットしてほしいと願う気持ちは誰しもあるのではないかと思う。 「ヒット」という言葉は「商業的な成功」を意味していることはもちろんだが、つくり手はそれよりも「多くの人に作品を読んでもらえた」「多くの人を楽しませられた」「多くの人が自分の作品からさまざまな感想や考え、感情を見出せた」という方がうれしいかもしれない。 では、作品を意図的にヒットさせることはできるのだろうか? できるとしたら、どうすれば作品をヒットさせられるのだろうか? ヒ
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が『旅』をする」ロード・ムービーのカテゴリーに属するストーリータイプ20「スニーキング・ミッション」をご紹介したいと思います。 「スニーキング・ミッション」はどんな物語か?「スニーキング・ミッション」は、ロード・ムービーの中でも特徴的で特殊なストーリータイプです。この物語で描かれる旅は、「潜入、脱出」の旅になります。 この「スニーキ
ストーリーづくりで非常に重要な要素が「構成」である。 構成とは、ページ数の中でストーリーをどのように収めるか、出来事をどのような順番で、どのような分量で展開させるかである。 構成は物語にとっては生命線であり、いくらキャラクターが魅力的でストーリーの題材が面白くても、構成の面でしくじるとせっかくの面白さが台無しになってしまうこともある。 人物やストーリーを活かすも殺すも、すべてはこの構成次第なのである。 今回はこの構成について、考えていきたいと思う。 ストーリーの基本構
小説の執筆に取り組んでおられる方、あるいはこれから小説を書いてみようと思っている方にとって、小説はいざ執筆するとなるとなかなかにハードルが高いものである。 執筆しようにも、失敗したらどうしよう、面白くならなかったら執筆時間がムダになる、いい書き出しが思いつかない……などといった悩みが頭をもたげ、その不安が恐ろしくて、どんどん膨らんでいき、ついつい二の足を踏んでしまい、いつまでも書き出せない……ということも多いのではないだろうか。 今回は、不安や恐れを感じてしまって小説をなか
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が『旅』をする」ロード・ムービーのカテゴリーに属するストーリータイプ19「行きて帰りし物語」をご紹介したいと思います。 「行きて帰りし物語」はどんな物語か?「行きて帰りし物語」は非常に有名な古くからある物語類型の1つであり、現在も広くつくられている「行って、帰ってくる」物語です。 この「行きて帰りし物語」は、遠く、見知らぬ場所に迷い
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が『旅』をする」ロード・ムービーのカテゴリーに属するストーリータイプ18「冒険譚」をご紹介したいと思います。 「冒険譚」はどんな物語か?「冒険譚」はその名の通り「冒険」を描いた、ロード・ムービーの中でもオーソドックスでありながらもっとも人気が高い物語です。 この「冒険譚」の主人公は、住み慣れた故郷である平穏な日常を離れて、様々な困難
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が不思議な経験をする」エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーに属するストーリータイプ17「ミステリー」をご紹介したいと思います。 「ミステリー」はどんな物語か?「ミステリー」は、数ある物語の中でももっとも人気があるものの1つであり、エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーのストーリータイプの中では、他のものと
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が不思議な経験をする」エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーに属するストーリータイプ16「ホラー」をご紹介したいと思います。 「ホラー」はどんな物語か?「ホラー」は、日常生活に魔法がかかり、不思議や奇跡が現れるエブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーのストーリータイプの中でも、とくに特徴的、かつ誰もが知る「読
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が不思議な経験をする」エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーに属するストーリータイプ15「入れ替わり」をご紹介したいと思います。 「入れ替わり」はどんな物語か?「入れ替わり」は、日常生活に魔法がかかり、不思議や奇跡が現れるエブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーのストーリータイプの中でも、その不思議さと面白さ
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が不思議な経験をする」エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーに属するストーリータイプ14「『怪物』と友だちになる」をご紹介したいと思います。 「『怪物』と友だちになる」はどんな物語か?「『怪物』と友だちになる」は、エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーのストーリータイプの中でも、もっともハートウォーミングな
物語のストーリーは、「主人公の行動」によって7つのカテゴリー分類ごとに、計24の「ストーリータイプ(物語類型)」があります。 今回は「主人公が不思議な経験をする」エブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーに属するストーリータイプ13「もしも願いが叶ったら」をご紹介したいと思います。 「もしも願いが叶ったら」はどんな物語か?「もしも願いが叶ったら」は、日常生活に魔法がかかり、不思議や奇跡が現れるエブリデイ・マジック/ホラー/ミステリーのカテゴリーのストーリータイプ