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雅よのぅ~詩歌の世界~

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#創作大賞2024

目印は、、、、<短歌>

〇目印は 赤いリボンの ドアのノブ
     「わたしのおうち」 少女の認識

    

5歳半ぐらいの時。群馬から千葉に引っ越した。
一軒家から、団地へ。共に社宅である。
越して何日か経った頃、買い物から帰ろうとしたわたしは、困ってしまった。
見上げる団地の窓が、どれもこれも同じで、自分の家が分からない。
ずっと分からず、遂に入口の階段付近、駐輪場で泣いてしまった。
5、6分後。
声が聞こえた

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短歌3首

〇北本の 駅前途中 休息地
             羽根今下に トンボの遠足       

〇染む髪の 色は紅葉に マニュキュアも
             迷わず栗色  妙齢乙女        

〇菩提寺の 門を彩る 文(ふみ)紅葉(もみじ) 
             亡き者在る者 繋ぎゆくかも

         

お喋りは、、、、<短歌>


〇お喋りは 前の世・現世 されど親
           笑い「ちょーなの」 喃語(なんご)悲しき

※赤ちゃん。乳児。
2、3ケ月ぐらいから言う奴。喃語(なんご)ですよね。
アレって前世。&現世。前世での生涯と、これから(現世)でのざっとした道筋。それに対する自分の希望を、ざっとでも話しているのではないでしょうか?
一生懸命、教えよう、話そうとしているのに「ちょーなの」「ちょーなの」
テキトー

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短歌3首

〇桐生市(ふるさと)を 呼ぶも疎遠や 祖母・伯父も
             亡き者あらば その日々を見ず
                                 

〇山形に あり最上亭 駅ビルの
             頂きその品 彩りの四季

             

〇二十歳過ぎ 還暦目の前 気がつけば
             夫婦も背筋 丸くなるやも

        

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川柳5句

〇する人の 勇気に拍手の 一人旅

〇温泉へ ゆく前菩薩寺 墓参り

〇水面下 いつも病が 横行す

〇妄想で 住宅購入 ローンなし

〇仕事コツ 新入社員も 掴む頃

「育む」を、、、、<短歌>

○「育む」を 主観に乳児に 犬猫を 
  抱かせゆく親 知るもそは「獣(じゅう)」

 

※良く幼い子。
乳飲み子からホンの幼児。1、2歳児をペット。
犬だの猫とに抱かせ、写真や映像を公開したりする親がいますが、何ですかね?テレビや新聞・雑誌等でも募集。
子供の健康や怪我を思わないの?

だって獣(けもの)。獣(じゅう)なんです。犬や猫って。
鋭い爪で、子供の皮膚。柔らかい皮膚を傷つけたらと思わ

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俳句5句

〇エスプレの 哲学秋の 夜に合えり

〇一人飲む 茶店でオ・レを 秋の夕

〇カステラを 盛る平皿の 型紅葉(もみじ)

〇赤蜻蛉 迷いつ進む 青き空

〇クラス会 湯けむり伊香保に 笑う影

「仙台」と、、、、<短歌>

〇「仙台」と 「持たぬ故郷(ふるさと)」 共(とも)M・K
                  思い出汽笛は 転勤の中

    

※「M・K」=向田邦子さんと、小池真理子さん。同じです、イニシャル。向田さんは、鹿児島時代の思い入れが強いようですが、仙台。
父親の転勤で小学校の一時期に過ごした仙台も忘れがたく、良く書かれています。
小池さんは高校時代。やはり父親の転勤で。
向田さんの父親に負けず

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短歌と俳句と川柳~駄菓子屋さん~

○お使いの 駄賃握りし 駆け走る今日も
               夢の地 暖簾駄菓子屋
                 <短歌 なかむら>

○駄菓子屋で 買えりラムネの 味透けゆ
                <俳句 なかむら>

○駄菓子屋の 雰囲気時超え 別世界
               <川柳 なかむら>

※縁があるものの1つに、わたしの場合、駄菓子屋さんだ。
群馬にいた頃、

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AIで、、、、、<短歌>

○AIで 夢を現実(まこと)へ 天国の
             手塚「やっと」と 令和見たるる

※四六時中の、大騒ぎ。
岸田さんの言葉を借りれば「異次元の対策」。
グラフを見せて「このままでは」。
ワイドショーでも言ってます。

が、怖くない。狼、ですか?石野真子。もとい。
少子化&労働人口減少云々なんて、怖くあるまい。
日進月歩どころか、毎日進化。AI技術が素晴らしい。
思えば、平成の二桁ス

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川柳10句~しりとり~

〇新築も  プロパンガスじゃ  売れないね

〇売れないね  二世タレント  ピンならば

〇ピンならば  思い出すのが  ボーリング

〇ボーリング  あのピンぶっ太(と)い  一升瓶

〇一升瓶  今ではパックが  主流です

〇主流です  みんなどうこう  日本人

〇日本人   この50年の  衣・食・住

〇衣・食・住  いつの次代も  大変ね

〇大変ね  幼児も子供も  親の意思

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実印を、、、、<短歌>

〇実印を 迷路見立てし 爪楊枝
          我としゆくも 迷い迷えり

        

※群馬県なら「毒島(ぶしじま)」、東海地方は「勅使河原」、沖縄県は「喜屋武(きゃん)」等々。地方ならではの姓字。
引っ越した先に売ってないなど、場合によっては、三文判でも注文となる。が、実印。
姓字と名前が1つとなって、円(まる)の中にとなるそれ。
わたしのような平々凡々。
姓字も名前も2文字軍団(

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写真すら、、、、<短歌>

〇写真すら あれば戻るも その記憶
          鬼太郎ポシェット 当選品の

   

※「ゲゲゲの鬼太郎」凄いですね、このアニメも。
最近、出生の秘密を解き明かした、映画も公開。
「我が巨人軍はならぬ「我が鬼太郎は、永遠に不滅です」
「スタバはなくても、スナバはある」
知事発言で一躍、注目された某県。今やスナバ以上に、砂掛け婆あが迎え撃つ施設。鬼太郎ファミリーのお出迎え。
鳥取砂丘、知事

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雪国の、、、、<短歌>

○雪国の 蒼き空ゆく 宇宙(コスモス)を
               賢治見し夢 銀河鉄道

          

※昔。一時的に、宮沢賢治が好きでした。
「雨ニモ負ケズ」でも分かるように、刹那的な生き方に憧れていた。
2、3年、凝りました。

写真は当時、某社から出版されていた全集の、某巻。
「銀河鉄道の夜」が収録されている巻ですので、表紙からして特別です。 あの頃、夢中になって読み、「素

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