誰でもないあなたへ こんにちは。 この文章は特定の誰かに宛てたものではなく、ただこれまでの人生で考えてきたことが形として存在するために書いた文章です。意味など元…
後悔してることがたくさんある 戻れないという現実に嗚咽する もう遅いと肩を叩かれる 肩を叩いたのは死だった 振り向いたら死がすぐそこに立っていた 私の頬の涙を優しく…
ウィスキーの氷が溶ける音がした きっと私が生きるこの日々も ウィスキーの氷のように溶けていくんだろう わかっていても哀しいものがある 今までの人生はどうだっただろう…
「自分は自分の人生の観客です」 昨年受けた授業の講師が、そう私にコメントをくださいました。 自分は自分の人生の観客。 生きているとどうしても主観が邪魔をしてきて、…
死んだ後の世界を思い描いてる。やっぱり、死んでしまった方が生きているより魅力的に思える。これは今、自分が精一杯生きていないからなのかもしれない。 私が死んでも変…
海について考えている。広い大きな水。どこまでも続いていて、塩っ辛くて、青く、大きな音を立てる。巨大な母体のよう。誰かが流した悲しみの涙と、嬉し涙を、全て混ぜ込ん…
私がすぐに死ぬとしたら謝罪と感謝を口にしよう 今まで出会ったすべての人にありがとうを伝えよう 傷つけてしまった人にごめんなさいを言おう 笑い合った日々には微笑みで…
何度も絵に救われた人生だった 絵をみるために生きていたよ この数年 息を飲み 心揺れ 苦しく そして美しかった 眩しかったよ 絵の具の明るさは 輝きは 海の光とも …
行きには積もっていた雪が 帰りには溶けていたりするだろう そんな風に日々を溶かして 僕らはどこまで行けるのだろう きっと少しの違いなんだ この目に見える景色っての…
上を向いて仰向けに飛び降りたら、最後に見る景色は空になるのか 最後の最後まで空は綺麗だなんて思うんだろうか
2023.10.25 遺書を書いてる私の気持ち 手紙書いてる私の気持ち 書き損じ捨てる私の気持ち 昔思い出す私の気持ち 未来思い描く私の気持ち あなたの気持ち考える私の気持ち …
祖母の家の玄関口には 真っ赤なゼラニウムが咲いていた 身を寄せ合う花弁 みんな一緒に冬を越すのだろう 少し羨ましい 誰かと隣にいる花弁が少し羨ましい 花言葉を調べる…
耐えるしかない そう言われました なんとか耐え凌げば次の日には楽になる 辛い夜を音楽や動画を見て耐え凌ぐ 眠って朝が来て そこまで耐える 耐えましょう。 耐えましょ…
電車 山手線外回り 座席に座ると、向かいの席の足元奥にレッドブルの空き缶が転がっている きっと誰かが放置した、空き缶 数駅過ぎ、列車はカーブ 転がってくる空き缶 隣…
2023.12.7 タイではゆっくり人が過ごしてる、ゆっくり生きても良いんじゃない、って話を聞きました なぜか泣きそうになった ゆっくり生きても良いのかな 私もゆっくり生き…
どこにでもある悲しい話 突然の別れ ひどい仕打ち 涙の跡 転んで擦りむけた膝 青い痣 目の下のクマ 地面が揺れる 浮かんで落ちる埃 飲み込む水 瓦礫の山 足元に残る砂 呼吸…
E owl
2023年8月16日 21:50
誰でもないあなたへこんにちは。この文章は特定の誰かに宛てたものではなく、ただこれまでの人生で考えてきたことが形として存在するために書いた文章です。意味など元より無いものです。したがって、ここで書くことは決してあなただけに言っているわけではない。ただ私が覗き見た世界。そこだけは忘れずにいていただければ幸いです。生きていると幸せで堪らない瞬間が幾度となく押し寄せます。これは精一杯生きる人への
2024年6月8日 17:45
後悔してることがたくさんある戻れないという現実に嗚咽するもう遅いと肩を叩かれる肩を叩いたのは死だった振り向いたら死がすぐそこに立っていた私の頬の涙を優しく指で拭って微笑み返してきた一緒に旅に出ようそう死が言うものだからつい微笑み返し一緒だねと答えた一緒だよ死が答えた
2024年6月6日 20:44
ウィスキーの氷が溶ける音がしたきっと私が生きるこの日々もウィスキーの氷のように溶けていくんだろうわかっていても哀しいものがある今までの人生はどうだっただろうか?誰かを大切にできたろうか?誰かの大切になれただろうか?あまりに唯物的で目も当てられない私の人生はウィスキーの氷だった
2024年4月8日 19:08
「自分は自分の人生の観客です」昨年受けた授業の講師が、そう私にコメントをくださいました。自分は自分の人生の観客。生きているとどうしても主観が邪魔をしてきて、もがいて、もがいて、また立ち上がって、苦しくなって、何をどうすれば良いかわからなくなってしまう。それでも先生の言う通り、観客でいられたら人生の観客でいられたら私たちは、もう少し楽に生きられるのかもしれません。とてつもなく悲し
2024年3月26日 19:37
死んだ後の世界を思い描いてる。やっぱり、死んでしまった方が生きているより魅力的に思える。これは今、自分が精一杯生きていないからなのかもしれない。私が死んでも変わらず朝日が昇る。春の日差しは私以外に降り注ぐ。日が暮れて、街が眠る頃、そういえば私は死んだのだと思い出す。きっと涙してくれる人は多くないけれど1人や2人はいると信じたい。私は私以外にどんな私として映っていたのだろう。私が死んだ後
2024年2月24日 10:22
海について考えている。広い大きな水。どこまでも続いていて、塩っ辛くて、青く、大きな音を立てる。巨大な母体のよう。誰かが流した悲しみの涙と、嬉し涙を、全て混ぜ込んでしまう。優しさで人を慰めることもあれば、猛威をふるって人を谷底まで突き落とすこともある。海よ、どうか、悲しまないでおくれ。あなたのその悲しみが喜びへと変わるその日まで、一緒に生きよう。
2024年2月20日 09:48
私がすぐに死ぬとしたら謝罪と感謝を口にしよう今まで出会ったすべての人にありがとうを伝えよう傷つけてしまった人にごめんなさいを言おう笑い合った日々には微笑みで返そう今死んでしまうのなら今好きなものを思い返そうあの日泣いたことを恥ずかしがろう傷つけられた言葉には正しさを言い返そうもう死んでしまうのなら涙を流そう赤子の時と同じように、世界を涙で満たそうそして酸素を吸い込んでめいっぱい
2024年2月17日 14:40
何度も絵に救われた人生だった絵をみるために生きていたよ この数年息を飲み 心揺れ 苦しく そして美しかった眩しかったよ 絵の具の明るさは 輝きは海の光とも 星の光とも目がくらむと 次第に自分の小ささに 恥じ 虚しさ 孤独 川の流れのように押し寄せる後悔そして 見たこともない景色への憧れ 人々への共感失うことの悲しさ 小さな希望 熱い眼差しつながる 時間も場所も全てを無いものとして
2024年2月7日 14:53
行きには積もっていた雪が帰りには溶けていたりするだろうそんな風に日々を溶かして僕らはどこまで行けるのだろうきっと少しの違いなんだこの目に見える景色ってのは変わっていくのは僕たちのほうだった流れ流れ行く胸中の焦燥だけで春を待つ行かないで行かないで溶けて行かないで春なんかを連れてこないで流れ行くその水は雪解け水か いや僕の涙か
2024年1月15日 11:22
上を向いて仰向けに飛び降りたら、最後に見る景色は空になるのか最後の最後まで空は綺麗だなんて思うんだろうか
2024年1月11日 17:31
2023.10.25遺書を書いてる私の気持ち手紙書いてる私の気持ち書き損じ捨てる私の気持ち昔思い出す私の気持ち未来思い描く私の気持ちあなたの気持ち考える私の気持ち涙流した私の気持ちポストカード添える私の気持ち写真載せる私の気持ち文字に起こした私の気持ち気持ち追い越す私の気持ち何も苦しくないと書く気持ち幸せでいてと書く気持ち笑っていてと書く気持ちすべてさらって逃げ出
2024年1月1日 19:28
祖母の家の玄関口には真っ赤なゼラニウムが咲いていた身を寄せ合う花弁みんな一緒に冬を越すのだろう少し羨ましい誰かと隣にいる花弁が少し羨ましい花言葉を調べると「信頼」「君ありて幸福」「あなたがいて幸せ」君ありて幸福そうだただいるだけで、なんて書いた詩人もいるあなたがいなきゃ何にもならないあなたがいるから幸せなの今この文章を読んでいるあなたあなたがいて幸せですあなた
2023年12月21日 21:05
耐えるしかないそう言われましたなんとか耐え凌げば次の日には楽になる辛い夜を音楽や動画を見て耐え凌ぐ眠って朝が来てそこまで耐える耐えましょう。耐えましょう。耐えましょう。もう疲れてしまいました朝が来るたびに昨夜死ねばよかったと思うそんな日々に耐えなければいけないなんていつまで耐えれば良いですか?28、29歳になって脳みそがやっと落ち着く?そんなのそんなのキツす
2023年12月7日 19:36
電車山手線外回り座席に座ると、向かいの席の足元奥にレッドブルの空き缶が転がっているきっと誰かが放置した、空き缶数駅過ぎ、列車はカーブ転がってくる空き缶隣の席のお兄さんの足元に転がりつくまた数駅過ぎ目的の駅に到着私が立ち上がるとそのお兄さんも同じ駅で降りるようだった向かいに座る男性が、なにやらお兄さんを見ているなにかと思い隣を見ると、足元の空き缶を拾って立つお兄さんみんな見
2023年12月7日 17:43
2023.12.7タイではゆっくり人が過ごしてる、ゆっくり生きても良いんじゃない、って話を聞きましたなぜか泣きそうになったゆっくり生きても良いのかな私もゆっくり生きたいゆっくり生きたいよ
2023年12月6日 13:49
どこにでもある悲しい話突然の別れひどい仕打ち涙の跡転んで擦りむけた膝青い痣目の下のクマ地面が揺れる浮かんで落ちる埃飲み込む水瓦礫の山足元に残る砂呼吸困難冷たい肌滴る冷や汗鼻の奥がツーンとする込み上げる胃液止まらない咳紫色の唇充血した目腐敗する有機物悪寒眩しい朝盲目の夜世界の塵明日の嘆き未来の醜聞カタストロフィ