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日常のあれこれ𖧧˒˒

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生粋のいじめられっ子だった暗黒学生時代を過ごし、自己肯定感を見失い苦しんだ20代を過ごした私が、「自分らしさ」を見つけて前向きに生きられるようになったヒントと、日常のあれやこれや…
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#言葉

私はただ素足のまま地を歩き続けていたいのです。

私はただ素足のまま地を歩き続けていたいのです。

「心の強い方なんですね」

これは私のエッセイの読者さんに頂いた言葉です

皆様からいただくコメントは
どれも温かいものばかりで
思い思いのご感想をいただけることが
とても嬉しく感じていますが

このお言葉だけは
嬉しいだとか、優しい気持ちになるだとか、
喜怒哀楽どの感情にも引っ掛からない気持ちが芽生え
なぜかずっと心に残り続けています

どうしてなのでしょう?

「私の心が強い」か・・・

もし

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傷つけた相手に皮肉を込めて「ありがとう」と言ってやろう。

傷つけた相手に皮肉を込めて「ありがとう」と言ってやろう。

言葉にはチカラが宿っている

人を笑顔にすることもできる

労うこともできるし
涙を拭うこともできる

だけど傷つけることも簡単にできる

最初は注射の針でチクッと刺されたくらいの
小さな痛みだったものが

身体中にじんわり広がって
どんどん呼吸が苦しくなって

涙が溢れたり

涙すら出なくなったりする

知らず知らずのうちに
言葉の持つ大きなチカラは誰かを傷つけてる

分かってる

みんな分かっ

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恩は羽織らせるもの

恩は羽織らせるもの

先日、職場の同僚と立ち話をしている時に

「いつもあの人は手伝ってくれないんだよね」

という話をされたことがありました

私たちの仕事は写真スタジオのスタッフで
撮影、編集、アシスタント、など
すべてをオールマイティーにこなし

撮影スケジュールに合わせて
それぞれの役割を担って撮影を回していきます

そして撮影の進み具合や状況を確認しながら
お互いサポートをし合います

たとえば撮影小物を片付

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わたしは貴方と分かり合いたいのです。

わたしは貴方と分かり合いたいのです。

専門学生のころから
大好きな洋服屋さんがあり
学校に行く時もプライベートも
その洋服屋さんの服ばかりを着ていました。

ある日いつものように
そのお店で買ったTシャツを着て
電車に乗っていると
座席の向かい側に座った白髪の外国のおじさまが
不思議そうにジッとこちらを見ていたのです。

・・・なんだろう。
私なんかしたかな?

おじさまにバレないように一瞬チラッと見ると
おじさまの目線がわたしのTシ

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ねぇ、くるみ。この街の景色はきみの目にどう映るの?

ねぇ、くるみ。この街の景色はきみの目にどう映るの?

分岐点に立たされたとき、悪気のないだれかの言葉に勝手に落ち込んでしまうとき、心の奥底にいる弱い自分が顔を出すときがある。
あの日のわたしだったら、きっと悩みすぎて選択をすること自体を諦めてなんとなく歩んでいただろう。あの日のわたしだったら、ありのまま受け止めて落ち込んで涙を流していただろう。

あの日のわたしが今のわたしに問いかける。

「ねぇ、きみの目にはどう映っているの?」

「誰かの優しさも

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私の過去を小さな瓶に詰めて、noteという大きな海に流してみようと思った上半期。

私の過去を小さな瓶に詰めて、noteという大きな海に流してみようと思った上半期。

私には忘れたくない過去と
忘れ去ってしまいたい過去がある。

私にとっての忘れ去りたい過去は
学生時代に塞ぎ込んでいた頃のこと。

こんな私の暗い身の上話なんて
笑い話で片付けることも
酒のつまみにもならないし
誰かに話したことはほとんどない。

話すつもりもなかったし
過去は過去のまま仕舞っておいて
墓場まで持って行こうとすら思っていた。

それでも大人になるにつれ
どこかでその過去が足枷となる

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多様性の時代の私より、泣いてばかりだった幼き日の私へ。

多様性の時代の私より、泣いてばかりだった幼き日の私へ。

過去を顧みるなとよく言いますが、今の自分にとって利益だと思えることについては振り返ってみてもバチは当たらないでしょう。

今日はそんな過去と現在のお話。

最初に紹介した言葉はアリス・イン・ワンダーランドの冒頭に、幼いアリスに対して父親が伝えた言葉です。

ワンダーランド(不思議の国)の夢ばかりを見てしまう
幼いアリスが寝ぼけ眼で父に問います。

「私はおかしくなったの?」

父は優しくアリスの頭

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心を広くする大切な言葉。

心を広くする大切な言葉。

「日日是好日」

皆さんはこの言葉をご存知でしょうか?
禅語のひとつで、よく和室の鴨居の上に飾ってあったりしますよね。

この言葉は直訳をすれば
来る日も来る日も楽しく平和なよい日が続く
という意味になりますが人によって捉え方は様々でしょう。

私がこの言葉に出会ったのは、その名も「日日是好日」という映画に出会ったことがきっかけでした。樹木希林さんの日本映画の遺作と呼ばれていたのでご存知の方も多い

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