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#サッカー

#47 選手が結果を出すためには、まわりとの信頼関係をどう築けるかが肝心

#47 選手が結果を出すためには、まわりとの信頼関係をどう築けるかが肝心

お久しぶりです。

今年に入ってnoteの記事を書けていなかったので、
まず初めに簡単な現状報告をします。
ご興味の無い方は飛ばしてお読みください。苦笑

今シーズン公式の発表では

福島ユナイテッドFCのトップチームおよびアカデミーのS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチ

として主に活動しております。

その他、
・仙台大学女子サッカー部
・小中高校生
・プロゴルファー
以上の方々へ

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#46 こどもの意志や選択をどこまで尊重するか

#46 こどもの意志や選択をどこまで尊重するか

こんにちは

タイトルにもあるように、「こどもの」 とは書いていますが、私の仕事においては 「選手の」 と置き換えることもできると思います。

親や指導者として、私が直接こどもや選手に対してできることというのは案外少なく、私が直接関わらないようにした方が良いことの方が最近多いなと感じています。

放任ではいけませんが、どうやってこどもや選手自身がある程度の失敗も含めてさまざまな行動を起こしていける

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#45 正論を振りかざさない

#45 正論を振りかざさない

こんにちは

ようやく秋らしい気候に変わるとともに、
あっという間に秋も過ぎ去り、すぐ冬が来るんだろうな 
と思いながら最近過ごしています。

実は今年の5月から、stand.fmから音声配信を継続しています。
毎日ではなく、基本は平日のみ(時々休み有)の配信をしているのですが、
今回は一部加筆もありますが、過去に配信したお話をnoteの記事にしてみようと思います。

もしお時間あれば、移動中やラ

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#41「自主性を促す指導」について考えてみる

#41「自主性を促す指導」について考えてみる

最近はトップチームだけでなく育成年代のトレーニングに関わることが多くなってきていることから、

相手が考えられる余白を作ること(自主性を促すこと)ができる指導とはどんなものなのか?

といったことを考えながら仕事をすることが多くなりました。

そのために指導者側が配慮しておきたいことは

以上の3つと言われています。

「自主性を促すこと」と「放任」

先ほどあげた3つ(信じること、教え過ぎないこ

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#40 自分の中に2つの異なる考え方を共存させておくこと

#40 自分の中に2つの異なる考え方を共存させておくこと

こんにちは!

Twitterでも不定期ではありますが自分の活動を投稿しておりまして、
先日、約1週間の日本高校選抜のデンソーカップへの帯同を終えたところです。

個人的には花粉に苦しませられた大会となりましたが、、(涙)(鼻水)
高校選抜として参加して3年目にして、大学生を相手に初めて1勝することが出来たのは本当に嬉しかったです。

2年に渡りこういった選抜チームに関わるスタッフ(トレーナー)と

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#39 様々なカテゴリーに関わる中で感じた「選手によって異なるS&Cコーチに対するニーズ」

#39 様々なカテゴリーに関わる中で感じた「選手によって異なるS&Cコーチに対するニーズ」

昨日、福島ユナイテッドトップチームの2022シーズンの公式戦が終了しました。

今シーズンも応援していただきありがとうございました。

今シーズンから私個人としては、ユースチームの設立と共にアカデミーの専属S&C(ストレングス&コンディショニング)コーチとなり、トップチームへの関わり方が変わりました。

昨年から変化した私の業務内容

福島ユナイテッドにおける業務の変化としては、

【2021】

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#35 試合に出ること以外、選手に成長できるチャンスはあるのか

#35 試合に出ること以外、選手に成長できるチャンスはあるのか

結論から言うと、個人的には選手は試合に出る機会がなければ成長はしない(成長するとしても緩やかに)と思っています。

今回は私がそう思う理由についてまとめてみました。

トップチームとアカデミーの体制とマネジメント方法の違い

先日、試合に出れなかった選手のマネジメントについてミーティングで話し合う機会があり、こんなツイートをしました。

引用元の動画もぜひご覧ください。

1つのチームといっても、

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#34私が思うこれからのチーム専属フィジカル担当コーチに求められる重要度が高い仕事

#34私が思うこれからのチーム専属フィジカル担当コーチに求められる重要度が高い仕事

こんにちは。

まずは2021シーズン応援いただきありがとうございました。
結果は5位と過去最高順位で終えられましたが、課題もたくさん出たシーズンとなりました。

良かった部分、改善が必要な部分を客観的に分析し、各自新たなシーズンに活かしていければと思います。

さて、話は変わりますが、先日noteの今年の振り返りのデータを見たら、今年アップした記事がたったの2件…

言い訳にはなりませんが、現在

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#31 優しい嘘はいらない

#31 優しい嘘はいらない

なんだか今回のタイトルにはパンチがありますね笑

今回は現場でトレーナーとして仕事をする中で、教科書などにはあまり載っていない様な正解がはっきりしない話について書いてみます。

チームの橋渡し役チームにおけるトレーナーの役割の1つが、コーチ・選手をつなげる橋渡し役であると私は認識しています。例としては、

①選手のコンディションをコーチと共有する
②選手が直接コーチに聞きづらい(伝えにくい)事を聞

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#22 「やらない」という選択

#22 「やらない」という選択

こんばんは。
シーズンも残り9試合と、後半戦に入っています。
後半戦に入ると、一般的にはやはりシーズンを通して戦ってきた疲労によって怪我人が増えたり、カードの累積によりレギュラーメンバーが変化する機会が比較的増える傾向にあります。

そんな中でもリーグ上位に入るチームは、代わりの選手の活躍等によって良い結果に結びつけることが出来ているように思います。

そうです、いままでなかなか出場機会の無かった

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#21 目的の違いは悪ではない

#21 目的の違いは悪ではない

一時期の暑さも少し和らぎ、秋の訪れを少し、ほんのすこーしだけ感じる今日この頃皆さんいかがお過ごしでしょうか。
朝晩の気温差があるので、体調を崩さないよう気をつけたいですね。

さて、実は先日以下のようなツイートをしました。

「無料で治療やトレーニング指導をする」その意図は様々だと思います。
・昔からの長い付き合い
・金銭的に苦しいアスリートを少しでもサポートしたい
・知り合いからの紹介だ

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#20 失敗は成功のもと

#20 失敗は成功のもと

以前の投稿でも書きましたが、小学6年生の息子がドッジボールのチームで全国大会を目指し日々練習に励んでいます。

2年生からチームに入り、この4年間息子のことはもちろん様々な子供たちの成長過程をみさせてもらいました。

ボールを投げても10mも飛ばない子
声も出せず、泣いてばかりいた子
すぐに痛がって練習を休んでしまう子

そんな子たちがどんどん成長してたくましくなっていきました。

ただ、それは右

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#19 自分の感情を受け入れる

#19 自分の感情を受け入れる

最近、ツイッターなどSNSを眺めていると、メンタルについての投稿が目につきます。

どんな仕事をしていても、人と接する仕事であればおそらく、
喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、焦り、苛立ち…などといった様々な感情を抱くことが多くあると思います。

若い頃は特にこういった感情に左右され、仕事のクオリティが下がったり、調子に乗って肝心なことを忘れてしまったりといった失敗を沢山していました。

ただ、

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#18「伝える」と「伝わる 」

息子が今6年生で、とあるスポーツをしています。
キャプテンにもなり、チームを引っ張っていく立場として試行錯誤をしながら自分なりに頑張っているようです。

小学生のチームなので、指導者はもちろん保護者の方々の支援なくしては成り立たちません。私もなかなか仕事柄スケジュール的にかかわることが難しいですが、できる限りのこと(練習への顔出しや、試合動画をYouTubeへアップ等)は取り組むようにしていま

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