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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年5月の記事一覧

店長あるあるなあなあ日記〜師匠を見つけろ〜

店長あるあるなあなあ日記〜師匠を見つけろ〜

店長の孤独。

経営者の孤独があるように

店長には店長なりの孤独がある。

それに耐えきれずに部下の位置まで降りて

仲良しこよしのチームをつくってしまう。

悪気はないのだ。

孤独からの回避としての行動だ。

けれどもその行く先に

目指すゴールがあるだろうか?

到達したいゴールがあるならば

部下と横並びになっている場合ではない。

ではどうすればよいか?

それは…

師匠をみつけるこ

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店長あるあるなあなあ日記〜ないない君になってない?〜

店長あるあるなあなあ日記〜ないない君になってない?〜

あるある、なあなあ、の流れから…

ないない君
店長をしているとプレイヤーのときよりも

いろいろなことに気づくだろう。

お店のできていないこと

スタッフのできていないこと

自分にとって足りないこと

もうこれだけしか時間がないこと

「あれっ…ないないばっかり」

そうだ。

なぜか、ないことばかりに目がいって

指摘ばかりの毎日を繰り返してしまう。

指摘されるほうはつらい。

でも指摘

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店長あるあるなあなあ日記〜拝啓:目の上のたんこぶ様〜

店長あるあるなあなあ日記〜拝啓:目の上のたんこぶ様〜

年上部下

年功序列の時代が終焉を迎えようとしている

そんな世の中においてその存在は

増加していくことは間違いない。

というか、自分もそうなっていくだろう。

年下上司のもとで働くことも想定したい。

誰もが組織のピラミッドにおいて

順調に上にのぼっていけるわけではない。

出世を目指すことは否定しないし

成長速度を加速させてくれる、

良き目標設定となることもある。

ただし、過度な出

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店長あるあるなあなあ日記〜逆から進んでみる習慣〜

店長あるあるなあなあ日記〜逆から進んでみる習慣〜

1週間後にイベントがスタートする。

そのイベントに向けてチームのみんなが

自分ができることから準備を始める。

各パートにわかれているわけではなく

一人でできることなのに二人、三人と集まってくる。

なんだかワイワイと楽しそうに作業をすすめているようだ。

店長はというと、忙しくあちこちと連絡をとりながら

なんとなく部下がやっていることを

確認したりしなかったり。

そしてイベント当日…

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店長あるあるなあなあ日記〜ぼくはスーパーマンじゃない〜

店長あるあるなあなあ日記〜ぼくはスーパーマンじゃない〜

ある日突然「店長」という肩書が

名刺の名前の上に刻まれる。

店舗の規模にもよるとは思うけど

それでも店長というのはなんだか

責任のありそうなネーミングだ。

しかし勘違いしてはいけない。

店長=スーパーマンではないのだ。

特に新米店長にありがちなのが

「なんでもかんでもやろうとする」

そして

「キャパシティをオーバーする」

さらには

「自信を喪失して元気がなくなる」

そんな

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本の棚 #97 『人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!』

本の棚 #97 『人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!』

『人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!』
午堂登紀雄

「あきらめる」にはネガティブなイメージが付きまとう。

逃げたり、投げ出したり、拒絶したり…

しかし、自分の人生をふと思い返せばあきらめていることのほうが多いことに気づく。

それはよくないあきらめだったのだろうか?

後悔するようなあきらめだっただろうか?

未来を明るくする前向きなあきらめ方

なかにはその手のあきらめもあるはずだ。

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店長あるあるなあなあ日記〜自分がやったほうが早い病〜

店長あるあるなあなあ日記〜自分がやったほうが早い病〜

部下にある仕事の指示を出すとする。

それがなかなかに遅い…

まだがまだかと気になり、ソワソワしながら待つ

部下ができたものを持ってきたと思ったら、これじゃだめだ…もう一度。

あぁ待ちきれない…

そして、ついには自分がやってしまう。

まただ…

何度この過ちを繰り返せば気が済むんだ。

スタッフは経験を積むにつれて

どんどん成長してくれると思ったけど

なんか思ってたのと違うぞ。

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本の棚 #96 『1%の努力』

本の棚 #96 『1%の努力』

『1%の努力』
ひろゆき

サボる才能はあるか?

そんな問いから本書は始まる。YouTubeでひろゆき氏のチャンネルを見ることはあるが、そもそもの生き方のスタンスがおもしろい。

まず、「働かなくてもいい」ということをよく言う。表面的にその言葉だけを聞いて反発する人も多いが、人の話はよく聞かなければならない。その裏にある理論までしっかりと理解してから意見を言いたいものだ。

最初の問いも、タイト

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店長あるあるなあなあ日記〜人のせいにしない〜

店長あるあるなあなあ日記〜人のせいにしない〜

「人のせいにしない」とは

他人のせいにしないそして

自分という人のせいにもしないえっ、自分のせいじゃないの?

一般的には「他責にするな、自責で考えろ」

ただ自分のせいというのは、なかなか受け入れられない人も多いのではないか。もちろん、素直にそれができる人はそれでいいと思う。今すぐ違う記事を読むことをおすすめする。

とはいえ、責められると守りたくなったり、逆上したり、嘘をついたり、あまり良

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店長あるあるなあなあ日記〜細部に神は宿る〜

店長あるあるなあなあ日記〜細部に神は宿る〜

「Retail is detail.」
小売業、小売店は細部に目を向けることが大切だ。
そのなかでも一番わかりやすいのが清掃、つまり「そうじ」だと思う。

きれいなお店と汚いお店だとどちらでものを買いたいか?そんな野暮な質問に意味はないが、きれいにしておく習慣を甘く見てはいけない。

飲食店における清潔感はだれしも求めるところであり、もはや当たり前の域に達しているin JAPAN。稀に油ギトギトの

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本の棚 #95 『The Choiceー複雑さに惑わされるな!ー』

本の棚 #95 『The Choiceー複雑さに惑わされるな!ー』

『The Choiceー複雑さに惑わされるな!ー』
エリヤフ・ゴールドラット

人生は選択の連続である。
新しい試みがうまくいかないとき、選択肢は二つある。一つは、結果に対して不平をブツブツもらすこと。もう一つは、何をどう修正しなければならないのか、その結果から新たな知識を獲得することだ。

人はいつもどちらかの選択をしている。どちらの選択を続けることが、自分を明るい未来につれていってくれるのだろ

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本の棚 #94 『死ぬこと以外かすり傷』

本の棚 #94 『死ぬこと以外かすり傷』

『死ぬこと以外かすり傷』
箕輪厚介

こけないように、怪我しないように慎重に歩くことにどれだけの効用があるだろう。

「死なない程度に失敗しろ」というのはどこかで耳にした言葉だが、それくらい必死になって何かに取り組んでみてもいいんじゃないか、それくらいやらないと人生そんなに面白くないよ、という意味にもとれる。

旅をしていて感じるのは「トラブル起きないかなぁ」と期待している自分がいること。
高校の

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店長あるあるなあなあ日記〜向き合うべき相手は?〜

店長あるあるなあなあ日記〜向き合うべき相手は?〜

世の中の「店長」と呼ばれる人たちに向けて何か発信できることがないか…社内研修では学ぶことができないもっと身近で日常的なこと、いわゆる「あるある」について自身の経験談や、指導している店長を通して感じることなど、役に立つかどうかはわからないが綴っていこうとふと考えた。

ちなみにタイトルは三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』から頂戴しており、「なあなあ」は方言で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」とい

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本の棚 #93 『一生、同じ会社で働きますか』

本の棚 #93 『一生、同じ会社で働きますか』

『一生、同じ会社で働きますか』
山崎元

未来のことは誰にもわからない。
本人が働くつもり満々でも会社が倒産したり、リストラせざるをえなくなったり、そんなことは日常茶飯事になっている。

本人の気持ちが会社から離れて別の居場所を探すことも、昔に比べると「当たり前」になってきているし、前向きな転職なんてたくさんある。

「選択できる、選択しやすい」世の中になっているからこそ、意識的に、いや戦略的に選

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